SSブログ

BILLY OCEAN『TEAR DOWN THESE WALLS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼の7枚目のアルバムである。1984年の「SUDDENLY」からは黄金時代に突入する彼であるが、本アルバムまでかチャートを賑わしていたアルバムであり、彼の全盛期の作品の一つである。で、本アルバムはイギリスでは最高位3位(3作連続でTOP 10入りを果たした。)、アメリカではBillboardで最高位18位(3作連続のTOP 10入りとはならず。)、1988年の年間アルバム・チャートでは63位にランクインしている。

収録曲は以下の全10曲である。『Tear Down These Walls』『Gun For Hire』『Stand And Deliver』『The Colour Of Love』『Calypso Crazy』『Get Outta My Dreams, Get Into My Car』『Soon As You're Ready』『Pleasure』『Because Of You』『Here's To You』。

この中からシングル・カットされたのは全部で5曲である。その中でも『Get Outta My Dreams, Get Into My Car』は、Billboardでは2週連続の1位を獲得して、1988年のBillbord年間シングル・チャートでも15位にランクインし、イギリスでも最高位3位を記録する大ヒットとなった。それ以外では、全体的にイギリスの方がチャート成績は上であり、『Calypso Crazy』はイギリスで最高位35位、『The Colour Of Love』はイギリスで最高位65位、アメリカでは最高位17位、『Stand And Deliver』はイギリスで最高位97位を記録している。また、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Tear Down These Walls』も5枚目のシングルとしてリリースされたが、特に大きなヒットにはならなかった。

お薦め曲は、全米No.1ソングの『Get Outta My Dreams, Get Into My Car』と、シングル・ヒットを記録している『Calypso Crazy』『The Colour Of Love』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Tear Down These Walls』、そして『Because Of You』をピックアップしておく。

前々作と前作の延長線上にあるサウンドであるが、こなれた感じで悪くないのだが、ヒットを続けなければという気持ちが感じられていて、トータルとしては今一つであるのだが、ノリの良い所は相変わらずである。ただ、曲によっての出来不出来のバラツキが大きいのがちょっと残念なところである。

とは言っても、如何にも'80'sらしいカリブの臭いのするアルバムであり、彼の大ヒットを記録した3枚のアルバムの締めということで、聴いておきたいアルバムの一つである。

 

Tear Down These Walls

Tear Down These Walls

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Jive
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。