ケータイ刑事銭形泪26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 12 [ケータイ刑事]
「銭形泪」の2nd.第13話(通算では第26話)「さよなら、柴田さん ~無差別爆破事件」の裏ネタ編・増補は今回が3回目(この物語では通算12回目)となるが、今回で打ち止めにします。で、今回は泪ちゃんの必殺技であるこれも高村さんと柴田さんの揉めている所には通用しなかったが、その「嘘泣き」について、そして「涙」について、高村さんが柴田さんにこの言葉を口にした「敬意」について記します。尚、「嘘泣き」については「愛・8話[裏ネタ編]PART 3」で、「涙」については「泪・1話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/6/8、9、11、16、18、21、23、25、27日付けで記しています。)
「嘘泣き」:実際に泣くことなく、泣いているふりをすることをいう。また「空泣き」ということもあり、その様子から「泣き真似」と言う場合もある。英語では「Pretend to Weep」という。(そのままであって、面白みの無い言い方であるが、実に分かりやすい言い方でもある。)
尚、子供が自分の思い通りにならない場合に、泣いたり、暴れたりしてワガママを言うことを「駄々をこねる」というが、この場合は泣いたふりをするのではなくて、駄々をこねながら本当に泣いている(涙する)のが一般的であるため、「嘘泣き」とは区別される。
本当には泣いていない、ということでは、芝居ではよくあることであり、ドラマなどでの泣いているシーンというのは嘘泣きの実例ということになる。しかし、本当に上手い役者であれば、泣くシーンでは本当に涙を流して泣くことが出来る。(→3代目ケータイ刑事の名前が「泪」になったのは、演じる黒川芽以さんが本当に泣くことの出来る役者だったから、というのは有名な話ですね。)少なくとも、主役を張るだけの役者であれば、それぐらい出来て当然であり、それが出来ないような役者は一流にはなれない。
銭形姉妹で「嘘泣き」と言うと泪ちゃんの得意技であり、五代さんと高村さんは何度も泪ちゃんの嘘泣きに騙されている。また、シャーロキアンの会合に出席できない時に、従姉妹の雷ちゃんにもその手を使って代理出席させたこともある。で、分家姉妹と相棒との間では「嘘泣きが得意な方」ということで通じる用になっている。
尚、劇中では泪ちゃんの専売特許のように思われている「嘘泣き」であるが、愛ちゃんも嘘泣きをして五代さんを手玉に取ったことがありました。(「愛・8話」のことでした。)
「涙」:眼球の上部にある涙腺から分泌される液体のことである。漢字では「涕」または「泪」という表記もある。(尚、「泪」は中国語の表記である。)また、「目汁」という言い方もある。日本語では古い時代には「なみた」と読んでいて清音であったが、奈良時代には濁音化して「なみだ」と読むようになった。(濁音になった方が言いやすいということでもあるが、これも言葉は変化していくものであるということを示す実例の一つと言うことにもなる。)
涙は、眼球上部にある涙腺から分泌されるが、その目的は、眼球を保護するためと眼球を洗浄するためである。また、角膜に栄養を与えるために雑菌を消毒するためにも分泌されるものでもある。よって、常時、微量であるが分泌されているものであり、眼球が乾燥することを防いでいる。
また、人間の場合は感情を表す際にも特に分泌されることがあり、この点は人間特有のものであって、他の動物には無い所である。(精神的な感動という刺激でも分泌が盛んになるためである。)
それ以外に涙が分泌される時としては、アクビをしたなどがある。
涙腺から分泌された涙は、基本的には眼球の表面を流れていき、眼球の下にある涙点に入り、更に涙小管、涙嚢、鼻涙管(涙点、涙小管、涙嚢、鼻涙管のことをまとめて「涙道」と言う。)を経て、鼻に入って再吸収される。(但し、分泌された涙の一部は蒸発してしまうため、全てが再吸収されるものではない。また、泣いた時には目からこぼれ落ちる涙もある。)
成人が1日に分泌する涙の量は平均すると2~3mlである。これを多いと見るか少ないと見るかは自由であるが、眼球の乾燥防止のためだけでもこの程度の量が必要になるということである。
また、涙の元になるのは血液である。涙腺内の毛細血管から得られた血液から血球を除いたものが涙となる。涙の成分は、アルブミン、グロブリン、リゾチームなどの蛋白質、リン酸塩、食塩などであるが、その殆ど(約98%)は水である。
英語では「Tear」、ドイツ語では「Trane」、フランス語では「Larme」、イタリア語では「Lacrime」、スペイン語では「Lagrima」、韓国語では「ヌンムル」と言う。
「敬意」:相手のことを尊敬する気持ちのことである。(一応、「敬う気持ち」という意味でもあるが、「敬う」は対象が神仏の場合に限られて使われる言葉であるため、神仏に対して「敬意を払う」ということは当たり前であるので...)
英語では「Respect」「Honor」「Regard」「Homage」「Reverence」などの言葉が該当する。これらの中でも「オマージュ」は芸術の世界で、尊敬する先人の作品に影響を受けて、似たような作品、または部分的に同じ作品を作ることがあり、近年では「○○に対するオマージュ」というものが増えている。しかし、これは言葉上では聞こえが良いが、中には「○○へのオマージュ」と言っておきながら、作者がその先人の作品である「○○」を知らないというような杜撰な場合もある。→この場合は「オマージュ」ではなくて「パクリ」ということになって「盗作」と言って良い。(→「オマージュ」という言葉がパクリを誤魔化すための体裁作りにも利用されているということであり、悲しい所でもある。)が、「オマージュ」と言っておきながら「パクリ」であった場合、大抵は見たらそれらしいことも分かってしまいますけどね...
尚、オマージュ作品を作る場合の礼儀として、オマージュ作品を製作する前に、先人に対して了解を取っておくことが求められる。これはルールという訳ではないが、リスペクトしている先人に対してならば当たり前のことである。(了解を取っていなかった場合、後々に盗作として訴えられたということも実際に起こっている。)
※BS-TBSの再放送が中断してしまったが、次回からは引き続き「泪・2nd.」の後半の物語についての裏ネタ編の増補を行っていきます。が、以前に記した時にかなり書いているので、そんなに回数を重ねることはないはずですが...
↓一応、こういうものを...
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