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「RED LINE 7000」 [映画(洋画)]

表題の作品は1965年のアメリカ映画「レッドライン7000」である。H・ホークスのレーサーだった経験を元にアイデアを映画化した作品である。巨匠監督作品の片鱗は感じる作品であり、ストック・カー・レースに賭ける若者達の姿を描いた作品である。

作品データを記しておくと、時間は114分、原案、製作、監督はハワード・ホークス、脚本はジョージ・カーゴ、撮影はミルトン・クラスナー、音楽はネルソン・リドルである。そして出演は、ジェームズ・カーン、ローラ・デヴォン、ゲイル・ハイアー、ジョン・ロバート・クロフォード、ジェームズ・ウォード、マリアンナ・ヒル、シャーリーン・ホルト、ノーマン・アルデン、ジョージ・タケイ、たちである。

レース・ドライバーのジムはホリーと婚約していたが、レース中の事故で死んでしまった。以前にも恋人を事故で亡くしているホリーはまたも同じことになってしまい悩む。そんな所に、ジムの後釜としてネッドという若い青年がやってきた。ホリーはジムの死のショックから立ち直り、レーサーたちが集まるカフェの共同経営者として生きていくことにした。カフェはレーサーのたまり場となっていて、たくさんのドライバーがやってくる。パリから招かれたダンもカフェにやってくると、ホリーに一目惚れする。そして、一緒にカフェに来ていたガールフレンドのガブリエレをとその場で分かれてホリーに求婚するほどだった。しかしホリーは恋人に死なれるのはもう嫌だとして、ダンの申し出を受け入れなかった。

やがて行われたレースではネッドが優勝し、その祝賀会が行われることになる。が、ネッドはそこに姿を現さず、姿を消してしまう。一方、ダンはホリーを何度も説得し続けていて、ホリーの心もダンに向いていく。そんな中、ダンとの間でマイクが誤解して、次のレースでマイクはダンに対して嫉妬心から激しい先頭争いを仕掛ける。が、2人の車は壁に激突してクラッシュする。奇跡的にダンは軽症で済み、やがて誤解だったと分かり、マイクとダンは和解する。そしてマイクとガブリエレは結ばれることになる。そなん時、姿をくらましていたネッドが戻って来て。レースに参加した。しかし、事故を起こしてしまい、左の手首を失ってしまったが...

H・ホークス監督作品ということで注目の作品であるのだが、今一つ彼の持ち味が出ていないのが残念な所である。デイトナのサーキットを使って撮影したことで、レース・シーンはリアルで迫力があるのだが、それに助けられているといった作品であり、青春映画としては今一つ物足りなさを感じてしまう作品である。

もう一つの注目点としては、「スター・トレック」のヒカル・スールーでお馴染みのジョージ・タケイが脇役でチラッと出演しているというところですね。(本作は「スター・トレック」よりも前の作品であるため、G・タケイはまだ無名の存在であった。)

ということで、作品自体を堪能するよりも、別の見方をする作品ということでよろしいかと...(H・ホークス作品なのにDVD化されていないということから冷遇されているということも分かりますし...)

 

↓輸入版のビデオです。

Red Line 7000 [VHS] [Import]

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  • メディア: VHS


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