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COCK ROBIN『COCK ROBIN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの1st.アルバムである。'80'sらしいサウンドを聴かせるアメリカのバンド(バンド名は「マザーグース」にある一編の物語である。)である彼らであるが、アメリカよりも欧州各国でのほうがより大きなヒットを得たバンドであった。本アルバムはアメリカではBillboardで最高位61位を記録しているが、欧州ではオランダで最高位3位、ドイツ(当時は西ドイツ)とイタリアで最高位5位、フランスで最高位7位、スイスで11位、スウェーデンで30位というようチャート成績が残っている。

収録曲は以下の全9曲である。『Thought You Were On My Side』『When Your Heart Is Weak』『Just When You're Having Fun』『The Promise You Made』『Because It Keeps On Working』『Born With Teeth』『Once We Might Have Known』『More Than Willing』『Little Innocence』。

シングル・カットされたのは3曲であるが、やはりアルバムと同様に欧州と本国アメリカとではヒット規模に大きな差があった。1st.シングルの『When Your Heart Is Weak』はドイツで最高位8位、フランスで9位、イタリアで26位を記録しているが、アメリカ・Billboardでは最高位35位である。2nd.シングルの『The Promise You Made』はオランダでは1位を獲得、フランスでは4位、ドイツでは6位、スイスで7位、イギリスでね28位というように大ヒットになったが、アメリカではチャートインせずだった。3rd.シングルの『Thought You Were On My Side』はオランダでは5位、ドイツで21位、フランスで39位を記録している。(アメリカではさっぱりでした。)

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『When Your Heart Is Weak』と『The Promise You Made』の2曲と、『More Than Willing』と『Little Innocence』をピックアップしておく。

サウンドの方は特にこれという強烈な個性派なく、女性ボーカルによるポップ・テイストの普通のロックである。そのため、取っつきやすくて親しみやすいものである。ただ、アメリカ・ウエストコーストのバンドであるのだが、ウエストコーストの爽やかな雰囲気ではなく、ブリティッシュ・ポップというテイストが感じられる曲調である。(これが欧州ではヒットした理由と言って良いでしょう。)

'80'Sのアメリカの音楽シーンでは彼らは殆ど無名の存在のままであるが、欧州ではユーロ・ビートと呼ばれるダンス系音楽が台頭してくる時期でもあり、そちらの系統のサウンドに近いものがある。ということで、'80'Sサウンドでも、アメリカよりもヨーロッパのサウンドがお好きな方はチェックしておきたい所である。

 

Cock Robin

Cock Robin

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony International
  • 発売日: 2006/05/22
  • メディア: CD


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