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COMMODORES『COMMODORES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼らの5枚目のアルバムである。1968年に結成され、'70's中期からヒット曲を発表するようになる彼らであるが、本アルバムは彼らの絶頂期の幕開けとなったアルバムであり、最も脂の乗った時期である。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートでは最高位3位を記録し、1977年の年間アルバム・チャートでも23位にランクインしている。また、面白いのは、彼らのアルバムのチャート成績であるのだが、本アルバムとライヴ・アルバム、更に1978年に発表する次のスタジオ・アルバム、1979年に発表する次の次のスタジオ・アルバムの4枚のアルバムが、Billboardのアルバム・チャートで最高位3位という珍記録を樹立していることがある。(1位で連続してと言うのは快挙としてあるが、3位という所が実に面白いところである。)

収録曲は以下の全9曲である。『Squeeze The Fruit』『Funny Feelings』『Heaven Knows』『Zoom』『Won't You Come Dance With Me』『Brick House』『Funky Situation』『Patch It Up』『Easy』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であり、いずれもがBillboardでTOP 5入りをする大ヒットとなった。まずは『Easy』がシングル・カットされて、最高位4位を記録して、イギリスでも最高位9位を記録した。(1977年の年間シングル・チャートでは33位にランクインしている。)続いて『Brick House』がシングル・カットされて、Billboardで最高位5位、イギリスでは最高位32位を記録した。(こちらは年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Easy』と『Brick House』は当然として、それ以外では『Squeeze The Fruit』『Won't You Come Dance With Me』『Funky Situation』という所をピックアップしておく。

COMMODORESというと、どちらかというとソウルフルなバラード・ナンバーで知られている。実際、バラード系の曲が大ヒットを記録しているのも事実である。が、ソウルフルでありながらも'70'sのブラック・ミュージックは「ファンキー」がキーワードでもある。当然、彼らのサウンドもファンキーであり、これが'70'sらしい所でもある。それだけに、バラード系の曲との対比があることで、彼らの奥深さを知ることが出来る。「動と静」の両方が堪能出来る'70'sブラック・ミュージックの傑作アルバムの一つであるだけに、じっくりと楽しみましょう。

 

Commodores

Commodores

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 1991/07/01
  • メディア: CD


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