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CRY BEFORE DAWN『CRIMES OF CONSCIENCE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。彼らはアイルランド出身のバンドである。アイルランド出身のバンドというと、1980年にデビューして世界的なビッグ・バンドになったU2が真っ先に思い浮かび、U2のサウンドを連想してしまう。しかし彼らのサウンドはメロディラインを大事にしたものであって、ソフト・ロックの部類に入るものである。そのため、随分と聴きやすいものである。まずは本国アイルランドでということで、アイルランドに於いてはそれなりのヒットを記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『The Seed That's Been Sown』『Girl In The Ghetto』『Tender Years』『Flags』『Second Sight』『Gone Forever』『White Strand』『Nobody Knows』『Stateside Europe』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。リリース順に、『Gone Forever』(アイルランドで最高位11位を記録)、『The Seed That's Been Sown』(アイルランドで最高位17位を記録)、『Girl In The Ghetto』(アイルランドで最高位24位を記録)している。

お薦め曲は、シングル曲である『Gone Forever』『The Seed That's Been Sown』『Girl In The Ghetto』と『Stateside Europe』、そして本アルバムの中では最もエネルギッシュなロック色の強い『Flags』をピックアップしておく。

メロディアスな曲調のバラード・ナンバーやアイルランドの雰囲気に満ちた曲が中心となっていることから、アイリッシュ・カントリー・ロックと言ったらいいのでしょうね。(アメリカでは「カントリー・ロック」というジャンルがありますし...)ロックということでは大人向けの落ち着いたサウンドであるので、疲れることなく聴くことが出来るものである。(同じアイルランドのU2とは完全に異なる世界のロックである。→U2はU2、彼らは彼らであるということであって、同じアイルランド出身ということで一つに括る方が間違っているということである。)

'80's中盤以降はレゲエの人気に火が付いたことからワールド・ミュージックのぶーむがやってくるが、本アルバムはアイリッシュ・スタイルを表現したアルバムと言うことで、ある済では当時の時代の流れに乗っていたということも出来る。それだけに、じっくりと腰を据えて聴き込みたいアルバムである。ただ、残念だったのは、本アルバムに続く2nd.アルバムを発表するも、それが彼らのラスト・アルバムになってしまったというところである。(それだけに、ある意味では貴重なアルバムである。)

 

Crimes of Conscience

Crimes of Conscience

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sonybmg
  • 発売日: 1987/07/01
  • メディア: CD

Crimes of Conscience

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Int'l
  • 発売日: 2001/08/17
  • メディア: CD

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