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FRONT 242『GEOGRAPHY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。ベルギー出身のエレクトリック・ポップほ聴かせるグループということで、日本には馴染みが薄いが、'80'sのユーロ・ビートのブームによって、欧州ではメジャーな存在として知られているグループであって、明るく楽しいサウンドを聴かせてくれている。本アルバムは、特に大きなヒットにはなっておらず、アメリカなどでは未発売(現在ではリリースされている。)であったが、彼らの原点でもあるだけに、'80's後半になって彼らがより注目されるようになってから再び注目されたアルバムでもある。

収録曲は以下の全15曲である。『Operating Tracks』『With Your Cries』『Art & Strategy』『Geography Ⅱ』『U-Men』『Dialogues』『Least Inkling』『Gvdt』『Geography Ⅰ』『Black White Blue』『Kinetics』『Kampfbereit』『Ethics』『Principles』『Body To Body』。

この中からシングルとしてリリースされた曲は2曲である。いずれもが本アルバムの発表前にシングル曲としてリリースされたものであって、そのシングル曲をアルバムに収録してある、という形である。まずは彼らのデビュー・シングルである『Principles』が1981年にリリースされていて、2nd.シングルとして『U-Men』がリリースされた。で、その2曲のシングルを含んで本アルバムがリリースされた。で、それ以後は本アルバムからのシングル曲はリリースされていない。

お薦め曲は、シングル曲である『Principles』と『U-Men』、そして『With Your Cries』『Kampfbereit』『Body To Body』という所をピックアップしておく。

サウンドの方は、'80'sののシンセサイザーを使ったものとしては珍しくないものであって、現在からすると技術的にはということを感じてしまうのだが、それが'80's初頭のエレクトリック・サウンドらしいところであって、親しみやすいものである。当時はまだ「エレポップ」と言う言葉は生まれていなかったが、「エレポップ」と呼ぶに相応しいものである。(まあ、ユーロビートの起源を考えたら当然ではありますが...)

尚、'80's終盤から'90's初頭のユーロ・ビートの全盛期の曲と比べると、確かに陳腐な所があるとはいうものの、ここにはルーツがあるだけに、ユーロ・ビートがお好きな方はチェックしておいた方が良いでしょうね。

 

Geography

Geography

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Smd Alfa
  • 発売日: 2004/04/19
  • メディア: CD


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