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ケータイ刑事銭形雷10話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第10話「昆虫大パニック!? ~恐怖の殺人蚊殺人事件」の「裏ネタ編・増補」は今回限りです。で、今回は、岡野さんが口にした「ウォーム・ビズ」についてと「エコライフ」について、ここに証拠が隠されていたということで「懐中電灯」について、そして「ブレーカー」について記します。尚、「懐中電灯」については「・2話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、「ブレーカー」については「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/3/6付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

ウォーム・ビズ」:「WARM BIZ」。環境省が提唱して行ったキャンペーンの1つであって、秋冬の間のエネルギー消費抑制とCO2排出抑制を狙ったものである。(乱暴に言うと、「クール・ビズ」の秋冬版と言うことになる。)

これは、2005年8月に環境省が提唱したものであり、暖房の温度を摂氏20゜Cに設定し、その中でも暖かい衣服を着て(要は厚着をすること)、というものである。暖房の設定温度を低くすることで、エネルギー消費を減らし、ひいては二酸化炭素排出量を減らすことを目標とする。(エアコンで1度設定温度を低くすると、冷房時の1度高く設定するときよりも省エネ効果が大きい。)

但し、暖房器具がエアコンの場合は電力消費の削減は達成できるが、暖房器具には電気を使わないもの(石油/ガス・ストーブなど)があるため、キャンペーンとしては今一つまとまりに掛けることとなり、電気業界以外の協力が十分ではないものとなってしまった。→「室温を20度」と言っていたが、それ以前からエアコンを暖房とする場合は18度に設定するのが理想とされていたこともあって、「室温をより高く設定していて、何処が省エネ?」というケチが付いたこともありました。

この物語の本放送は2006/3/5だったことで、環境省が提唱した最初のウォーム・ビズの終盤に差しかかっていた時期である。役所のキャンペーンに便乗する形になっていたのは悪いことでは無いのだが、言葉として今一つ浸透せずに空回りだったことを考えると...

エコライフ」:環境問題に十分に配慮した生活のことである。以前からも環境問題については色々と言われていたが、21世紀になってからは何かと強く言われるようになり、現在ではこれを抜きにすることは出来なくなっている。

ただ、近年の「エコライフ」を口実にしたエコ産業というのは、本当に環境にとって優しいのか、何かと疑問もある所である。(特に、「エコ」を謳い文句にした新商品の開発競争は、資源消費の点では何一つ環境に対する負担は軽くなっていない。)→高度経済成長期の「消費は美徳だ」という考えが何処かに残っている限りはブレイクスルーにはならないでしょうね。経済は停滞することになるが「消費しないこと」の方が環境に対しては最も優しいのですがね...

懐中電灯」:商用電源を使わずに、(蓄電池を含む)電池を電源として用いる携帯可能な照明器具のことである。アメリカ英語では「Flashlight」、イギリス英語では「Electric Torch」若しくは「Torch」と言い、ドイツ語では「Taschenlamoe」、フランス語では「Lape de Poche」、イタリア語では「Torcia」、スペイン語では「Linerna」、オランダ語では「Zaklantaarn」、ポルトガル語では「Lanterna」と言う。

光源には、以前は(希ガス封入のものを含む)豆電球が主流として使われていたが、最近では諸費電力の小さいLEDを光源としたものが主流となっていて、置き換わりが進んでいる。これはLEDは豆電球に比べて長寿命であるため、球切れの心配が無いことと、豆電球よりも消費電力が小さいため、電池の寿命も長くなる、というメリットがあるためでもある。また、発光効率もアップすることになるため、エネルギー効率も高くなる。また、光量不足に関してはLEDを複数個用いることでカバーしている。そのため、現在では局部照明であればLEDでも十分な光量が得られるようになっている。

また、高輝度なものとしては、光源ランプに蛍光灯を使ったものがある。これは豆電球よりも安定した光を発するが、消費電力が大きく、携帯用の照明器具と言うことではランプ自体の大きさも大きくなり、電源部も大きくなるため、装置としても大型のものとなる。しかし、使用環境を考えると、それはそれで適した使い方もできる。

懐中電灯の光源は、基本的に点光源となるため、反射鏡とレンズを使ってビーム状に光を放つように工夫されているものが一般的である。(LEDを光源に使用したものでは、複数のLEDを使っているものが多いため、完全な点光源ではないが、反射鏡とレンズを使っているのは同じである。)

電源は乾電池が基本であり、その用途によって、単一、単二、単三、単四電池が使われている。また、特殊な用途として小形のものもあって、単五電池やボタン電池を電源に使ったものもある。夜警の警備員が使うようなものは単一、手元を照らす程度であれば単三や単四を使った所謂「ペンライト」と呼ばれるものが広く使用されている。そのため、用途に応じて最適なものを選べば良い。尚、ボタン電池を電源としているものは、小形であるため携帯性には優れているが、光量が少なく、また電池寿命も短いものも多いので、注意が必要である。(しかし、これもちょっとした所で照明が必要という場合には役立つものである。→用途を考えれば、これはこれで有用である。)

しかし、近年では携帯電話にもランプ機能が付いているため、ちょっとした照明であれば携帯電話を用いることで十分であって、ボタン電池を使った小形の懐中電灯は淘汰が進んでいて、絶滅しようとしている。

また、電池に蓄電池を使ったものも増えていて、太陽電池パネルや手回し発電機が付属していて、それによって発電した電力を蓄えることが出来るものが増えている。特に防災グッズとしては、手回し発電機とラジオ、そして懐中電灯が一体になったものが広く出回っている。(更には携帯電話の充電機能も当たり前のように加わっている。→当然のことながら、手回し発電とLEDライトだけという単機能のものもある。)ちょっとした用途であれば、これで十分であり、暗くなったら手回しで発電すればよいので、乾電池を必要としないというのがメリットとなっている。

尚、「懐中電灯」は常時灯としての利用ではなく、ちょっとした時に用いられる一時灯として用いられるのが一般的である。また、いざという場合(例えば停電時など)に備えておくということの方がポイントになっている。そう考えると、ラジオと手回し発電機が付いたものは災害時に備えておくものとしては十分有益である。また、ラジオを聴くために手回し発電で充電池を満たすことになると、これはこれでちょっとした運動になる。(と言っても、運動量と言うことでは知れていますが...)まあ、そういう意味ではラジオと手回し発電機が付いている懐中電灯であれば、運動器具としても所有しておいてもいいんじゃないかと...

ブレーカー」:日本語では「回路遮断器」と言う。英語では「Circuit Breaker」と言うが、それを省略した言い方として「Breaker」と言われ、日本語でもそれをそのままカタカナにして「ブレーカー」と呼ばれている。

電気回路に制限された上限値以上の電流が流れた場合、自動的に電流が切れるようにした装置のことである。家庭用電源であれば、契約電流以上が流れた場合に動作するように設定されており、契約電流値が上限値ということになる。

上限値以上の電流が流れるのは、数多くの電気製品を動作させた場合(例えば、電気ストーブと電子レンジ、ヘアドライヤーを同時に使った場合など)は一般的であるが、が、それ以外では、電源コンセントをショートさせた場合や、ショートしていて(電気回路として)壊れた電気製品に通電しようとした場合などがある。大電流が流れると、発熱や発火の危険があるため、それらの防止という役割も担うことになる。

以前は「ヒューズ」が使用されていたが、ヒューズの場合は過電流が流れると、それが切断されることで電流を遮断するため、「電流を切る」という役割は果たすが、再び通電しようとすると、物理的にヒューズが切断されているため、新たなヒューズと交換する必要がある。この点がヒューズを使った場合の復旧の遅さになるということで、これを解決するために開発されたのが「ブレーカー」である。ブレーカーは、動作して電流を遮断しても、スイッチを再び入れることで通電が復旧されるため、物理的に素子を交換するという必要がなく、簡単に扱うことが出来る。そのため、現在ではヒューズに取って代わることになった。

方式は2種類あって、熱動式のものと電磁式のものとがある。前者はバイメタルを使用していて、過電流が流れるとバイメタルが加熱されることで湾曲し、回路が遮断されるというものである。一方、後者はコイルが設置されていて、過電流によって磁界が発生し、それが鉄片を動かし、回路が遮断される仕組みとなっている。これらには一長一短の特徴があるため、用途に応じてこの両者の方式のブレーカーが共存して使われている。

 

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