SSブログ

GLASS TIGER『THIN RED LINE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。カナダ出身のロック・バンドである彼らの結成は1983年であるが、レコードデビューとなったのが1986年ということで、本アルバムは彼らのデビュー・アルバムである。また、本国カナダでは1位を獲得し、全米シングル・チャートでも2位まで上昇したヒット曲『Don't Forget Me (When I'm Gone)』をフューチャーしたアルバムでもある。尚、本アルバムのチャート成績はBillboardで最高位27位を記録していて、1987年の年間アルバム・チャートでは55位にランクインしていることから、デビュー・アルバムと言うことでは成功したと言うことが出来る。

収録曲は以下の全11曲である。『Thin Red Line』『Don't Forget Me (When I'm Gone)』『Closer To You』『Vanishing Tribe』『Looking At A Picture』『The Secret』『Ancient Evenings』『Ecstacy』『Someday』『I Will Be There』『You're What I Look For』。

この中からシングル・カットされたのは全部で5曲になる。デビュー・シングルである『Don't Forget Me (When I'm Gone)』がカナダで1位、アメリカで2位を記録し、1986年のBillboard年間シングル・チャートでも34位にランクインしている。また、イギリスでも最高位29位を記録した。続く2nd.シングルの『Thin Red Line』はカナダで最高位19位に留まったが、『Someday』はカナダで最高位14位だったが、アメリカではBillboardで最高位7位を記録して1987年のBillboard年間シングル・チャートでは69位にランクインし、イギリスでも最高位66位を記録している。その後のシングルとなった『You're What I Look For』はカナダで11位、そして『I Will Be There』はカナダでは最高位29位、アメリカでは最高位34位を記録している。

お薦め曲は、彼らの最大のヒット曲である『Don't Forget Me (When I'm Gone)』と大ヒットとなった『Someday』のシングル2曲と、シングル曲であり、かつアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Thin Red Line』、そして『Closer To You』をピックアップしておく。

彼らはBRYAN ADAMSのバックバンドをしていたメンバーが集まって結成されたバンドである。そのため、バンドマンとしての実力の方もしっかりとしたものを持っている。で、BOZ SCAGGSのバックバンドだったメンバーが集まって結成され、大ヒット曲を次々と生み出したTOTOを思い出させてくれるところでもある。そんな彼らが'80'sのアメリカン・ロックの王道を行くサウンドを聴かせてくれているということで、安心して聴いていることが出来るアルバムとなっている。また、捨て曲もなく、各楽曲のクオリティも高いため、アルバムとしても完成度の高いものであり、ミュージシャンとしてのキャリアが出ているところでもある。

ということで、'80'sのアメリカン・ロックの王道を行くアルバムであるだけに、じっくりと聴いておきたい所である。ただ、1988年に発表される2nd.アルバムは、本作が良かっただけに期待外れになってしまい、残念なことななるだけに、本アルバムの価値はより高くなる。'80'sサウンドがお好きな方であれば、チェックしておくべきアルバムである。

 

Thin Red Line

Thin Red Line

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Emd Int'l
  • 発売日: 2000/01/25
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。