GRAPES OF WRATH『SEPTEMBER BOWL OF GREEN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された彼らの(実質的な1st.)アルバムである。(前年に発表したセルフ・タイトルのアルバムは4曲収録のミニ・アルバムであり、その4曲はいずれも本アルバムに収録されている。)カナダ出身のフォーク・バンドであり、サウンドの方はゆったりとしたものであるが、これは彼らが「カナダ人が老後に最も住みたい町」として知られるブリティッシュ・コロンビア州のケロウナ出身と言うことと関係があったりして...(?)と思ってしまうサウンドは心を落ち着かせてくれるところである。
収録曲は、オリジナル版では全13曲であったが、現在では最後に1曲のボーナス・トラックが追加収録されていて、全14曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Misunderstanding』『Love Comes Around』『Breaks My Heart』『A Dream (About You)』『Didn't You Say Something』『And I Know』『Self-Abuse』『Umbrella』『Realistic Birds』『See Her Go』『Lay Out The Trap』『Down To The Wire』『Laughing Out Loud』『Breaks My Heart(Unreleased Version)』。
本アルバムからのシングル・カットされたのは2曲であるが、1st.シングルの『Misunderstanding』は1985年に発表されたミニ・アルバムにも収録されている曲である。そして、2nd.シングルとしてリリースされたのが『Love Comes Around』である。(ちなみに、ミニ・アルバムに収録されている4曲というのは『Misunderstanding』『Lay Out The Trap』『Down To The Wire』『Laughing Out Loud』であり、本アルバムの冒頭と後ろ3曲である。)
お薦め曲は、シングルの2曲である『Misunderstanding』と『Love Comes Around』、そして『Breaks My Heart』『Didn't You Say Something』『Umbrella』という所をピックアップしておく。(また、ミニ・アルバムに収録されていた4曲からは『Misunderstanding』をお薦め曲と言うことにしておきます。)
彼らのバンド名を耳にすると、1939年に発表されたジョン・スタインベックの小説「怒りの葡萄」、または1940年のジョン・フォード監督、ヘンリー・フォンダ主演の映画「怒りの葡萄」を思い出す方もいるでしょう(「怒りの葡萄」の原題は「THE GRAPES OF WRATH」である。)が、それと関係があるという訳ではない。が、昔の名画がお好きな方であれば、同じ名前ということから彼らのサウンドを聴いてみるというのもまた面白い所でしょうね。
サウンドの方は、派手な所はないが、ゆったりとした気持ちにさせてくれる小粒な曲が詰まったアルバムとなっているので、耳を傾けてみるのも宜しいかと...
↓関係ないですが...
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