ケータイ刑事銭形雷12話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「銭形雷」の第11話「雷が凶器? ～森田正光殺人事件／エロイムエッサイム!我は求め訴えたり～森田正光殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の4回目となる今回は、A面とB面の両方の物語に出てきた物から、「テント」について、「ルアー」について、「釣竿」について、そして「ペットボトル」について記します。尚、「釣竿」については「泪・38話(2nd.25話・AS3話)[裏ネタ編]PART 8」で「釣り竿」として記したものをベースにして加筆しました。
尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/3/20付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」（ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。）してご覧下さい。
「テント」：「天幕」と言うこともある。天露や寒暑を防ぎ、露営するために用いられる簡単な支柱と布から成る移動可能な簡便な家屋のことである。
英語とオランダ語ではでは「Tent」、ドイツ語では「Zelt」、フランス語では「Tente」、イタリア語では「Tenda」、スペイン語では「Tienda」と言う。
テントは、大別すると3種類のものがある。1つは、登山やキャンプをする人が使うような少人数（1人用、2～3人用のものが一般的であるが、5～6人用ぐらいまでがある。）が使うものであって、布で全体が覆われているものである。これは小さく折り畳むことが可能であり、可搬型である。2つ目は運動会などで使われるものであって、主に屋根となる部分とそれを支える支柱から成っているものである。主に日陰を作るためのものであって、これの中で寝泊まりをすると言うことはない。パイプ式の支柱と屋根を組み立て、丈夫な布を張るが、1人で組み立てることが出来るものではなく、それなりの人数とそれなりの時間を要して組み立てられる。3つ目は遊牧民族の移動式家屋であって、2番目のテントと1番目のテントのあいのこのような構成であり、それなりの大きさがあり、しっかりとした支柱や骨組みがあって、布の方も上部でしっかりしたものが使われたものである。これはある期間だけの一時定住住居という位置づけであって、天幕住居と呼ばれることもある。モンゴルのゲル（パオ）はその代表的なものであり、インディアンのティピーもこれに含まれる。
尚、俳句の世界に於いては、「テント」は夏の季語である。（これを用いるのは主に夏であり、野山や海辺などでキャンプを行う時に用いられるということで夏の季語になった。→登山だと年中使用されるのだが、一般的な認識では「テントはキャンプ用品である」ということである。）
「ルアー」：釣りで使う道具の一つであって、針が付いていて魚を誘うために用いられるものである。日本語では「擬餌針」または「疑似餌」と言うこともある。（魚にとって）見た目には餌になるもののような形をしていて、魚などの形に近いものである。見た目が餌に見せかけたものであることから「疑似餌」と呼ばれる。尚、「餌」という文字が入っているが、これは餌として食べられるものではない。
素材は、金属、ブラスチックなどの樹脂、木材など、様々なものがあって、それらを組み合わせて作られたものもある。また、動物の毛などを部分的に使ったものもある。そして色は派手なものもあるということで、この点では魚に似せて作った玩具といった一面もある。尚、これは魚を釣るための道具であるため、釣り針が付いているのは言うまでもない。釣り糸に付けて、これを水の中に入れると魚がその場にいるように見える。形、色だけでなく、動きをする。これを目にした魚は、餌となる魚がいると思い、食いつくことになる。
英語では「Fishing Lure」または単に「Lure」と言うが、「Lure」の元々の意味は「誘惑する」という意味である。またドイツ語では「Kunstköder」という。
「釣竿」：釣を行う際に使用される道具の一つであり、弾力性の高い素材で作られた棒状の道具である。これを単独で使用することはなく、釣り針と浮きを付けた釣り糸（道糸）を通し、その釣り糸を巻き取るリールを取り付けて使用するのが一般的である。（釣り糸を通すガイドとなるパーツが釣り竿にはいくつか設けられていて、それを利用することになる。）尚、リールを取り付けないで使用するような簡単な釣り竿も一部にはあることにはある。
英語では「Rod」または「Fishing Rod」「Fishing Pole」と言い、ドイツ語では「Angelrute」、フランス語では「Canne à pêche」、イタリア語では「Canna da pesca」、スペイン語では「Caña de pesca」、オランダ語では「Hengel 」と言う。
構造は、単なる棒ではなく、手で持つ部分から先端に向かって次第に細くなっていくのが一般的である。また、長さの方も数mに達する長さがあるため、短い竿を繋いで長くして使用するか、ロッドアンテナと同様に伸び縮みが出来るような構造（「振り出し竿」と呼ばれているもののことである。）になっている。（どちらであっても、実使用の際の長さにするのも簡単に組み立てられる。）
釣り竿は、水中に釣り針を垂らして魚を釣り上げるために用いる道具である。釣りをする際は、人間のいる場所からある程度の距離が離れた位置に釣り針を垂らす必要がある。これは魚の習性であって、水の真上に人がいることに気づくと警戒して近寄らず、人の気配を感じさせないようにして魚の警戒心を解き、魚が餌に食いつきやすいようにするために使用するものである。で、魚が餌に食いつくと、釣り糸を通しての魚の動きが釣竿に伝わり、竿が色々と動くことになる。また、激しい動きを魚がすると、釣り糸を介して釣竿に瞬間的な大きな力が加わることになる。釣り糸は細いものであるため、場合によっては瞬間的な力によって糸が切断されてしまうことがあるが、釣り竿に弾力性を持たせておくことで、その瞬間的な力を和らげることが可能になり、釣り糸の切断を防ぐことが出来るようになる。このため、釣竿には弾力性が求めらる。（原理は物理で考えたら直ぐに分かりますね。ただ、釣り竿の先端部から釣り糸がある程度の角度を持って水中に垂れ下がっていないと、釣り竿の弾力性が生かされないのは言うまでもない。）
また、釣竿は長時間手に持っているということになるため、魚が掛かった時のことを考えると、重い素材を使っていたら重量が苦になってしまう。よって軽い素材が求められる。昔の釣竿は弾力性があって軽いものであった竹が好まれていた。（竹以外では軽くて丈夫な木が使われていた。）現在ではガラス繊維や炭素繊維を使った軽量で丈夫な釣竿が主流となっている。（合成樹脂で補強した繊維強化プラスチック（カーボン）が使用されている。）で、炭素繊維を使ったものとなると、炭素は導電体であるため、この物語のように感電する可能性がある。（釣りをしていてカミナリが鳴ったら、落雷の危険があるため、直ちに非難すべきである。）
「ペットボトル」：ポリエチレン・テレフタラート（PolyEthylene Terephthalate、大文字で記した部分の文字ら「PET」と呼ばれる。）製の容器のことである。「PETボトル」と表記することもある。尚、「ペットボトル」というのは和製英語であって、英語では「Plastic Bottle」、フランス語では「Bouteille en Plastique」、スペイン語では「Botella de Plástico」と言って、材質である「PET」は名称としては使われない。（但し、フランス語やスペイン語の言い方だと、材質を表す際に「en/de」の後に「PET」と記す場合もある。→一般的な名称にはなっていない。）しかしドイツ語では「PET-Flasche」と言っている。→日本語やドイツ語のようなつもりで「PET Bottle」と言ったら、おそらく愛玩動物であるペット用の液体を入れる容器と思われて、「それってどんなもの？」と思われることになるだけである。
軽くて割れにくいということから、清涼飲料の容器として広く利用されている。また、醤油、みりん、ソースなどの液体調味料の容器としてや、日本酒、ウイスキーなどの酒の容器としての利用もある。更には飲食物ではない液体洗剤の容器としての利用もある。
尚、ペットポトルは軽くて丈夫ということで、従来のガラス瓶に取って代わるようになったが、ガラス瓶には絶対に叶わない所がある。それは長期保存性ということである。というのは、素材であるPETは気体透過性という特性があるため、長期間の保存ということになると、例え未開封であっても外気が内部に溶け込んできたり、炭酸飲料であれば炭酸が弱くなるということになる。（ガラス瓶には気体透過性が無いため、理屈の上ではこのようなことは起こらない。）とは言っても、これは何年、何十年という長期にわたっての場合であるため、通常の消費であれば気にすることはないレベルですけど...
尚、ワインの容器として、近年では一部にペットボトルを容器として使ったものが登場している（ボジョレー・ヌーヴォのように直ぐに消費してしまうものでの利用ですが...）ものの、あくまでもガラス瓶がワイン容器の主流であるのは、長期の保存にペットボトルが適していないという証でもある。（気体透過性を抑えるように改良されたペットボトルも実際には存在していて、これならばましになるのだが、そういう改良ペットボトルは効果である。そこまでしてペットボトルにコストをかけるのであれば、従来からのガラス瓶の方が安いということもあって、ワインに関してはペットボトルの利用は普及せず、今だに極一部の少数利用でしかない。）
また、ペットボトルが丈夫だと言っても、やはり限界があるのは言うまでもない。炭酸飲料用のものであっても、容器を激しく振ったり、加熱すると爆発する可能性がある。一応、炭酸飲料用のペットボトルは、内部が5～6気圧までは十分耐えられるが、それを越えると限界とされている。（これは炭酸飲料を30゜Cにした時の内部圧力ということになる。）炭酸ソーダを作ろうとして、水とドライアイスをペットポトルに入れ、蓋をして振ったら爆発したというのは、ペットボトルの耐圧を簡単に越えてしまったためである。（ドライアイスは気体になると体積は750倍になる。そのため簡単に耐圧を超えてしまうことになる。）
また、一部のペットボトルでは、そのまま温めたり凍らせたりすることが出来るものがあるが、それらは温度的に耐性を強くしたボトルであって、身割れられるようにキャップの色が異なっている。オレンジ色のものは温めてもいいようにしたものであり、水色のものは凍らせても良いものである。通常のペットボトル（キャップが白色）よりも容器の肉厚を厚くしたり、耐性素材をコーティングしてあるという処理が施されているものである。よって、普通のペットボトルとは別物と考えた方がよい。
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