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「THE SUNSHINE BOYS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1975年のアメリカ映画「サンシャイン・ボーイズ」である。ブロードウェーデ上演されていた作品の映画化作品であり、舞台劇と同様にニール・サイモンが脚本を書いて映画用に修正された作品である。日本では劇場未公開となったが、後にビデオソフト化された時には「ニール・サイモンのサンシャイン・ボーイズ」というタイトルになってリリースされている。また、アメリカではTVムービーとして1995年にリメイクされている作品(「サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒」という邦題が付けられている。尚、これも日本では劇場未公開である。)のオリジナル版でもある。

作品データを記しておくと、時間は111分、原作戯曲はニール・サイモン、監督はハーバート・ロス、脚本はニール・サイモン、撮影はデヴィッド・M・ウォルシュである。そして出演は、ウォルター・マッソー、ジョージ・バーンズ、リチャード・ベンジャミン、キャロル・アーサー、リー・メレディス、ハワード・ヘッセマン、ロン・リフキン、フリッツ・フェルド、ジャック・ベルナルディ、F・マーレイ・エイブラハム、たちである。尚、ジョージ・バーンズは本作でアカデミー助演男優賞を受賞している。(W・マッソーは主演男優賞にノミネートされていたが、受賞とはならなかった。)

かつては人気のあったサンシャイン・ボーイズというコンビを組んでいるクラークとルイスの2人。舞台では息のあった所を見せているが、舞台裏では全く口を聞くこともしないでいた。マネージャーが間に入って仲良くさせようとするが、共に頑固者である2人は全く変わらなかった。人気も下降線であったサンシャイン・ボーイズに、ある日、TV出演の話が舞い込んだ。これはマネージャーの努力のお陰で掴んだ仕事だった。が、仲の悪い2人は...

登場人物はコメディアンということで、劇中ではコメディ仕立ての所が多いのだが、本作はコメディ・ドラマではなく、落ち目の芸人の悲喜こもごもを描いた人間ドラマである。劇中でのコメディ色のため、コメディ作品と勘違いされてしまう所があるが、人間ドラマとしてはなかなかの作品である。

もっと評価されても良い作品であると思うのだが、日本ではコメディ作品と誤解され、評価が低いままと言うのが残念である。ということもあって、映画ファンの間ではアカデミー賞を獲得したG・バーンズとともに、隠れた名作として知られている作品である。ソフトの方も不遇扱いとなっているが、何とかして貰いたいと思う作品の1つである。

 

↓DVD化されていません。(ビデオです。しかも輸入版です。)

Sunshine Boys (1975) (Ws) [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: MGM (Warner)
  • メディア: VHS

Sunshine Boys [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: MGM (Video & DVD)
  • メディア: VHS
↓こちらは1995年のリメイク作品です。(ゆはりビデオであって、DVD化されていない。)

サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒(1995)【字幕版】 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: VHS

サンシャイン・ボーイズ(吹替) [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: VHS

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