古代少女隊ドグーンⅤ#2 [特撮]
第2話ということで、メンバーの顔見せという紹介が無くて進められる物語ということにるが、何か物足りなさを感じてしまう物語でした。お楽しみとしてはそれなりにあるとはいうものの、様々な要素を余りにも詰め込みすぎているために、それぞれがフルサイズのものとして詰まっているのではなく、ミニサイズのものが収まっていると言ったら良く、まるで、おかずなどはバラエティに富んでいるものの、それぞれのおかずの量が少ないという「お子様ランチ」のような感じと言ったらいいですかね。そのため、それにりに満足できるとはいうものの、物足りなさも残るということになる。
ドグちゃんたちは古代人ということで、現代の感覚からずれていて、そのギャップと、社会風刺がブラックな笑いを誘っていた「ドグちゃん」の良さが無くなっているのが寂しい所である。(土偶ビキニの女の子の数を増やしたというサービスが、物語の裏にあるシニカルなところを失わせてしまった...)また、ドグちゃんもキャラクターが変わっていて、ベタなネタに終始してしまい、これという見せ場がなかったのも残念でした。(まあ、本作はドジちゃんがメインになっているということを考えると、そうなるのかという気もしますが...)
また、今回はゲストに「大槻ケンヂ」の名前があったので、それなりに期待したが、単に「筋肉少女帯」の名前からのネタに過ぎなかったのは残念な所でした。
朝から庭でドグちゃんの特訓が行われていて、五月蠅い、ということでオカンムリの翔太。ドジちゃんの朝食作りで中華鍋から大きな炎が上って大騒ぎという展開があり、ドジちゃんの作った朝食を食べずに大学に行く。が、ドジちゃんが押しかけてくる。
翔太とドジちゃんのやりとりをいちゃついていると感じた3人(筋肉少女隊)が絡んできて、翔太は捕まり、ドジちゃんは腕を筋肉もりもりにさせられて逃げ帰ってきて、ドグちゃんたちに(ベタに)いじられていた。
何だかんだで、筋肉少女隊は妖怪ミートくんの怪しい光線で筋肉もりもりにさせられた女子大生たちで、相手にして貰えない日頃からの不満を妖怪につけ込まれていたということだった。で、薬草があれば元に戻るということで、ドグーンⅤの5人はドジちゃんとドロちゃんが翔太を助けに、他の3人は薬草を採りに行く。
まずはドロちゃんの攻撃で翔太の目を塞ぎ、恥ずかしい姿のドジちゃんを翔太に見られないようにする。まもなく薬草組がやってきて、薬をドジちゃんに与えて元に戻る。で、ドジちゃんが戦士に変身、武器は「初大剣(はつたいけん)」。筋肉少女帯の攻撃を躱し、他の4人が薬を放ち、3人の筋肉少女帯の内の2人が元に戻る。で、ミートくんが姿を現し、女の子たちを筋肉もりもりに変えていた理由を語る。その隙に「ドキドキウェーブを」ということで、ドジちゃんがドキドキウェーブを放ち、「あ~あ、胸一杯!」ということで、ミートくんを退治した。
戻って来たドジちゃんにドグちゃんは、人間に肩入れするとろくなことにならないと語りかけていたが...
今回は、妖怪退治にはドグちゃんは赴かず、ドジちゃんが戦士になって戦い、ドキドキウェーブをだして退治することになったが、本作はドジちゃんが主役だから、今後も基本的にそうなるのでしょうね。で、戦士スタイルを見せたドジちゃんだが、普段のドジっ娘ぶりの時と髪型も変わり、雰囲気も完全に変わって、完全に別人に見えました。(ドグちゃんは髪型が変わっても別人には見えなかったが、ドジちゃんは別人に見える...)主役ということで見せ場が用意されていて活躍するというのは当然であるが、それ以外の4人についてはやはり影が薄かったですね。今回は武闘派のドロちゃんとお色気派のドレちゃんにはそれなりのバガ用意されていたものの、それ以外は空気になってましたし、ドグちゃんも指導者、司令官的ポジションとしても、ギャグ担当にしても、ラストの伏線を語るにしても中途半端で、見せ場がなく、キャラクターを十分生かしきれていなかった、という印象だけが残った物語でした。(この点は人数が増えたことで最初から心配された所でありましたけど...)
ラスト(次回予告の後)の「じゃんけん」」は、前回はドジちゃんだったが、今回はドリちゃんで、「グー」でした。→この様子だと毎回相手が変わると言うことになるが、全13話として最終回はご挨拶とすれば12回しかないことになる。ということは、ドグちゃんを含めた6人がそれぞれ2回ずつということになるのでしょうかね~。
↓一応、前作関係を...
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