ケータイ刑事銭形零2話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第2話「死を招くハリセン? ~完全密室殺人事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、この事件の現場になった場所に関係することから、「ビル」について、「オーナー」について、そして「地下室」について、「駐車場」について記します。尚、「地下室」については「雷・7話[裏ネタ編]PART 2」で、「駐車場」については「泪・12話[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])の前編は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語について、過去に記した裏ネタ編は2008/2/3日付で記しています。)
「ビル」:「ビルディング(Building)」の省略形であるが、現在ではこれが一般名詞のようにも使われている。「建物」「建築物」のことであるが、日本語では特に鉄筋コンクリートで作られた中高層建造物のことを指す。但し、一般的に何階建て以上のことを指しているのかは定義されていない。また、鉄筋コンクリートの中高層建造物であっても、住居用のマンションの場合は「ビル」とは呼ばずに「マンション」と呼ぶのが一般的である。そのため、「ビル」と呼ばれるのは会社のオフィスが入居していたり、商業施設が入居している中高層建造物のことを指すのが一般的となっている。
現在では、カタカナ表記をする場合は「ビルディング」と記されるが、日本の高度経済成長期には「ビルヂング」という表記もかなり多く用いられたことから、「○○ビルヂング」という名称のビルも結構ありますね。
「オーナー」:簡単に言うと「所有者」のことである。様々な物の所有者ということで使われるため、単に「オーナー」と言ってもピンからキリまでいることになる。英語では「Owner」と言う。
一応、一般的な認識としては、会社の所有者という意味で用いられ、株式をほぼ独占的に所有しているオーナー社長や、店舗の経営者であって、かつ所有者であるような人のことを指している。(レストランなどでは所有者がシェフを務めていることも多く、「オーナーシェフ」と呼ばれている。)また、プロ野球の球団所有者、船主、馬主なども一般的に「オーナー」と呼ばれている。
身近な所では、家畜やペットの飼い主のことを「オーナー」と呼ぶことがある。特に家畜の所有者のことは「オーナー」という呼び方がある程度浸透しているので、牧場主などは「オーナー」と呼ばれる。(ペットの所有者のことも「オーナー」と呼ぶことがあるが、一般的にはペットの所有者の場合は「マスター」と言うことの方が多い。)
この物語では、被害者の一人がビルのオーナーということだったが、どの程度のビルなのかが明確になっていないのが残念な所である。まあ、物語の展開からすると、所謂「雑居ビル」と呼ばれている5、6階建て程度のビルではないかと思われますが...
「地下室」:地面よりも(高度が)低い場所にある部屋のことである。イメージとしたら、ビルの地下部分のように、部屋の全てが地面よりも低い高さにある部屋のことであって、窓が無く、暗い閉空間ということを誰もが思い浮かべるであろう。が、建築基準法では、天井までの高さの1/3以上が、(平均)地盤面より下にある部屋が地下室とされている。よって、法律的には、窓があって外光が入る部屋であっても地下室となり得る。しかし、一般的なイメージの地下室という考えでいて、特に問題は無い。
英語では「Basement」、ドイツ語では「Keller」、フランス語では「Sous-sol」、スペイン語では「Sótano」、オランダ語では「Kelder」と言う。
地下室は、地上と比べて温度や湿度が低く、年間の温度差、湿度差の変化も小さくなる。そのため、食品や酒の貯蔵庫として、昔から使われてきた。また、一般住宅でも、物置として利用されることが多い。(それ以外では、階上の部屋よりも防音性が優れていることから、趣味の部屋(オーディオルームとか、楽器の部屋、バンドの練習スペースなど)に利用されることが多い。)
尚、温度の点では地上よりも低いものの、地下水脈が側にあったりしたら、逆に地上よりも湿度が高くなる場合がある。(「地下だから」と言っても、一概には言えない。)いずれにしても、しっかりした換気設備が必要である。
また、大きなビルでは様々な利用方法があるが、特に都市部のビルでは地下に駐車場を設けるというのが当たり前のようになっている。また、地下鉄への連絡口に隣接することになるため、百貨店では買い物をしやすいように食料品売り場を設けるのが当たり前になっている。また、地下街はビルの地下室や独立した地下室などが連なったものでもあって、1つの建物の一室ということでは無くなっている場合もある。しかしこれも一応「地下室」ということになる。
尚、近年では、ビルの地下駐車場の消火装置には、二酸化炭素を充満させて火災を鎮火するという消火装置が設置されている場合が増えている。これは「水を使わない」ということがポイントである。特に地下室は、洪水があると水が流れ込むことになり、その排水設備を設けるだけでも大がかりにものになる。そのため、水を使わない消火装置というのは、作動した後の回復時が楽になるというメリットがある。が、二酸化炭素を使った消火装置は、作動した場合に逃げ遅れて閉じ込められると、窒息死に至る危険がある。ということなので、地下街を含む地下室、地下駐車場を使う場合は脱出路をしっかりと確認しておきましょう。
「駐車場」:車両を継続的に停止させるための場所のことである。但し、保管場所(「車庫」)はこれとは別扱いである。一般的には自動車(四輪)を一時的に停めておく場所のことを指すが、オートバイ(二輪車)用のものも当然ながらある。(「自動車」の定義の中に自動二輪は含まれているので、オートバイ用の駐車場は「駐車場」に駐車する車種の違いということで扱われ、「駐車場」に含まれている。)しかし、自転車用のものもは「自転車駐車場」または「駐輪場」と言うのが一般的であって、自動車用の「駐車場」とは区別されている。
英語では「Parking Area」と言うが、それ以外の言い方として「Stand」「Car Park」「Parking Lot」などがある。また、官庁の公用車や軍の車両用のものは「Moter Pool」という言い方もある。また、ドイツ語では「Parkplatz」、フランス語では「Parking」、イタリア語では「Parcheggio」、スペイン語では「Aparcamiento」、オランダ語では「Parkeren」、中国語では「停車場」と言う。(海外でレンタカーなどを利用する場合は、こういう単語は覚えておいた方が良いですね。)
駐車場には、公的なものと私的なもの(駐車場を提供することを業としている企業や個人のものがある。)とがある。(この区分では、利用が有料/無料ということは関係ない。)前者は市役所などの駐車場が代表的なものである。また、後者のものは、大阪では「モータープール」と呼ばれているもの(英語の「Moter Poor」をカタカナにした言い方であるが、一般の駐車場であって、公用車や軍の車両のためのものではない。)、またはコイン・パーキングなどがある。
駐車場は屋外にあるものが一般的であるが、土地のない都市部では、地下に設けられていたり、ビルのように複数の階層になっているもの(「立体駐車場」と言う。)などがある。(「ケータイ刑事」でも地下駐車場は結構出てくることがありますね。)
屋外にあるものは、路上駐車場という道路の端に設けられているものと、広い敷地に設けられたもととがある。(これに立体駐車場を併設した場合もある。)特に、郊外型のショッピングセンターでは、駐車場のスペースの大小が売り上げに直結するだけに、商業施設の売り場面積よりも広い面積を持った駐車場も珍しくない。
また、工場の従業員が通勤に使用する車(マイカー)のための駐車場(=従業員用駐車場)も当たり前であるが、この駐車場は基本的には利用者が従業員に限られたものであるため、町中にある公的なもの、または一時駐車場とは異なる扱いになる。(従業員用駐車場の中には、その中の一部のスペースを来客用として使っているものもあります。)
また、駐車場には無料で利用できるものと、有料のものとがある。(商業施設などでは、一定金額以上の買い物をすることによって無料になるというものも珍しくない。)とは言っても、基本的には駐車場の管理運営のための費用が必要でもあるため、何らかの形で有料であるのが普通である。
尚、「月極駐車場」という月単位で契約する駐車場は、都市部にも住宅地にもあって、何処にでもあるものである。そして「月極」という文字の入った看板が必ず出ている。で、その看板を見て、「月極」という意味が分からない子供(小学生など)が、「月極(「げっきょく」と読む子供が多い。正しくは「つきぎめ」と読む。)って何処にでもあるチェーン店なんだ、という笑い話がある。→誰もが昔はこのように思ったことがあるのではないですかね...???(「月極」を「つきぎめ」と読むことが出来るような学年になると、「月極」の意味も理解するので、「月極」というチェーン店と思うような子供はいなくなる。)
地下室―新たなる快適空間 (ワールド・ムック―Living spheres (470))
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起業の法律と手続き 駐車場トランクルームコインランドリー―開業手続き・許認可申請実践マニュアル
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