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ケータイ刑事銭形雷14話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第14話「わたしの色気でとろけなさい! ~新人女優殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の3回目となる今回は、劇中に登場下「びえすあい川」に関するネタから「」について、「一級河川」について、「流域面積」について、そしてこれが降ったということから「酸性雨」について記します。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/2付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

」:地表にある水が集まって流れる水路のことである。地表にある細長い凹地であって、水が流れる所を「河道(かどう)」と呼び、そこを流れる水のことを「河流(かりゅう)」と呼ぶ。そして河道と河流を合わせて「河川(かせん)」と呼んでいる。また、流水の接する地面のことを「河床(かしょう)」と呼んでいる。

また、「川」と「河」という漢字の両者が使われるが、一般的には大きいものに対して「河」の字を使うが、どこからの大きさ以上になったら「河」を使うのかという明確な基準は無い。また、小さいものは「小川」と言うが、これに関しても何処までの規模のものを「小川」と呼び、どこからを「川」と呼ぶのかという明確な基準は無い。

英語では「River」、ドイツ語では「Fluss」、フランス語では「Rivière」、イタリア語では「Fiume」、スペイン語では「Río」、オランダ語では「Rivier」、ポルトガル語では「Rio」という。(ポルトガル語が公用語であるブラジルの大都市・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の「リオ(Rio)」は「川」という意味である。(「Janeiro」は「1月」である。))また、「小川」のことを英語では「Brook」または「Stream」と言う。(前者がより小さい川を指し、後者は「River」よりも小さい川を指す。)

一級河川」:日本では、河川法によって「川」を4種類(一級河川、二級河川、準用河川、普通河川の4つがある。)に分類しているが、その中の1つであって、一級水系内の河川の内で国土交通省が管理する河川のことである。河川法が適用され、その河川流域の上流から下流まで(複数と都府県に及んでいてもそれらを含める。)の治水を一元的に管理されている。(意地、管理、水の利用などは国が管理していることになる。)

ちなみに、「二級河川」は二級水系内の河川の内で都道府県が管理する河川のこと、「準用河川」は一級河川、二級河川に指定された区間以外で市町村が管理する河川のこと、「普通河川」は一級河川、二級河川、準用河川以外で市町村が必要と認めて条例によって管理される河川のことである。

基本的には複数の都府県にまたがって流れている川はこれに分類されていると考えて良く、また、1つの都道府県しか流れていない川でも、大きな河川はこれに指定されていると思ってほぼ間違いない。全国では109の水系がこれに指定されていて、川の数は約1万4000にも及んでいる。尚、沖縄県には一級河川に指定されている川は無いが、それ以外の全都道府県には存在している。

流域面積」:河川に対して降水によって水が集まって流入する範囲の面積のことをいう。地表のある範囲に降った雨(雪を含む)の水を集めることから「集水面積」と言うこともある。英語では「The Size of a Drainage Basin」または「The Size of a Catchment Area」という。

よくある間違いは、流れている川の面積、則ち河床面積と認識されることであるが、これでは水量の変化によって面積が大きく変わることにもなり、あまり意味を持たないものになってしまう。

尚、流域面積と河川の流量、水量とは比例関係にある。(普通に考えると、当たり前のこととして理解できるでしょう。ある範囲内に降った降水量が川の水量になるのですから...)で、流域面積と川の長さとは関係ない。(長い方が流域面積が長くなる傾向はあるが、それよりも広い平野部を流れている方が流域面積は広くなりやすい。)

流域面積が世界最大の河川は、南米のアマゾン川であり、その流域面積は約705万平方キロ(日本の国土の19倍弱)に達している。それに続くのは、アフリカのコンゴ川、北米のミシシッピ川、南米のラプラタ川、アフリカのナイル川、と続いている。尚、長さが最長のナイル川が1位ではない。そのため、「世界最長の川はナイル川、最大の川はアマゾン川」と言われている。

一方、日本の河川の流域面積の上位は、利根川、石狩川、信濃川、北上川、木曽川、と続いている。(日本で最も長さの長い信濃川は1位ではなくて3位である。)

尚、「ケー刑事・ワールド」では、びえすあい川が世界最大の流域面積を持つ川とされているため、時空が大きく歪んでいると言うことが分かりますね。何せ、日本の国土の20倍近い面積を持つ川ということになるのですから...

酸性雨」:大気汚染が原因で降る雨であって、雨水のpHが5.6以下の雨のことである。(この条件を満たす雪の場合は「酸性雪(さんせいせつ)」と言う。)尚、大気汚染は、化石燃料を燃焼することによって排出されるだけではなく、火山活動(噴火)によって吹き上げられるものも含んでいる。そのため、全てが経済発展による環境破壊が原因とは言い切れないのであるが、火山活動が原因となったものは人類誕生以前からも何度も起こっていて、長い時間によって回復している。ということで、問題となるのは人為的な原因で発生した酸性雨である。これは発生するようになってからの時間は短い(19世紀の産業革命以後に発生するようになったので、せいぜい150年である。)ものの、雨水の酸性度が高いため、より深刻な問題となっている。

発生メカニズムは、大気中の硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、塩化水素(HCl)などを雨粒が吸収し、大気中の酸素と雨粒の水との間で化学反応が起こって硫酸、硝酸、塩酸などの強酸が生じることで生じるものである。化学反応によって雨粒が強酸性になるものであって、大気汚染によって排出された物質がその原因となる。で、強い酸性の雨が地表に降ると、地表の黄木を枯らすことになる。また、その雨水が河川を流れていき、湖などに流れ込むと、湖の水を酸性にかえることになる。酸性になると魚などが住めないようになってしまい、生態系に大きな変化をもたらす原因となる。

現在までに、酸性雨によって樹木が枯れた森があるのをはじめ、世界各地でその被害が多数報告されている。

また、大気中のアンモニアも同様に、水と反応すると塩基性となる。「酸性雨」の定義であるph5.6以下になることはないが、これを含んだ雨が地表に達すると化学反応を起こして硝酸塩となり、酸性雨と同様の被害を生じさせることになる。そのため、これも「酸性雨」の一つとして扱われている。(「塩基雨」とは言わない。)

英語では「Acid rain」、ドイツ語では「Saurer Regen」、フランス語では「Pluie acide」、イタリア語では「Pioggia acida」、スペイン語では「Lluvia ácida」、中国語では「酸雨」という。

 

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