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INXS『INXS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。言うまでもなく、オーストラリア出身のバンドとしては世界的に大成功を果たした彼らであるが、当時の本アルバムは本国オーストラリアのみでのリリースであった。(当然と言えば当然ですが...)が、そこそこのヒットを記録することになって、足場固めを行ったと言って良いアルバムになった。チャート成績は、オーストラリアで最高位27位を記録した。

収録曲は以下の全10曲である。『On A Bus』『Doctor』『Just Keep Walking』『Learn To Smile』『Jumping』『In Vain』『Roller Skating』『Body Language』『Newsreel Babies』『Wishy Washy』。

この中からシングル・カットされたのは『Just Keep Walking』であって、オーストラリアで最高位38位を記録している。尚、この曲は彼らのデビュー・シングルではなくて2nd.シングルである。(デビュー・シングルは『Simple Simon』であり、アルバム未収録曲である。)

お薦め曲としては、シングル曲の『Just Keep Walking』と『Doctor』『Body Language』『Wishy Washy』という所をピックアップしておく。

彼らが世界的にブレイクするのは'80's中盤になってからであり、サウンドの方もダンサブルでサックスが印象的な軽快なロックである。しかし、本アルバムのサウンドは彼らのイメージとは異なっていて、ニューウェーブ系のものである。この点で後の彼らのサウンドをよく知っている方にとっては違和感を感じることになるでしょう。が、彼らの原点はこちらのサウンドであって、音楽の方向が変わっていったのである。(音楽が変わるというのは当たり前のことである。)

また、本アルバム発表時は、ディスコ・ブームやパンク・ムーブメントの後でニューウェーブは一つの象徴的な路線でもあって、当時としては様々な試みが行われていた熱いジャンルである。それだけに、若いメンバーの熱いところを感じられることにもなっている。特に、M・ハッチェンスの若々しいボーカルを聴くことが出来るというように考えたら宜しいかと...

後のINXSのサウンドとは経路が違うものの、彼らのキャリアに於いては重要な位置づけとなるアルバムであるだけに、'80'sロック・ファンやダウンアンダー・ロックがお好きな方は要チェックのアルバムである。

 

INXS

INXS

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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