IRON MAIDEN『SOMEWHERE IN TIME』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1986年に発表された彼らの6枚目のスタジオ・アルバムである。初期のアルバムでは必ずメンバー・チェンジが行われていたが、4th.アルバムから7th.アルバムまでの間はメンバーが固定しているということもあって、同一メンバーでも3枚目のアルバムとなっていて、アルバムとしてもなかなかのクオリティのアルバムである。また、大作志向になっていて、時間的に長い曲が多いのも特徴である。チャートの方でも、イギリスで最高位3位、(西)ドイツで8位、アメリカで11位を記録するというようにヒットを記録している。
収録曲は、オリジナル版では収録曲は全8曲であったが、1995年に再発されたときに4曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全12曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Caught Somewhere In Time』『Wasted Years』『Sea Of Madness』『Heaven Can Wait』『The Loneliness Of The Long Distance Runner』『Stranger In A Strange Land』『Deja-Vu』『Alexander The Great』。(以下、ボーナス・トラック)『Reach Out』『Juanita』『Sheriff Of Huddersfield』『That Girl』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。まずは『Wasted Years』がシングル・カットされて、イギリスで最高位9位、アイルランドで最高位11位を記録するヒットとなった。続いて『Stranger In A Strange Land』が2nd.シングルとしてリリースされて、イギリスで22位、アイルランドで18位を記録している。尚、英愛以外の国ではチャートインを記録していない。
お薦め曲は『Wasted Years』と『Stranger In A Strange Land』のシングル曲と、『Caught Somewhere In Time』『Heaven Can Wait』『Deja-Vu』という所をピックアップしておく。
8曲で51分強ということから、10分を超えるような超大作は無く、平均的に曲の時間が長いということで、いずれの曲もが聴き応えのあるものである。(ボーナス・トラックの4曲の方が位からもオマケと言った感じがして...)しかも、捨て曲が無く、彼ららしいサウンドを展開しているということで、彼らのファンであれば満足度の高いアルバムでもある。ということで、じっくりと堪能しましょう!
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