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ケータイ刑事銭形雷15話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形雷・裏ネタ編」は第15話の「幻の女子高生刑事と共に追う謎! ~スカイフィッシュは実在した殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「」について、「スカイフィッシュ」について、そしてこの物語の冒頭で今回の物語について語られた所で出てきた「大袈裟」について、「セミドキュメンタリー」について記します。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/9付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

」:主に3つの意味がある。実在しないのに、その姿か実在しているかのように見えるもののこと、実在しているのに殆ど存在しないために希少価値の高いもののこと、実際に存在したものであるがその存在を確認できないもののこと、である。最初のものは、実在しないものであり、後ろの2つは実際には存在している(「した」という過去形も含む)ものである。そのため、この言葉が指す者は何でもありに近い状態になっている。

また、実在しないものも若しくは殆ど存在しないものを指すため、何らかの「伝説」を伴って「幻の○○」というような言い方をされることがある。

この物語では、ちゃんのことを指しているので、「実在している」使い方であり、女子高生刑事は殆ど存在しないということで「希少価値のあるもの(人)」ということになる。(女子高生刑事としては、「ケータイ刑事」の銭形姉妹、「スケバン刑事」の麻宮サキ(2代目以降も含む)などがいて、現在では二桁に達していますが...)

実在しないものという意味では「幻影」「幻覚」と一緒にされることもあるが、医学的な立場で語られるそれらとは別物である。

英語では「Illusion」「Phantom」「Vision」「Shade」などの言葉が使われるが、前2つは「幻覚」としての意味が強く、「Vision」は「幻影」としての意味があり、実体のないものということでは「Shade」が使われる。

スカイフィッシュ」:未確認動物(UMA(「海・1st.6話」で高村さんは「うま」と言っていたが、それは誤りで「ゆーま」と発音する。))の一つである。この物語の中でも簡単に触れられているが、長い棒状の身体を持っていて、空中を高速(280km/h以上)で移動するとされるものである。

体長は数cm~2m程度と幅があり、体の形は棒状で、側面に帯状のヒレを有している。また、体はいくつかの節があって、それぞれに翅があるともされている。(UMAということで、ある程度は好き勝手に言われているところがあるのもまた事実でして...) 超高速で移動するため、肉眼では捕らえることが出来ないとされている。

しかし、一時は動物学的にいくつかの説が主張されていて、実在していると考えられていたが、現在では物理学的にも、動物学的にもあり得ないとして、また、蝿などの昆虫がスカイフィッシュの動きと考えらるような動きをして、実際に高速度カメラで撮影されていて、その解析結果から、存在を否定されている。(正体は、「特定されていないものの「蝿などの小さな昆虫」という考えが主流になっている。)但し、現在でも存在説を唱える人もいるのもまた事実である。

日本では「スカイフィッシュ」と呼ばれるが、「フライング・ロッド」と呼ばれているのが一般的である。(空飛ぶ棒状のもの、ということからきている。)英語では「Flying Rods」または「Rod」と呼ばれていて、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Rod」、フランス語では「Fulgure」、中国語では「飛棍」と呼ばれている。

大袈裟」:実際よりも誇張して語ったり、表現することを言う。英語では「誇張した」ということでは「Large」や「Dramatize」、「ぎょうぎょうしい」ということでは「Pompous」、「誇大な」ということでは「Overdone」という単語が該当することになる。

13世紀初頭(鎌倉時代)に栄西が宋から帰国して臨済宗を伝えて、禅を広める活動をしていた時、禅僧たちは大きな袈裟を着て、街中を歩いて説法をしていた。その様子を見た他の宗派の僧侶や一般人にはおおぎょうなことだと受け取られ、禅を非難する意味でそのことを「大袈裟」と言ったが、これが語源とされている。

また、袈裟は僧侶が左肩から右脇下に掛けるものであるが、刀で人を斬る時に袈裟を掛けたように方から斜めに大きく斬り降ろす斬り方のことでもある。(時代劇では派手になるために、これが登場するのが当たり前になっている。)

セミドキュメンタリー」:半記録的作品のことである。事実の記録と創作した部分とを絡ませて進めていくものである。尚、創作した部分が無ければ「記録作品」または「ドキュメンタリー」と言うことになり、全てが創作したものであれば「フィクション」ということになる。

記録映像に劇的な要素を入れるために創作部分(演出を入れたもの)を加えて作るか、フィクションを作る上で部分的に記録作品の手法を取り入れて作る場合とがある。テレビドラマは基本的に全てフィクションというものが殆どであるが、映画の場合は記録映画(ドキュメンタリー)というものも数多い。映画では純粋な意味での「ドキュメンタリー」というのも数多いが、テレビでは部分的に演出を行った「セミドキュメンタリー」というものが数多い。(旅紀行番組や特集番組でも部分的に演出を行っているのが殆どである。)

この物語での「川渕浩探検隊」は、記録映像という作り方をベースにしていて、部分的に演出(「ヤラセ」とも言う。)を行った創作部分が入る形になっているため、正に「セミドキュメンタリー」と言う言葉がピッタリである。(ちなみに、「川渕浩探検隊」の元ネタとなる「川口浩探検隊」もヤラセ演出が取り入れられていて、「セミドキュメンタリー」である。)

尚、英語では「Semi Documentary」と言うように2語とする場合と、「Semi-Documentary」という用に1語扱いする場合、更には「Semidocumentary」と言うように完全に1語になっている場合とがある。(いずれも意味は同じである。)

 

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