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「SUNSET GRILL」 [映画(洋画)]

表題の作品は1992年のアメリカ映画「ハードラック」である。「ロボコップ」のピーター・ウェラーと「フットルース」のロリー・シンガーが共演したということで、それなりにネームバリューはあったはずなのに、残念ながら日本では劇場未公開作となった作品である。私立探偵が事件の謎を解いていくというアクション作品である。

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はケヴィン・コナー、脚本はマーカス・ライトとファルク・アーメッドの2人、撮影はダグラス・ミルサム、音楽はケン・ソーンである。そして出演は、ピーター・ウェラー、ロリー・シンガー、ジョン・リス・デイヴィス、ステイシー・キーチ、アレクサンドラ・ポール、マイケル・アンダーソン・Jr.、ダニー・トレホ、たちである。

元FBIのライダー・ハートはロスで私立探偵をしている。妻のアニータとは別れて酒浸りになっていたハートだったが、ある日、元妻のアニータが殺されるという事件が起こった。アニータはメキシコからの不法移民であることが事件の鍵になっていると感じたハートは、アシスタントのローレンと共に独自に調査を開始した。アニータの交友関係を洗っている内に、不法移民の斡旋組織が背後にあって、その組織が移民の斡旋だけでなく、強制的に臓器売買を行っていたことが分かった。更に、アニータの過去が暴かれていき、彼女の正体は...

展開としては特に捻りがあるということはなく、ありがちな展開である。また、主人公が酒浸りであるが、やる時にはやるというのもねこういうジャンルの作品としてはありきたりの設定である。(で、泥臭い感じを持ったまま、ストーリーが進んで行く。)

ということで、特にこれというポイントが無いということで、(日本で)劇場未公開になったのも納得出来るところである。が、事件の背後に移民問題と臓器提供問題を絡めているというのは、アメリカでは社会問題という認識も出来ているが、日本ではこの2つは共に今一つ関心の低い問題である。ということで、これも劇場未公開となった理由の一つと思われるが、社会問題を扱っているということで嫌われるのですかね...本作で描かれている結末はともかく、こういう作品はもっと取り上げられるべきだと思うのですが...

尚、日本では劇場未公開作品であってもLDでのリリースというのはよくあったが、本作はLDですらリリースされていない作品である。ということで、残念であるが、現状ではDVD化はまずあり得ない作品でしょうね...

 

↓ビデオも輸入版です。(日本語字幕は当然ありません。)

Sunset Grill [VHS] [Import]

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Sunset Grill (Rated) [VHS] [Import]

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