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JEFF HEALEY BAND『SEE THE LIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表されたJEFF HEALEY率いる彼らのデビュー・アルバムである。カナダ出身のJEFFは、幼少時から癌に侵されていて、盲目であるというハンディキャップがあったが、そういうものに負けずにバンドを率いていた。そして苦労の末に作り上げたアルバムである。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位22位を記録し、1989年の年間アルバム・チャートでも67位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『Confidence Man』『My Little Girl』『River Of No Return』『Don't Let Your Chance Go By』『Angel Eyes』『Nice Problem To Have』『Someday, Someway』『I Need To Be Loved』『Blue Jean Blues』『That's What They Say』『Hideaway』『See The Light』。

シングルとしては、『Confidence Man』『Angel Eyes』『See The Light』『Hideaway』がリリースされている。その中でも『Angel Eyes』はBillboardで最高位5位を記録する大ヒットとなって、1989年のBillboard年間シングル・チャートでも70位にランクインしている。またこの曲は、2004年にオーストラリア出身のPAULINIがカヴァーして、豪州でNo.1ヒットとなっていることでも知られている名曲である。

お薦め曲は、シングル曲の『Angel Eyes』と『Hideaway』とアルバム・タイトル・ナンバーでもある『See The Light』、更に『My Little Girl』『Don't Let Your Chance Go By』『I Need To Be Loved』という所をピックアップしておく。

サウンドの方はブルース系ロックを中心としているものの、正統派のロック・ナンバーを含めて'80'sらしいロックも聴かせているので、'80'sサウンドがお好きな方には特に違和感を感じることなく受け入れられものである。また、JEFFは盲目であるために誰にも真似できないようなギターの演奏方法を採っているが、普通のギタリストの演奏テクニックに劣っているということはない。また、一部の曲ではハーモニカを取り入れていて、これが絶妙なスパイスとなっていて、独特の世界観を築き上げることに成功している。

カナダ出身ということで、今一つ知名度では劣っているものの、サウンドのクオリティは高く、アルバムとしても完成度の高いものに仕上がっている。また、何かとJEFFはS. WONDERと比べられるところがあるのだが、サウンドも異なり、彼自身の世界が完成しているため、比較することなく彼の世界を堪能すべきである。

知名度と言うことでは低いものの、カナダ出身のミュージシャンの持っている実力は高く、'80'sや'90'sにはカナダ出身のミュージシャンが時折世界を制していることがあるが、彼らのポテンシャルもそれに劣ることなく高いだけに、チェックしておきたいところである。

 

See the Light

See the Light

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1992/01/20
  • メディア: CD

シー・ザ・ライト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1995/11/22
  • メディア: CD

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