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ケータイ刑事銭形雷15話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第15話「幻の女子高生刑事と共に追う謎! ~スカイフィッシュは実在した殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の2回目となる今回は、この物語の元ネタである「川口浩探検隊」について、物語の舞台となった「横浜市青葉区緑山」について、そしてその地はこれと言われていたことから「秘境」について記します。尚、「川口浩探検隊」については「・15話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/9付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

川口浩探検隊」:テレビ朝日系の「水曜スペシャル」(19:30~21:00)で放送された人気シリーズであって、1978年から1985年にかけて放送されたものである。(不定期に合計45回が放送された。)

内容は、サバイバル企画の冒険ドキュメンタリー・タッチのバラエティ番組である。世界各地の秘境に赴き、その冒険の模様を過剰なバラエティのノリの演出(やらせ演出)で見せてくれる娯楽番組である。また、力の入ったナレーションも特徴的であって、これもこの番組の命であった。→'70'sから'80'sを象徴する番組でもありました。

いくつかの例外もあるが、基本的には「…実在した!!」「…存在した!!」「…追え!!」「…見た!!」という単語を使ったサブタイトルが付けられていて、しかもそれなりに長いサブタイトルになっている。(中にはこれらを複数使っているサブタイトルもある。)当然、サブタイトルも過剰な演出効果を狙って、派手な形容詞が使われている。2時間ドラマのサブタイトルも長いことで有名であるが、番組のサブタイトルを長くすることに貢献した(?)のが「川口浩探検隊」でもある。(ひょっとしたら、「ケータイ刑事」のサブタイトルの長さ、インパクトがあるタイトルというのは、これを意識しているのかもしれないですね。何せ、この物語の脚本を書いた佐々木浩久監督や丹羽Pの世代は「川口浩探検隊」が放送されていた時期は中学生から大学生、という時期であるため、見ていたことは間違いないでしょうし...)

効果的な音楽を使っているのはじめ、'80'のバラエティ番組ではスタンダードとなった演出が随所に見られるということでも、この番組が多大な影響を与えたことは疑う余地がない。但し、「ヤラセ」と言う部分は何かと問題を起こすことにもなっているだけに、よい意味だけでなく悪い意味でも影響を与えていることになる。

尚、人気シリーズであったが、番組が終了することになったのは、1985年に「水曜スペシャル」が番組打ち切りの様な形で終了し、番組改編が行われてこのような番組を放送する枠が無くなったため、それっきりということで終了することになった。現在では、更に不定期な特番として続けることもあるでしょうが、そういう「特番」という形での復活もなかった。で、1987年に隊長を務めた川口浩が亡くなったため、復活ということも完全に無くなったと思われた。しかし、2002年になって、探検隊の隊長に藤岡弘、が就任して「藤岡弘、探検隊」として復活した。(「藤岡弘、探検隊」は2005年までの間に6度の探検が行われ、テレ朝の「スイスペ!」の枠で放送された。)内容の点でも、演出の点でも「川口浩探検隊」を踏襲したものであって、やらせ演出も健在であった。(ここでは「バラエティ番組」ということを強調して、「やらせ」も演出ということで宣伝文句にした。)

その後、2006年にWOWOWが海外ドラマ「バミューダー・トライアングル」を放送するにあたり、そのHPの中で「宮内洋探検隊の超常現象シリーズ」というコンテンツが制作され、3つの探検が行われている。(現在はこれが探検隊の最も新しい物ということになる。)これは「川口浩探検隊」のようなTV放送されたものではないが、ノリは受け継いでいる。

現時点では一応3代目隊長までいるが、今後どうなるのかはわからない。が、隊長は「○○ひろし」と言うのが暗黙のルールであることを考えれば、今後、誰が隊長になるのか、ある程度予想は出来ますね。但し、新作が製作されるかは分かりませんが...

また、「川口浩探検隊」のことを歌った歌として、嘉門達夫が歌った『ゆけ!ゆけ!川口浩!!』という曲がある。これは番組内のネタを面白おかしく歌ったものである。良くも悪くもこの番組の内容を見事に語っている歌詞は、コミカル・ソングの範疇を超えていて、風刺ソングの名曲と語り継がれている一曲となっている。

ちなみに、「川口浩探検隊」は一部がDVD化されてリリースされているので、現在でも楽しむことが出来る。が、最近では放送倫理規定がどうのと言って、色々と問題になりそうなシーンがありますね。まあ、'70'sから'80'sらしいノリの番組だったということにはなりますが...

横浜市青葉区緑山」:横浜市青葉区は、18区ある横浜市の区の1つであって、横浜市の北西端に位置する行政区である。また、現在の18区の中では都筑区と共に最も新しい区である。(それまでの港北区と緑区の2つの区を再編して、青葉区と都筑区を分区して4つの区になった。)

人口は約30万人で港北区に次いで2番目に多い。また、区の名前にもなっている「青葉台」も青葉区にあるが、銭形姉妹が通っている青葉台学園がそこにあるのかは不明である。(それよりも、港区赤坂に近い所にあるように思われる節がある。)

緑山は青葉区の中でも北西端に近い所に位置している。地理的には川崎市麻生区、東京都町田市との境に近く、小田急小田原線の鶴川駅、玉川学園前、東急こどもの国線のこどもの国駅が最寄り駅と言うことになる。

この地にはTBS系が保有している緑山スタジオがあって、「ケータイ刑事」でもここで結構撮影が行われていて、劇中によく登場している場所の一つになっている。ここにTBSが本社を移転させるという計画があったため、広大な土地が確保されている。また、現在ではTBS系以外のドラマ撮影も行われていることもある。

また、近くには心霊スポットとされている現在は閉鎖された道路があって、時々紹介されることもある場所でもある。

秘境」:人が殆ど行ったことがなく、その土地の様子が殆ど知られていない土地のことである。主に、人跡未踏の地とされるものと、人里離れた地とされるものとがある。

一般的には南米・アマゾン川流域のような人跡未踏の地というイメージが強いが、近年では人里離れた場所、原野が残っていたり山奥というような自然が残っていて人が殆どいない(行かない)場所への旅行がブームになって、こちらの意味での「秘境」が増えている。

英語では、人跡未踏の地という場合は「Trackless Region」と言い、人里離れた地域という場合は「Secluded District」と言って、それぞれが区別されている。

この物語では緑山が「秘境」とされているが、この地は会社の所有地である緑山スタジオがあって、側に住宅地が開発されているものの、開発されずに山が残っている場所であるということで、この点での「秘境」と言うことになりますね。(以前であったら、「秘境」とは呼べない場所であが、言葉の変化によって「秘境」の意味が拡大したことで、ある意味ではという条件付きながら「秘境」と呼べる場所になったと言っても誤っているとは言えなくなったといっていいですね。何せ、人跡未踏の地ではなく、人里離れた地域でもないですから...)

 

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