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JAMES TAYLOR『JAMES TAYLOR』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1968年に発表された彼のデビュー・アルバムである。つい先日(2010/10)にリマスターされ、ボーナス・トラックが追加されたものが再発されたばかりということで、改めて聴いてみるのにはタイミング的にも良い時期です。本アルバムでデビューした彼は、特に'70'sを代表するシンガーソングライターとなって大ヒット曲を連発することになるが、本アルバムは次作以降の彼のアルバムのヒット規模を考えると、苦戦したアルバムである。また、彼の発表したアルバムの中で唯一のアップル・レコードからのリリースである。尚、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位62位を記録している。(尚、彼は現在まで16枚のスタジオ・アルバムを発表しているが、全てBillboardのアルバム・チャートにランクインしていて、その中で最高位が最も低位置なのが本デビュー・アルバムというのが凄い所である。→10枚以上アルバムを発表すると、次第にチャート成績は伸びなくなり、キャリア30年、40年となるとチャート的には大苦戦するのが一般的なのに、1997年以降の3枚のアルバムはBillboardのアルバム・チャートで全てTOP 10入りを続けている。)

収録曲は、オリジナル版では全12曲であったが、2010年10月にリマスターされたものには後ろに4曲のボーナス・トラックが追加されて、全16曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『Don't Talk Now』『Something's Wrong』『Knocking 'Round The Zoo』『Sunshine Sunshine』『Taking It In』『Something In The Way She Moves』『Carolina In My Mind』『Brighten Your Night With My Day』『Night Owl』『Rainy Day Man』『Circle Around The Sun』『Blues Is Just A Bad Dream』。(以下、ボーナス・トラック)『Sunny Skies』『Let Me Ride』『Sunshine Sunshine (Demo)』『Carolina In My Mind (Demo)』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。デビュー・シングルの『Carolina In My Mind』がBillboardのシングル・チャートで最高位118位を記録している。また、2nd.シングルの『Something's Wrong』はチャートインしていない。

お薦め曲としては、シングル曲の『Carolina In My Mind』、そして『Taking It In』『Something In The Way She Moves』『Night Owl』『Rainy Day Man』『Blues Is Just A Bad Dream』という所をピックアップしておく。

彼のキャリアでは、デビュー・アルバムということで記念すべき作品であるのだが、レコード会社を移籍して心機一転して発表した2nd.アルバム以降の快進撃を考えると、本アルバムは黒歴史のように扱われているのが残念な所であったが、この度、ようやくリマスターされたということで、改めて聴いてみるのが良いでしょう。で、扱いは黒歴史であっても内容的にはそうではないと言うことを改めて知ることが出来る。(再評価されることになると思います。)ということなので、じっくりと聴いてみるのが宜しいかと...

 

James Taylor

James Taylor

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2010/10/25
  • メディア: CD

↑ ボーナス・トラックあり | ボーナス・トラックなし ↓

James Taylor

James Taylor

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2005/04/26
  • メディア: CD

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