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JAMES BROWN & THE FAMOUS FLAMES『PLEASE PLEASE PLEASE 』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1959年に発表されたJAMES BROWNのスタジオ・デビュー・アルバムである。(一応、名義上はTHE FAMOUS FLAMESの名前があるが、本アルバムのリリース時には実質的にJ.B.のバックバンドになっていました。)ファンクの帝王と呼ばれたJ.B.の音楽活動は本アルバムよりも4年ほど遡るところから始まり、ヒット曲『Please, Please, Please』を生み出しているのはご存知の通りである。が、その後ヒットが続かず、J.B.が中心のバンドになり、遂にJ.B.のソロ/J.B.がバンドを率いる形でリリースされたのが本アルバムである。

収録曲は以下の全16曲である。『Please, Please, Please』『Chonnie-On-Chon』『Hold My Baby's Hand』『I Feel That Old Feeling Coming On』『Just Won't Do Right』『Baby Cries Over The Ocean』『I Don't Know』『Tell Me What I Did Wrong』『Try Me』『That Dood It』『Begging, Begging』『I Walked Alone』『No, No, No, No』『That's When I Lost My Heart』『Let's Make It』『Love Or A Game』。

この中からシングル曲としてリリースされているのは何曲かあるが、ヒット・チャートを賑わしたのは本アルバムのリリース前の1956年にリリースされた『Please, Please, Please』と1958年の『Try Me』である。前者はBillboardのR & Bチャートで5位(ポップ・チャートでは105位)、後者はR & Bチャートで1位(ポップ・チャートでは48位)を記録している。で、この2曲はJ.B.の初期の初期の作品としてお馴染みの曲となっている。

お薦め曲は、『Please, Please, Please』と『Try Me』は当たり前であるが、全部と言いたくなる充実した内容であるので、迷ってしまうのが正直なところである。ヒットの規模と言うことでは本アルバムの収録曲には大きなものはないが、後に「ファンクの帝王」と呼ばれるようになるJ.B.の原点がここには散りばめられており、いずれの曲もが捨てがたい。(ということで、結局、全曲をお薦めと言うことにしておく。)

尚、収録曲数は16曲と多いが、収録時間は40分を超えたところである。これは1曲平均が2分半ということであり、全ての曲が2分台であるためでもある。

リリースから半世紀以上が流れたているが、本アルバムには若い頃(レコーディングした当時は20代前半であった。)の彼の魅力に満ちあふれていて、全く色褪せてはいない。数多くのアルバムを発表しているJ.B.であるが、彼のアルバムを聴く場合は、現在ではベスト盤などのコンスピレーション・アルバムが中心になることが多いであろうが、彼の原点となる本アルバムはオリジナルのアルバムとしてしっかりと聴いておきたいところである。じっくりと堪能しましょう!

 

プリーズ、プリーズ、プリーズ(紙)

プリーズ、プリーズ、プリーズ(紙)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2003/08/06
  • メディア: CD

Please Please Please

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polygram Records
  • 発売日: 1996/03/19
  • メディア: CD

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