ケータイ刑事銭形結 #1(感想) [ケータイ刑事]
まずは、第1話の予告編に付いて記しておくと、先週の放送枠(「ベストドラマ100」)で流れず、一体何を考えているのか?と思っていたのだが、昨日(3日)になって15秒版(「BS-TBS」のジングルがあるので実質的には12秒)をようやく目にすることが出来、ゲット出来たのだが、30秒版(実質的には25秒若しくは27秒)は目にしなかったですね。
更に、最も酷かったのは、来週、則ち第2話の予告が無かったということである。(来週もBS-TBSの放送で、予告が流れるのを追おうと思いますが...)ということで、本気で放送し様という気が感じられず、仕方なく放送しているだけという感じですね。(この枠で放送していた「ベストドラマ100」が「恋日」中心でマンネリになっていることから、冷却期間を置くために看板を掛け替えただけと言ったらいい所である。)もはや「昔の名前で出ています」状態になってしまって、これまで築き上げられた「ケータイ刑事」の栄光は失われてしまいました。
こうなると、いつでも「打ち切り・終了」という最悪の筋書きも見えてきてしまうということで、もう完全に余命数ヶ月の末期の重病人ですなぁ...→(「結」というタイトルが既にシリーズ「完結」となる作品であることを物語っているとはいうものの...が、丹羽Pのことだから、第三の従姉妹ということで、その内またやりそうな気がしますが...)
また、途中のCMに入る所で、アイキャッチが入らないというのと、アイキャッチなしでCM明けの本編が始まるというのはシリーズ初でした。(次回予告がないのも同様。)尚、「鑑識メモ」も無かったが、「愛」では無かったので、こちらはシリーズ初ではない。
一方、内容の方は、第1話のお約束も一通り抑えていて、この辺りは「ケータイ刑事」らしいところである。(「身分証の間違い」「公文書偽造」「冷え性?」)また、柴田束志以外は全て新顔ということからくる違和感は特に感じられなかったのだが、「柴田さんズ」というところは大いに違和感が...→「柴田二郎」が僅か2回の登場(「舞」と「零」で一度ずつ)だけだったこと、更には、鑑識柴田がレギュラーになった「舞」以降の物語でも、これまでにも何度か鑑識柴田不在の物語もあっただけに、複数の鑑識は何かと浮いてしまいそうな気が...
更に残念だったのは、第1話のお楽しみの「クイーン・宝積さん」ですね。事件をふり返るところで少しだけ台詞があったものの、殺された状態での登場が殆どということで、「零・1話」の再来と言ったらいいでしょうか。同じ殺されるだけでも「海・2nd.1話」ではPV風の見せ場があっただけに、今回は余りにも物足りなさを感じたところでした。
また、結ちゃんの相棒となる「あさみつひこ」は岡野さんと同じ警部補ということだったが、平仮名ばかりで、細かいことは気にしないというキャラとしては面白いのだが、「ケータイ刑事」に登場する刑事としてはやはり「???」である。というのは、「浅見光彦」がモデルであるのは見え見えであるが、浅見光彦は刑事ではなくてルポライターである。(探偵紛いのことをしているものの、探偵でもない。)更に、筆者にとっては「浅見光彦」というと辰巳琢郎ではなくて、水谷豊か榎木孝明なのである。(ちなみに、岡野さんことトミーも浅見光彦を演じたことがある。)辰巳琢郎というと、「浅見光彦」ではなくて「食いしん坊!万才」の方が印象が強いんですよね。(ちなみに、「食いしん坊!万才」での彼の後任が五代さんこと山下真司である。)
結ちゃんの決め台詞の1つである「絡む、悪の糸」に関しては名前が「結」ということで「結ぶ」ということで「糸」ということだと思うが、犯人が張り巡らした思惑のことを舵採っているということで「意図」と掛け合わされていると考えれば歴代では最も上手い言い方になりますね。しかし、単に「糸」だけだったら、音数が「3、3、2」ということで、違和感を感じてしまう。→歴代は海ちゃんが「3、3、4」(「寄せる、悪のさざ波」)であったが、他の6人は「3、3、3」である。
そして、口上の方であるが、本家の赤リボンである舞ちゃんと零ちゃんをかなり意識してますね。「この世に絡む悪の紐、どんなに固く結んでも、わらわに解けぬ結びなし。その名も人呼んで、ケータイ刑事銭形結! 正義の蝶々結び解いてみな!」また、本家四女・零ちゃんと共に、末っ子は「わらわ」という所が共通しているのは、やっぱり意識しているのでしょうね。
で、犯人を赤い紐で拘束して蝶々結びで捕らえてしまうのは、舞ちゃんを更に発展させた形で、ビジュアル的には面白いところでした。(が、その後の回転というのはちょっと飽きている...)また、やはり初めての犯人を拘束する所は、やっぱり宝積さんで見たいところでした。
主題歌の方は、主演が歌うというのは分家シリーズではお約束であるが、もう一つ歌詞がよく聞き取れなかったですね。また、途中で『むすんでひらいて』のメロディが出てきていたが、既成曲の一部を使うというのもお約束なんですかね...
尚「銭形結、16歳。…」というナレーションは曲の途中と言うことで、「愛」「泪」以外と同じ組に入ることになりました。(主演(岡本杏理)が子役からの経験があるということでは「愛」「泪」グループに入るんですがね...しかも、愛ちゃんは「ブースカ!ブースカ!!」、泪ちゃんは「ウルトラマンティガ」「ロボタック」、結ちゃんは「牙狼<GARO>」ということで、特撮系TV番組へ子役として出演しているという共通点まである。)
今回は「あさみつひこ」を「あ・さみつひこ」「あさ・みつひこ」「あさみ・つひこ」「あさみつ・ひこ」と何処で区切るのかということをネタにして遊んでいたが、出てこなかった「あさみつひ・こ」も出てきて欲しいところでした。結ちゃんは「同じネタは二度しない」と注意していたが、今後も登場するかもしれませんね...
そして、それに合わせるように「宝舎クユカ」(「ほうしゃ・くゆか」)、「石香ワリカ」(いとか・わりか)、「スワタ ロウ」(すわた・ろう)という遊びがあったのは、「ケー刑事」らしいところでしたね。
全体的には、やっぱり「ケータイ刑事」らしい所はしっかりと抑えていて、それなりに楽しめる物語であるのだが、「ここが楽しみ」というような所がなかったので、あんまり期待しない方がいいですね...初回だったと言うことで、まだまだこれからですけど...
尚、歴代ケータイ刑事の中で、「16歳」という設定になったのは舞ちゃんに続いて2人目であるが、階級が「警視正」だったので、舞ちゃんと同い年の時に既に階級が1つ上になっていました。(警視正として登場するのは6人目である。)
それ以外に思ったのは、今回のゲストの石川梨華について、「モーニング娘。」にいて人気を誇っていた時のオーラが全くなくなっていて、何処にでもいるような普通のタレントになっちゃっている、と感じたことでした。
ところで、「海」と「命」の時の様に、本編の内容に対して細かく記していくことについては、今回の内容が思っていた水準であった(最初から期待していなかったため、低く考えていたが、それレベルの範疇だった)ため、現状では記さないつもりです。(気が向いたら記すかも...)一応、MBSで放送された時にとしておきます。(「命・改訂版」もMBSの放送時にとしたが、MBSでは今だに「命」は放送していない...)
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↓本家四姉妹
↓分家四姉妹
↓岡本杏理出演作をいくつか
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