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古代少女隊ドグーンV#10 [特撮]

前回に続いて主題歌の所で歌詞のテロップが出ているが、今回は歌詞のテロップだけとなって、その部分を歌っているメンバーの表示が無くなったのは残念でした。更に、今回は色々と「残念だった」と言うところが多すぎる物語でもありました。先週の予告で期待したのだが、空振りでした。

まずは、今回の目玉の「巨大化」であるが、本作は元ネタが戦隊なのに、巨大戦では戦隊ではなくてウルトラマンのパロディをやっていたこと。これでは戦隊化した意味が全くなかったということになってしまう。しかも、巨大化したのは妖怪本体ではなくて操られている人間とドグちゃんだったことで、ドグーンVの5人は傍観者となって空気化していたのも残念でした。(戦隊で敵の巨大化というと、やっぱりロボットでしょう。)尚、主役のドジちゃんだけは最後に「ドキドキウェーブ」を放っていたのと、翔太とのいくつかのやりとりで、それなりの見せ場があったものの、どうでも良いような存在になっちゃっていて...ところで、いつ、「いきますよ~」で変身したの?

また、物語の方は「浮気」と「誤解」をキーワードにして、かなりシュールな物語となっていて、それを妖怪を用いて風刺とするということで、完全に「ドグーンV」ではなくて「ドグちゃん」の物語の1つと言っても良いものになっていたのも残念でした。(「ドグちゃん」の作風は面白く、それを否定することではなく、「ドグーンV」として殺るべき内容ではなかった、ということである。)

で、今回の物語はKJ脚本ということで、こうなると今度の「銭形結・2話」(これもKJ脚本である。)が不安に...(今回の物語のように着眼点は面白いが、冴えない展開の物語になって良そうな予感がする...)

尚、巨大化した団地妻に掠われ、助けられた後の翔太のようになりたかったと思うことについては諸手を挙げて賛成です。

ある団地に住む江藤妙子は結婚10年の夫と二人暮らしの主婦である。或る夜、夫が誰かと会う約束の電話をしていて、妻には仕事だと嘘を言うと話していたのを聴いて、浮気していると感じた。それ以降、団地の人が、夫は浮気していると囁いている様に感じるようになる。そんな妙子に、近所にすむ谷山というおっちゃんが誘いの声を掛けてくる。更に、音の浮気相手と思われる女から堕胎費用を取りに行くという電話があり、遂に怒りのエネルギーが爆発した。で、妙子は巨大化し、浮気相手と思われる女の車を塚も、投げ捨てた。

巨大な団地妻が現れたことで、ドグーンVがやってくる。シャシャ爺が妖怪検索をして、これは妖怪水増しバートとゴードンと分かる。ドロちゃんが早速攻撃を仕掛けるが、全く相手にならず、翔太が巨大団地妻に捕まってしまった。そんな所にドグちゃんがやってきて、「これじゃああなたたちの手には負えないわね」ということで上級妖怪ハンターだけが許された幻の業である「縄文式巨映投写」(テロップはこう出たが、巨大な防衛戦士ということで「縄文式巨衛投写」とするとか、言葉の意味から「縄文式虚栄投写」としたほうがより面白くなったと思います。)で1万年ぶりドグちゃんが巨大化した。(完全に「ウルトラマン」のパロディに突入。→着地で土煙が出るところなど、細かい所までパロっている...)

巨大妻は「ハレンチな格好、恥を知れ!」と言って翔太をドグちゃんに向かって投げつける。それをドグちゃんは受け止め、「ここにいて」と言って胸の谷間に入れた。で、巨大戦開始。

巨大妻は長ネギを鞭の様に使って攻撃、ドグちゃんはドグちゃんソードで対抗しする。続いて妖怪は大根をミサイルのように発射するが、ドグちゃんは胸で吸収し、逆に発射(ここは「マジンガーZ」(アフロダイA)のパロディですね。)し、2発目の大根ミサイルと相打ちになった。続いて巨大団地妻の椎茸攻撃で、両目を塞がれたドグちゃんのカラータイマーが鳴り始めた。(シャシャ爺が、膨大なエネルギーを消費するから3分しかもたないと説明するが、完全に「ウルトラマン」ですね。)

そんな所に妙子の夫が拡声器を手にして呼びかけた。結婚10周年で何か贈ろうと思い、イノシシを狩ろうとして仕事と偽って狩りに出掛けた。で、鴨を仕留めたのだった。これに妙子は10年間思っていたことを口にした。が、怒りのエネルギーが消えていって、元のサイズに戻った。駆け寄る夫にビンタ一発を入れ「もうあなたの籠の中には戻れない」と言って去っていった。

これに慌てた妖怪バートとゴードン。が、変身したドジちゃんが目の前に現れて「ドキドキウェーブ」で退治した。

その夜、翔太たちはカモ鍋にして、それを食べながら、ドジちゃんは小さいながらも幸せを感じていた。が、その夜、妙子の夫が巨大化した...

本作は「戦隊」を基本としたパロディなのに、今回は「モスラ」(小美人)や「ウルトラマン」などのパロディをやったが、戦隊の巨大戦のパロディが欲しかったところでした。(まあ、剣で戦うのが戦隊ロボなので、辛うじて掛かっているということも出来ますが...)が、やっぱりドジちゃんたちがロボットを操縦するようにするべきでしょう。ただ、最近の戦隊の巨大戦のように複数(戦隊側)対一(敵)というように、いじめにしかみえない構図を避けて、一対一の巨大戦にしたのは良かったところでした。(あまり良いところがなかっただけに、無理矢理良いところをさがすのも大変だ...)

尚、「怪談新耳袋~ノブヒロさん」と「銭形泪」や「銭形零」に登場した隣の主婦の持ちネタを使っていたこともあって、全体的にはKJらしい脚本だったと言えるのだが、それだけにお馴染みのネタを流用していた、ネタとしては面白くなかったですね...

次回は、最後の物語の前編で、いよいよ水野美紀がゲストに登場ということで、ドロちゃんとの間でのアクションを見せて貰いたいところですが...

ラスト(次回予告の後)の「じゃんけん」は、ドロちゃんの登場で、「手(グー)グー」でした。(やっとドロちゃんが登場した。)→最終回はご挨拶でしょうから、次回はドジちゃんがじゃんけんに登場して、じゃんけんは終わりでしょうね。

 

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