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ケータイ刑事銭形零8話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形零・裏ネタ編」の増補は第8話の「ハッタリ君のはったりを暴け! ~忍者殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「はったり」について、「忍者」について、そして「ハッタリ君」の元ネタである「忍者ハットリくん」について記します。尚、「忍者ハットリくん」については「・8話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/2/24日付です。)

はったり」:喧嘩を仕掛けて脅すこと、実状以上に誇大に見せたり言ったり振る舞ったりすることを言う。

元々は、的屋の隠語として使われていた言葉であって、「殴ること」「喧嘩を仕掛けて脅すこと」であった。この使い方は明治時代にも使われていたが、あくまでも意味としてはそこまでであった。戦後になって「実状以上に誇大に見せたり言ったり振る舞ったりすること」という意味でも使われるようになって、これが一般に広まった。そのため、「虚仮威し(こけおどし)」「見せかける」という意味の方が広く知られるようになり、現在では「喧嘩を仕掛けて脅すこと」という本来の意味が忘れられている。

英語とフランス語では「Bluff」、ドイツ語では「Täuschung」、イタリア語では「Scogliera alta e Ripida」、スペイン語では「Fanfarronada」という。

忍者」:忍びの者、忍術使いのことである。日本に於いて、古くから諜報活動や破壊活動などを仕事としていたとされる故人、若しくは集団である。古くは鎌倉時代から存在していたとされ、江戸時代にはいくつかの流派の集団が知られている。また、特定の大名に付き、その手先となって様々な活動をしていたとされている。

日本にいた存在であるが、独特の衣装(「忍者装束」という)に身を包み、時にはアクロバティックな動きをしたり、「忍術」と呼ばれる術を使うことから、世界的にも広く知られた存在である。→現在でも、一部の国には「忍者」のイメージが日本のイメージとなっている所があるほどである。

戦国時代の伊賀・甲賀組、紀州根来衆などは余りにも有名であるが、それ以外にも有力な戦国武将に付いていた忍者集団が知られている。(武田氏の透破、越後上杉氏の鳶加当他、相模北条氏の風間党、奥州伊達氏の黒脛巾組、加賀本願寺の修験、出雲尼子氏の鉢屋一党などは忍者として知られている存在である。)また、伊賀忍者(服部半蔵たち)は徳川家康に抱えられ、江戸時代になると徳川幕府で重用され、徳川幕府を支える隠密として活躍したことで知られている。(特に、江戸の町の治安を陰で支える存在であった。)

尚、現在では「くノ一」というと女忍者と認識されているが、本来の「くノ一」の意味は、女忍者ではなくて忍者の元で働く下働きの女性のことを言った。それがいつしか「女忍者」のことを「くノ一」と言うようになった。尚、忍者の下働きをする男性のことは「タヂカラ」と呼ぶが、男忍者のことを「タヂカラ」とは言わない。→「くノ一」とは「女」という漢字を書き順に分解したしたものであり、「タヂカラ」は「男」という漢字が「田」と「力」に分解できることに由来している。

歴史に名前を残している忍者はいろいろといるが、中には完全にフィクションであるのに実在した忍者と認識されている忍者もいる。

尚、英語をはじめとして殆どの言語では「忍者」をローマ字表記した「Ninja」ということで通じる。(「くノ一」も「Kunoichi」で通用する。)尚、中国語では日本語と同様に「忍者」と言う。

忍者ハットリくん」:藤子不二雄A原作の漫画であり、またその作品の主人公の名前でもある。漫画は、1964年から1968年にかけて、光文社の雑誌「少年」に連載され、更に1981年~1988年には「コロコロコミック」「てれびくん」「小学○年生」に連載された。また、テレビでは、実写作品とアニメ作品として放送されており、劇場版映画もアニメ作品と実写作品とが製作されている。

物語は、忍者の里・伊賀から東京に出てきたハットリくん(ハットリカンゾウ)が三葉家に居候することになり、そこで繰り広げられる様々な騒動を描いたものである。また、三葉家のケン一との友情を描いたり、様々な忍術を取り上げている。

映像化された作品である実写版TV作品は、最初は1966年に「忍者ハットリくん」のタイトルでNET系(現在のテレビ朝日系)で放送されている。全26話の白黒作品である。(白黒作品という所が時代を感じるところである。)出演は牟田悌三、久里千春、高宮克巳、左卜全、野村光徳、野村好徳、谷村昌彦、熊倉一雄(声)、たちである。

続いて、その終了から10ヶ月の間をおいて、1967年8月から「忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ」のタイトルでその続編が製作され、NET系で放送されている。こちらも全26話、白黒作品である。出演は水谷克之、浜路義明、江原一哉、市村俊幸、関千恵子、松坂慶子、熊倉一雄(声)、たちである。尚、この作品は松坂慶子のTVデビュー作品として知られている。(彼女は子役としてデビューしていて「ウルトラセブン」が有名であるが、本作も彼女が出演していたということで名前だけは広く知られている。)

第1作は、忍者の里・伊賀から東京に出てきたハットリくんが三葉家に居候することになり、そこで繰り広げられる物語である。続編は、山に帰ったハットリくんは寂しい思いをしていた。そんな所に宇宙から忍者怪獣ジッポウが現れ、意気投合した両者は再び都会に行き、そこでいろいろな珍騒動を繰り広げる、と言う内容である。

アニメ作品は1981年からの放送であって、平日の夕方に帯番組として1日10分、週に5本の放送という形でスタートした。日曜朝にも30分枠で放送されるようになり、更には週5の帯から週1の30分番組に格上げされて、1987年まで放送された。尚、放送したのはテレビ朝日系である。アニメでは694本が放送されたが、特番で放送されたものを含めると700話を越えている。

そのアニメ版の劇場作品は、「ドラえもん」と併映という形で、1982年の「ニンニン忍法絵日記の巻」、1983年の「ニンニンふるさと大作戦の巻」、1984年の「忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ」、1985年の「忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵」が製作、公開された。(いずれの作品もが単独公開作品ではないこともあって、時間的には「中編」と言うことになる作品である。)

劇場版の実写作品は2004年のことであって、封切りされたのは8/28である。(「銭形泪」の本放送の時期である。)この物語の本放送は2004/11/21であるため、既に劇場公開は終了していたが、少し前までは劇場公開されていた作品であるため、やや遅れ気味なものの、ネタとしては時流に乗っていたということが言える。

この作品は「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」というタイトルである。作品データを記しておくと、時間は100分、原作は藤子不二雄A、監督は鈴木雅之、脚本はマギー、撮影は高瀬比呂志、特撮監督は尾上克郎、美術は清水剛、音楽は服部隆之である。そして出演は、香取慎吾、田中麗奈、ゴリ、知念侑李、戸田恵子、浅野和之、升毅、宇梶剛士、東幹久、伊東四朗、たちである。また、大杉漣、瀬戸朝香、乙葉、西村雅彦、川田広樹、草彅剛、と言った面々がカメオ出演している。

尚、この作品は、登場人物の名前こそ原作漫画に倣っているが、内容の方は完全なオリジナル作品である。

ちなみに「忍者ハットリくん」の主な登場人物の名前は、主人公・ハットリくんの名前は「ハットリカンゾウ(服部貫蔵)」である。また、父は「ハットリジンゾウ(服部陣蔵)」、弟が「ハットリシンゾウ(服部心蔵)」であり、「ケムマキケムゾウ」というライバル忍者がいる。また、居候している三葉家の人たちは、パパは三葉健太郎、ママは三葉妙子、長男がケンイチ(三葉健一)であり、ケンイチの憧れのクラスメートが河合夢子、ケンイチや夢子たちの学校の担任の先生は小池先生である。

 

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