ケータイ刑事銭形雷20話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形雷」の第20話の「タネも仕掛けもありません ~売れないマジシャン殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」の2回目となる今回は、この物語のクイーンがこれを意識してのキャラクターということから「クリィミーマミ」について、何度も口にしていた「ミラクル」について、トミーがこの対応携帯で見ていたと言うことで「ワンセグ放送」について、その時のマジックで使われていた「シルクハット」について記します。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/5/14付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「クリィミーマミ」:正式なタイトルは「魔法の天使クリィミーマミ」である。1983年7月から1984年6月にかけて、日本テレビ系で全52話の作品として放送されたアニメ番組である。(魔法少女ものの作品である。)また、OVも製作されている。また、スタジオぴえろが製作した「魔法少女シリーズ」の第1作となった作品でもある。(このシリーズは第5作まで製作されている。)
主題歌の『デリケートに好きして』(歌は主人公の声を担当した太田貴子である。)は「恋する日曜日」の第3シリーズ第22話「お引越し」(山下リオ主演)でテーマ曲としても使用されている。
物語は、10歳の少女・森沢優を主人公としていて、彼女がある日、フェザースターの住人・妖精ピノピノと出会い、道案内をしたお礼として、ピノピノは優に1年間だけ魔法のステッキを与えた。魔法の力で優は16歳の姿に変身して町を歩いていると芸能プロダクションにスカウトされて、歌手としてデビューすることになった。直ぐに人気アイドルのクリィミーマミとなった優。そんな優は、小学生として学校に通い、放課後は16歳のアイドルとしての二重生活をしていくことになる。そんな優が繰り広げる物語である。
クイーンが意識しているのは、そのアイドルのクリィミーマミである。クイーンのステージ衣装がクリィミーマミのステージ衣装を意識したものになっているが、ある意味では'70's後半から'80's前半のアイドル(歌手)というのは、その衣装、スタイル、髪型などは独特のものがあって、アイドルと言えばの王道をいくものである。(所謂「聖子ちゃんスタイル」ということになる。)
「ミラクル」:英語の「Miracle」、日本語では「奇跡」(「奇蹟」と表記されることもある。)という。または「驚異的」「不思議な」という意味もある。マジックでは(ショーとはいうものの)不思議な現象を起こす用に演じるため、「奇跡」「不思議」ということで、この言葉は良く用いられるものでもある。
しかし、「奇跡」と言うと、神の力のなせる業とされて、宗教と結びつくことが多いのもまた事実である。というのは、常識では考えられない不思議な出来事のことを指すため、それが神の力によって起こされたことと語られ、神秘的に語られるため、宗教で神と崇められることとなるためでもある。
また、事故や災害に遭った場合、「奇跡的に助かった」というように言われることがあるが、これは普通ならば死んでいるような目に遭っているのに、不思議なことが起こった助かった、ということで「奇跡」と言う言葉が使われる。(これは更に「神のご加護があった」とされて、一段と宗教の方に繋げられることが多い。)
英語とフランス語では「Miracle」(多々し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Wunder」、イタリア語では「Miracolo」、スペイン語では「Milagro」、中国語では「奇蹟」という。
「ワンセグ放送」:日本で行われている地上デジタル放送の一つであって、携帯電話やポータブルテレビのような移動端末での視聴を想定して行われている放送サービスである。正式名称は「携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス」と言うが、「1セグ」または「ワンセグ」という略称で語られている。
放送が開始されたのは2006/4/1であって、関東、中京、関西圏などの大都市圏で開始された。その後、2006/12/1には日本全国の県庁所在地での放送も開始されて、日本全国で対応することになった。(地上波放送のサービスであるため、BSやCS放送は関係ない。)この物語の本放送は2006/5/13であったため、ワンセグ放送がスタートして間もない時期であったことになる。→岡野さんの携帯電話(P901iTV:当時はDoCoMo端末では唯一のワンセグ対応端末であり、他社携帯を含めても3機種しかなかったワンセグ対応端末の1つであった。)がワンセグ対応機種ということで、ワンセグ放送のPRのためという部分もあった物語でもありました。
番組内容は、スタート時から2008年3月末までは、地上デジタル放送と同一内容とすることが法律で定められていたため、単に地上波放送の番組を携帯電話で見ることが出来るというものに過ぎなかったが、法改正によって「地上デジタル放送と同一内容」という部分が緩和されたため、現在ではワンセグ放送独自の番組も一部で行われている。
「ワンセグ」と呼ばれるのは「1セグメント」ということから来ている。というのは、日本の地上デジタル放送は1つのチャンネルの放送が13のセグメントに分割された構造となっていて、ハイビジョン放送では12セグメントを用いている。(SD放送の場合は1チャンネルあたり4セグメントを使用するため、3チャンネルの同時放送が可能となる。)そして残る1セグメントの部分が低解像度の携帯電話などの移動端末向けの放送に割り当てている。つまり、13セグメントの内の1セグメントを利用している放送であるため、「1セグメント」、そこから「ワンセグ」と呼ばれるようになった。
尚、音声の方は、HD/SD放送では5.1チャンネル音声に対応しているが、ワンセグの方は2チャンネルのステレオ放送であって5.1チャンネル音声には対応していない。
情報量が少ないため、ワンセグ放送は低解像度の放送ということになるが、情報量が少ないということは表示を行う場合の信号処理が簡単にできるということになり、携帯電話の小さな画面でも極端に画質が劣ることがない。尚、ワンセグ放送の解像度は320×240画素のアスペクト比が4:3のものと、320×180画素のワイドアスペクト比のものとがある。→ワンセグ放送を見るのであれば、320×240画素のQVGAで問題ない。(WVGAやVGAのディスプレイでは拡大処理をして表示することになるため、信号処理が一段増えることになる。それに、元々の画質が低いため、ワンセグ放送を見るのであればQVGA液晶の携帯電話で全く問題ない。但し、それでも画質は粗く、字幕スーパーが出ても読めないなどの問題がある。→アナログ放送の方が高画質である。)
ワンセグ放送は地デジ放送以上に協力な信号圧縮が行われているため、アナログ放送、地デジ放送、ワンセグ放送で同じ内容の番組を放送していても、アナログ、地デジ、ワンセグ放送の映像には時間差がある。それが生放送の場合では、アナログ放送では最大でも1/30秒以内の遅れ(これは原理的にあり得る最大の遅延時間である。)であるが、地デジでは2~3秒程度の遅延が生じ、ワンセグ放送では4~5秒程度の遅延が生じる。→相撲や野球中継を同時に見ると、その時間差が面白いことになる。
「シルクハット」:男性の正式礼服である燕尾服やモーニングコートを着用する時に用いる第一正礼装用の紳士帽子である。頂上が平らになっている円筒型のクラウン(山部)があり、両側がソリ上ったツバが付いている。また、色は光沢のある黒であるのが正式である。
欧米では男性の正装のあるため、上流社会では当たり前のように使われている。尚、山高帽やソフト帽は、シルクハットを簡略化したものであり、正装用の帽子ではないが、量産雷に優れていたため、中流階級では広く普及することになった。
また、手品では、ここから色んなもの(動物ではうさぎや鳩、それ以外ならば花などが多い)が出てくるということで、定番のアイテムとなっている。
尚、名前に「シルク」とあるが、素材としてはシルク(絹)であることから日本語ではこの名前で呼ばれているが、元々はビーバーの毛皮を使った帽子であって、ビーバーに変わってシルクが使われるようになったという歴史があって、英語では「Top Hat」、ドイツ語では「Zylinder」、フランス語では「Haut-de-Forme」、イタリア語では「Cilindro」、スペイン語では「Sombrero de Copa Alta」、中国語では「大禮帽」という。(「シルクハット」と言うのは和製英語と言っても良いが、英語で「Silk Hat」と言って通じる場所と通じない場所がある。)
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