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ケータイ刑事銭形零9話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形零」の第9話「引越しする死体!? ~幻の殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目の増補となる今回は、劇中で高村さんが口にした事柄から「愉快犯」について、「武士は食わねど高楊枝」について、「理不尽」について、「踊る刑事に見る刑事、同じ刑事なら踊らな損損」と口にしたことから「阿波踊り」について、そして「楊枝」について記します。尚、「楊枝」については「・17話[裏ネタ編]PART 3」で「楊枝入れ」として記したものをベースにして修正と加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/1日付です。)

愉快犯」:世間を騒がせて、その様子を楽しむ行為のこと、またはその犯罪行為を行う犯人のことである。尚、「愉快犯」というのは罪状ではなく、その行為の内容によって問われる罪は様々である。(内容的には罪に問えるかどうかというグレーゾーンのものもあるのも事実である。)

一例を挙げると、世間を騒がすように挑戦状を送りつけたり、犯行予告を行ってマスコミが話題に取り上げるのを楽しむというものがある。(この場合、挑戦状や犯行予告として記した内容を実行する/しないということは関係ない。→実行したら何らかの罪に問えるが、実行しなかった場合は罪に問うのは難しいことが多い。但し、最近ではそういう挑戦状や犯行予告があった場合、警備を増強させたとして「威力業務妨害罪」で検挙されることが多くなっている。→ネットの掲示板に書き込まれる「犯行予告」というのは実際に実行されないことが多いが、この罪で逮捕されることが多い。(尚、そこに記された内容の犯罪を実際に行うと、その罪と「威力業務妨害罪」の両方が適用されることもある。)

愉快犯は、マスコミがおもしろがって報道することもその一因とされていることを考えると、20世紀になってマスコミが自由に報道することが出来るようになった副産物ということにもなる。(少なくとも、マスコミが発達していない時代の犯罪とは性質が完全に異なる犯罪ということになる。)そのため、「愉快犯」は現代的な犯罪/犯罪者ということになる。(当然のことながら、これが起こる原因はマスコミだけが原因では無いのですが...)

英語では「Criminal for pleasure」、ドイツ語では「Täter für Vergnügen」、フランス語では「Offenseur pour Plaisir」、イタリア語では「Offensore per Piacere」、スペイン語では「Ofensor para Placer」、中国語では「愉快犯」と言う。

武士は食わねど高楊枝」:諺の一つであり、京都のいろはがるたには含まれている文言でもある。意味は、武士は貧しくて食事をすることが出来なくても、食べたふりをして爪楊枝を悠然と使い、ひもじいところを微塵も見せないということである。また、そこから転じて、「人は貧しくても気位を高く持って生きろ」と言うことを語っている。

尚、高村さんは「ある貧しいお侍様が副業として毎日超高級楊子を作っていたが、その楊子は全く売れず、お金が無くなったお侍様は餓死してしまった」という話を聞いて「「武士は食わねど高楊枝」って本当の話だったんだ」と言っていたことから、正しい意味は理解していないですね。

尚、類句としては「鷹は飢えても穂を摘まず」という言葉がある。英語では「Better go to bed supperless than to rise in debt.」と言う言葉がある。(直訳すると、「借金を背負って起きるくらいなら、晩飯抜きで寝る」となる。)

理不尽」:道理を尽くさないこと、道理に合わないこと、無理無体なこと、またはそういう様のことをいう。尚「不条理」という言葉と混同されることが多いが、「不条理」は物事の道理や筋道についてのことを言い、法律的な意味合いのある場合に使われる言葉である。一方、「理不尽」は人間の感情的な概念が含まれる場合に使われる。

英語では「Unreasonable」と言うが、「Unjustness」や「Outrageous」という言葉にも「理不尽」という意味がある。また、ドイツ語では「Unvernunft」、フランス語では「Déraison」、イタリア語では「Irragionevolezza」、スペイン語では「Sinrazón」、中国語では「不説理」という。

阿波踊り」:阿波国(現在の徳島県)を発祥の地とする盆踊りであって、日本三大盆踊りの一つとされているものである。(あとの2つは、秋田県・西馬音内の盆踊り、岐阜県の郡上おどりである。)

歴史は古く、約400年の歴史がある。特に徳島市で行われるものは規模も大きく、四国三大祭の一つにもなっている。現在では、徳島以外の場所でも阿波踊りが定着している所が色々とあって、日本三大阿波踊り(徳島のものと、東京高円寺阿波おどり、南越谷阿波踊り)をはじめ、各地に阿波踊りは広がって定着している。→当然のことながら、規模が最も大きいのは徳島市のものである。(徳島市は人口が約26万人、都市圏人口が約60万人であるが、観光客が日本各地から130万人(4日間で)が訪れるという規模を誇っている。)

2拍子の伴奏に乗って踊る盆踊りであり、その伴奏には三味線、太鼓、鉦(かね)、横笛などが使われる。そして「えらいやっちゃ」というフレーズと「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」というフレーズは余りにも有名であり、踊りの振りは知らなくてもこの歌詞は誰でも知っているというほど有名である。ということで、この物語で高村さんが口にした「踊る刑事に見る刑事、同じ刑事なら踊らな損損」というのは、ネタ元が誰でも分かるところである。→事件の入電が入り、現場に言ったら事件が起きていなかったということで踊らされただけに、実に上手く使われていますね。

尚、英語では「Awa Odori」と言うのが一般的であるが、「Awa Dance」と言う言い方もある。

楊枝」:「爪楊枝」とも言う。また、「楊子」という表記もある。歯の間に詰まった食べかすを除去するのに使用したり、タコ焼きや饅頭などの食べ物を口に運ぶ際、その食物を突き刺して使用したり、料理において容易にばらけてしまうものを串刺しにしてばらけないようにするのに使用される小さな棒のことである。

長さは5cm程度であって、細くて短い棒である。(長くても10cm程度である。)尚、同じ様なものとしては「串」があるが、「串」は10cmを越えるものが一般的である。(「楊枝」と「串」を区別する明確な基準は無いが、「串」は分類状は調理器具、「楊枝」は歯の手入れ用の道具とされている。)木製のものが一般的であるが、プラスチック製のもの、トウモロコシの澱粉製のものなどもある。→使い捨てられるのが一般的であるが、トウモロコシの澱粉製の楊枝は食用原料を使っているため、残飯と一緒に捨てても、その残飯をそのまま(動物の)飼料として使うことが出来る。

尚、使い捨てではなく、洗って何度も使用する楊枝もあって、そういうものはプラスチック製が多いが、象牙製や金製のものなどもある。(但し、象牙や金製のものは、使用するものとしてではなくて派手な装飾を付けた飾り品というのが普通である。)

また、楊枝は先端が尖っていて、そのもう一端には模様のように削られているが、これは「こけし」をモチーフにしたものである。(単なる小さな棒ではなく、デザインされていると言うことになる。)

歴史は古く、古代のインドや中国で使用されていたものであり、それが日本にも入ってきた。最初は貴族などが使用するものであったが、平安時代になると仏家を経て一般人の間にも定着することになった。

尚、英語では「Toothpick」または「Picker」と言い、ドイツ語では「Zahnstocher」、フランス語では「Cre-Dent」、イタリア語では「stuzzicadenti」、スペイン語では「palillo」、中国語では「牙籤」と言う。

 

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