ケータイ刑事銭形雷22話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形雷・裏ネタ編」は第22話の「気分はもうスピード!? ~バスジャック殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「スピード」について、サブタイトルではひらがな表記になっているものの「猛スピード」について、「バス」について、「バスジャック」について記します。尚、「スピード」と「猛スピード」については「命・3話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして編集/加筆しました。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/5/28付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「スピード」:「速さ」「速度」「速力」「早いこと」を言うが、専門用語としてもいくつかの意味がある。(機械用語では「変速装置」のこと、スポーツでは「スピード・スケート」(これも省略された言葉であって、省略しない言い方は「スピード・スケーティング」である。)のこと、トランプでは「スピード」というゲームの名前であり、映画の宣伝チラシにも速報版のことを「スピード」と呼ぶ。更には覚醒剤の一つである「メタンフェタミン」の俗語でもある。それ以外としては、音楽グループ、映画タイトルなどもある。)
この物語での「スピード」は、言うまでもなく「速度」のことである。(その前にある「もう(猛)」は修飾語であるので、ここでの「スピード」は言うまでも無く名詞である。)
英語では「Speed」、ドイツ語では「Geschwindigkeit」、フランス語では「Vitesse」、イタリア語では「Velocità」、スペイン語では「Velocidad」、中国語では「速度」という。
「猛スピード」:「猛」は「たける」の意味であって、激しいことである。(後に続く言葉の修飾語であって、その単語の意味をより強めるものである。)よって、「猛スピード」とは、「より早い速度」ということになる。しかし、「より早い速度」というのは具体的にはどのぐらいの速度のことを言うかは状況によってさまざまである。
というのは、比較基準となるものがあってこそ「猛」という言葉が生きてくるためである。つまり、基準となるものが定義されないと、その対比となる「猛」が付いた言葉についても具体的には定義できないことになる。
また、同じものであっても、基準が変わることで不適当な言い方になってしまうこともある。この具体的なこととして、「徒歩」ということを考えると、一般的には時速4km/hが標準的な速度である。よって、早歩きで8km/hで歩いたとすると、それは「猛スピード」で歩いていることになる。しかし、自転車で8km/hとすると、ゆっくり走っていると言うことになって「猛スピード」とは言えない。更に、これを新幹線に当てはめると、8km/hしなると半分止まっているような速度になってしまい、飛行機ではこの速度では止まっている様なもの担ってしまう。
また、車を例えにして、100km/hという好く度考えると、高速道路でこの好く度で走行していれば普通の速さであるので「猛スピード」とは言えないが、一般道をこの速度で走るとなると「猛スピード」ということになる。また、F-1などのレース・カーでは100km/hはコーナリング時ならばともかく、直線を走っていれば遅すぎる速度ということになる。
尚、「猛スピード」で移動することにすると、移動時間の短縮が出来るのは事実であるが、それだけ危険度も上がることになる。また、通常の速度で移動する場合に比べてより多くのエネルギーを消費することになって、ロスが増えることになる。「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く?」という標語があるだけに、スピードはほどほどにしましょう。
「バス」:日本語で「バス」と記されていると複数の意味がある。(英語では「Bass」「Bus」「Bath」という言葉が日本語では「バス」と表記される。)音楽の世界で、男声の最低音域のこと、和声または対位法で最低声部のこと、弦楽器のコントラバスの略称のこと、低音部を受け持つ管楽器の総称のこと、低音用の音部記号であるバス記号のこと、魚の「バス」のこと、は英語では「Bass」と表記される「バス」である。また、英語で「Bus」と表記される「バス」は、公共交通機関の乗合自動車のこと、複数の信号線をまとめて伝送するための信号線のこと、という意味がある。また、「Bath」は洋風の浴槽、または浴室のことである。更に漢字で「馬尾毛」と表記して「ばす」と読むと、馬の尻尾の毛のことである。
一般的に「バス」と言うと、公共交通機関である乗合自動車である「バス」のことを指しており、この物語でも当然ながら、その乗合自動車の「バス」である。
乗合自動車の「バス」は、同時に複数(数人から数十人程度)の旅客輸送を目的とする乗合自動車のことである。一般には箱形の大型の車両が使用されていて、内部には多くの座席を備えている。また、乗車口は車両の前部と後部に複数備えた「路線バス」で使用されるものと、前部にのみ備えた「高速バス/観光バス」で使用されるものとがある。また、一部では複数の車体を連結した「連接バス」と呼ばれるものもある。
自動車であることから、一般の道路を走行することになるため、電車のように専用軌道が必要ないため、公共交通機関としては最も簡単に運行させることが可能である。
日本では「バス」は乗車定員が11名以上とされていて、それよりも乗車定員の少ないもの(乗車定員が10名以下のもの)は「マイクロバス」と呼ばれる中型車両を使用した小型のバスがある。(しかし、これも立派な「バス」であるのは言うまでも無い。)
現在のバスは自動車が使用されているが、起源は17世紀のフランスの乗合馬車である。これは短命で廃止されることになったが、19世紀になってフランスで特定の場所の送迎用として乗合馬車が運行され、それが事業へと発展していき、馬車に変わって蒸気機関を使った車両が使用され、1895年にガソリンエンジンを搭載した車両が登場した。現在ではディーゼルエンジンに移行しているが、今日のようなバスが登場している。(以後は、車両の改良や大型化、居住性の改善などで車両の変化はあるが、基本的なところでの変化はない。)また、「バス」という名称は、「乗合馬車」を意味する「Omnibus」が語源とされている。
日本では、1903年に広島市内で運行されたのが最初である。(但し、これは馬車組合の反対で半年で廃止された。)その後、1919年に東京で営業が開始され、現在に至っている。
英語では「Bus」、ドイツ語では「Omnibus」、フランス語、イタリア語、オランダ語では「Autobus」(但し、発音は異なる)、スペイン語では「Autobús」、ポルトガル語では「Ônibus」、中国語では「公共汽車」という。(中国語では「自動車」のことを「汽車」といい、日本語の「汽車」のことは「火車」と言う。)
「バスジャック」:運行中のバス(基本的には乗客の乗っているバス)を乗っ取る行為のことを言う。(運行中であっても、乗客がいないという場合もあるが、その時に乗っ取られても、一応「バスジャック」とは言いますが...)
尚、「バスジャック」と言う言葉は和製英語であるため、英語では通じない。→英語の「Hijack」を「High-Jack」と勘違いしてことから、「High」を「空」、「Jack(ジャック)」を「乗っ取り」と解釈したことから生まれた一連の言葉である。そのため、日本語では「バスジャック」「シージャック」「トレインジャック」「カージャック」というように、乗っ取り行為を乗物に応じて言い分けている。(英語では、公共交通機関の乗っ取り行為は、乗物の種類に関係なく全て「ハイジャック(Hijack)」と言う。)
世界では、航空機を乗っ取るハイジャックと同様に、亡命目的で行われることがあるが、日本は島国であるため、陸路で(外国に)亡命することが出来ないため、日本で発生するバスジャック事件はテロ関係か犯人の精神的異常によって起こされたものというのが殆どである。→この物語でも、表向きは海王星団の荒畑任五郎の釈放を要求するというテロに関するものであった。ただ、実は別の目的を果たすための隠れ蓑だったという所は、物語としては良く練られていますが...
また、フィクションの世界、特に「特撮ヒーロー」作品では、悪の組織が幼稚園バスをバスジャックするというのは、定番中の定番の作戦としてお馴染みであるのだが、最近ではこの作戦もあまり行われなくなった。(世界征服を狙う悪の組織が行う作戦としては「セコい」という突っ込みも定番になっている。)
英語では「Hijack」と言うが、乗物を特定する「Bus Hijacking」と言う場合もある。また、ドイツ語では「Flugzeugentführung」、フランス語では「Détournement d'avion」、イタリア語では「Autobus Dirottando」、スペイン語では「Autobús Secuestrando」、ポルトガル語では「Seqüestração de ônibus」、中国語では「劫公共汽車」と言う。
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