ケータイ刑事銭形雷24話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「銭形雷」の第24話の「キョの三宝を守れ! ~銭形雷探偵団VS怪人5面相事件」についての「裏ネタ編・増補」の4回目となる今回は、怪人さんの物語ではお馴染みの事柄から、「鰻屋」について、「ビデオテープ」について、「着替え」について、そして今回の物語ではこれが付いたと言うことで「肝吸い」について、それにはこれが入っていたということから「下剤」について記します。尚、「鰻屋」については「零・4話[裏ネタ編]PART 4」で、「ビデオテープ」につては「泪・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 4」で、「着替え」については「泪・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/11付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「鰻屋」:ウナギ科の軟骨魚であるウナギを使った料理を専門に提供する飲食店のことである。(ウナギ料理のみを提供する専門店もあれば、大衆食堂のように多くのメニューを提供し、その中のメニューの1つとして鰻料理を提供している店があるのは言うまでもない。)
「鰻」は、世界でもそれほど種類は多くなく、世界でも20種類程度しかおらず、生息範囲は熱帯から温帯にかけてである。英語では「Eel」と言うが、食用に成毛のは特に「Japanese Eel」と言う。(その他、フランス語でも「Anguille du Japon」、イタリア語でも「Anguilla Japonica」、オランダ語でも「Japanse Paling」と言うように「日本」という言葉が入っている。)ドイツ語では「Aal」、中国語では「鰻魚」と言って「日本」という言葉は入っていない。また、俳句の世界では夏の季語である。
尚、日本に棲息するものはウナギとオオウナギの2種類であって、棲息しているのは主に川谷湖などの淡水領域であるが、河口や海(海水領域)にもいる。また、産卵は海で行うものとされている。(アメリカ産の鰻はバミューダー諸島のサルガッソー海、日本産は太平洋の沖合とされている。→はっきりとは解明されていないが、先日、マリアナ諸島西方の太平洋がウナギの産卵場所だと言うことが判明したニュースが流れていましたね。)
尚、「養殖鰻」は、海で生まれた鰻の稚魚を育てたものであって、孵化からの完全養殖というものではない。
鰻の成魚は50cm程度という種類のものが一般的であるが、大きくなる種類では1mから1.5m程度にまで成長する。(オオウナギは1mぐらいにまで成長する。)また、体色は暗褐色であり、腹の部分は銀白色というのが一般的であるが、生活環境によって多少の変化があって、中には背中が青緑色、灰褐色、腹が黄色のものいる。尚、基本的に鰻は夜行性である。
海で卵から孵化すると、そこで成長する。やがてある程度の大きさにまで成長すると、川を上っていくことになる。そして川の上流や湖などの淡水で7~8年生活する。やがて産卵期に入ることになると、卵を持った鰻は海で産卵をするため川を下っていき、海に行き、産卵を行う。
日本では古くから食材として利用されており、石器時代から食材として利用されていた記録がある。(但し、当時は「蒲焼」ではない。)古くは、鰻をぶつ切りにして、それを串に刺して焼き、味噌や酢を付けて食べたとされている。蒲焼という料理として醤油や味醂、酒、砂糖を使ったタレを利用するようになったのは江戸時代になってからとされている。現在、鰻料理と言うと「蒲焼」というイメージがあるが、当然ながらそれ以外の料理もある。(例えば、白焼き、う巻き、肝吸い、肝焼き、うざく、ひつまぶし、など。また、パイに入れることもある。)
「蒲焼」は鰻以外の魚(例えば、サンマ、イワシ、アナゴ、ハモ、ドジョウ、ムツゴロウ、カワヤツメ、など)を使ったものもあるが、特に種類を断らずに「蒲焼」と言うと、「鰻の蒲焼」のことを指すのが一般的となっている。
(鰻の)蒲焼をご飯の上に乗せたものとして、「鰻丼」と「鰻重」があるが、丼を使っていたら「鰻丼」、お重を使っていたら「鰻重」というのは正確ではない。(但し、おおむねはそのように理解していても特に大きな間違いではないですが...)というのは、「間蒸」と呼ばれるような、ご飯と蒲焼きが複数層重ねられたものを「鰻重」と呼ぶ地域があり、その地方では丼を使っている「鰻重」が存在するのである。(当然、お重を使うこともある。)
尚、蒲焼にする場合、鰻の処理について、関東では背開きにして蒸してから焼き、関西では腹開きにして蒸さずに焼く、という違いがあるのは有名な所である。
また、蒲焼のタレは店によって特徴があって、それを秘伝として昔から伝えているが、関東風のものと関西風のものとの違いと共に、色々と味わってみるのも楽しみとなる。→特に関東では、「関西風」ということを売りにしている鰻屋もありますし...(関西では「関東風」を売りにしている店は殆ど無いですが...)
「ビデオテープ」:ビデオ信号を記録する磁気テープの総称である。磁気記録の発展と共に進化しており、何種類かのテープが存在する。(複数のフォーマットが存在するのはオーディオ用の磁気テープと同様である。)
当初はオープンリール式のビデオテープがあり、テープ幅は2インチ、1インチ、1/2インチのものがあった。オープンリールでは何かと使い勝手が悪いため、60年代からカセット式のビデオ規格が研究開発され、'60's終盤に「Uマチック」として登場した、このテープ幅は3/4インチである。その後、1975年に登場したVX方式からのビデオテープの幅は1/2インチとなり、この幅のテープを採用したビデオ規格は様々なものがある。(各方式の間に互換性はない。)VHSとそのファミリー(VHS-C、S-VHS、D-VHSなど)、βとそのファミリー(ED-β、ベータカムなど)はこの代表的な存在である。その後、テープは幅が8mmというVideo-8、Hi-8が登場した。これらは全てアナログ信号を記録するものであったが、デジタル化に伴って、デジタル・ビデオ信号を記録するフォーマットが登場し、テープ幅が1/4インチとなったDVが登場した。また、βと同じカセットを用いたデジタル方式も登場している。
それらの中でも、VHS方式のビデオシステムが世の中に広く普及したことから、「ビデオテープ」と言うと、VHS方式のビデオテープのことを指すことも多い。(β方式は「β」、Video-8は「8ミリビデオ」と言うのが一般的で、それらのテープを「ビデオテープ」と言うことは殆ど無い。)
その後、DVDの登場と放送のデジタル化もあって、現在ではビデオテープの需要は以前よりも大きく減少し、現在のビデオ信号を記録するものはDVDが主流になっている。(が、DVDもBDに移行しつつある。(が、この移行は予想を下回るペースである。))
英語では「Videotape」、ドイツ語では「Videoband」、フランス語では「Vidéo」、イタリア語では「Videonastro」、スペイン語では「Vídeo」、中国語では「録像帯」と言う。
「着替え」:衣服を着替えること、またはそのために用意した衣服(着物)のことを指す。英語では「着替えること」を「Change one's clothes」、替えの衣服を「Extra Clothes」または「Spare Clothing」と言う。また、着替えの服のことをドイツ語では「Kleidung zum Wechseln」、フランス語では「Changement d'habit」、イタリア語では「Abito di Ricambio」、スペイン語では「Cambio de Ropa」、中国語では「換衣服」と言う。→旅行をする場合、日帰りは別であるが、着替えを持って行くのは当たり前である。が、ある程度の期間となる長期旅行では、現地で調達する場合もあるでしょうから、この単語は覚えておいた方が便利ですよ。
尚、怪人十面相(八面相以下、3面相までを含む)の劇中での着替えは、ラフな衣服から正装への着替えであるが、着替えるという行為は「ラフから正装/正装からラフ」(正装から別の正装、ラフから別のラフという場合も当然ありますが...)を含め、衣服を変えることを言う。但し、正装に着替える場合のみ「正装する」という言い方もある。
「肝吸い」:「肝吸」と表記されることもある。鰻の内臓を具として使った吸い物のことである。(すまし汁であるのが一般的である。)尚、使用される内臓は漢字から肝臓と予想されるが、実は肝臓ではなくて胃や腎臓などである。
内臓は身の部分よりも脂肪が少ないため、さっぱりとしていて、脂身のある鰻の蒲焼きとの相性が良く、好まれている。
尚、外国語では特に対応する言葉が無く、日本語をそのままローマ字表記した「Kimosui」と言うが、寿司などの日本食ほど世界には浸透していないのもまた事実である。
「下剤」:便通を良くするために使用される薬剤である。「くだし薬」「瀉下薬」「便秘薬」「緩下剤」「瀉剤」などという言い方もある。
便秘の際、便通を良くするために使われるのが一般的であるが、外科では手術を受ける患者が手術中に排出物を出すことを防ぐために、手術前の前処理として使用されている。(この場合は「下剤」とは言わずに「瀉剤(しゃざい)」と呼ばれる。)
主なものとして、植物油を使った「粘滑性下剤」と硫酸マグネシウムを使った「塩類下剤」、刺激性の成分(ひまし油、アロエ、等)を含んだ「刺激性下剤」、メチルセルロースを使った「膨張性下剤」などがある。
これを飲むと、大腸と小腸の蠕動運動が促進されることになり、腸の内部にある物をより排出しやすくする。そのため、排便したくなるのである。
尚、一部の(いかがわしい)「ダイエット食品」や「ダイエット薬」には、実は単なる下剤という場合もあるので、いかがわしい薬には十分注意しましょう。(成分チェックは不可欠であり、怪しいものが含まれているものは口にしないことである。が、いかがわしい薬では、含有成分を偽っている場合もあるだけに...)
英語では「Purgative」、ドイツ語では「Abführmittel」、フランス語では「Laxatif」、イタリア語では「Lassativo」、スペイン語では「Laxante」、中国語では「瀉薬」と言う。
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