NEIL DIAMOND『SERENADE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1974年に発表された彼の10枚目のアルバムである。前年のサントラ・アルバム「JONATHAN LIVINGSTON SEAGULL」から始まる黄金期に発表されたアルバムであり、豪州ではNo.1ヒットとなったヒット作でもある。アメリカではBillboardで最高位3位、イギリスでは最高位11位を記録し、1975年のBillboard年間アルバム・チャートでは43位にランクインしている。
収録曲は以下の全8曲である。『I've Been This Way Before』『Rosemary's Wine』『Lady Magdelene』『The Last Picasso』『Longfellow Serenade』『Yes I Will』『Reggae Strut』『The Gift Of Song』。
この中からシングル・カットされたのは『Longfellow Serenade』であって、Billboardでは最高位5位を記録し、スイスでは1位、(西)ドイツでは2位、ベルギーで4位、豪州で7位、オランダで9位を記録するヒットとなった。
お薦め曲は、シングル・ヒットの『Longfellow Serenade』と『I've Been This Way Before』『Rosemary's Wine』『The Last Picasso』『The Gift Of Song』をピックアップしておく。
爽やかなボーカルとメロディアスな曲調によって穏やかな気持ちにさせてくれる曲が詰まった秀作である。唯一の不満点と言えば、収録時間が短いこと(33分弱)である。カントリー系のアルバムであれば、この時間は短いとは言えず、やや長めと言うことになるのだが、秀作が詰まっているだけに、もっとたっぷりと堪能したくなるところである。
爽やかな気持ちにしてくれるアルバムであるため、じっくりと聴きたい所であるが、未曾有の地震でそれどころではないが、本アルバムをじっくりと聴くことが出来る日が一日も早く戻ることを祈りたいところである。
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