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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その199) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「殺された探偵」です。(「探偵」というのは人間の職業であるため、「物」ではないですが...)尚、ここではあくまでも「探偵」であって、「名探偵」や「迷探偵」は扱わないことにします。(「ケータイ刑事」には「迷探偵」は色々と登場していますが...)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.2話」、「007」からは「美しき獲物たち」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.2話」。「完璧な偶然! ~ノブヒロさん殺人事件」という物語。「ノブヒロさん」というのは、この物語の本放送が2006/7/8であるが、2006/7/22封切りとなっていた映画「怪談新耳袋 ノブヒロさん」のネタを使ったものである。(但し、内容的なものでは無くて、単に名前を使っただけである。)ちなみに、映画「怪談新耳袋 ノブヒロさん」は、「怪談新耳袋」の劇場版第3作であり、豊島圭介監督、主演は内山理名である。当然、ホラー映画である。

探偵の耳袋ノブヒロが殺されたと言うことで、捜査を開始したちゃんと高村さん。被害者は金属バットで殴打されたことによる脳挫傷が死因であった。尚、その金属バットから犯人と思われる指紋は検出されなかった。また、死体の第1発見者の女・豊島圭子は、青いレインパーカーを着た男が探偵事務所から飛び出してきて逃げて行ったと証言した。

耳袋の事務所を調べていると、「極秘」と書かれた封筒が発見され、その中には浮気の現場写真が多数入っていた。耳袋は浮気調査をしていたのだった。そして、その写真の中の1枚を見た豊島は、事務所から飛び出してきた男だと証言した。

その男は映画会社の廣木という男であった。彼は婿養子であり、浮気をしていたことをネタにされて、耳袋から脅迫されていたことが分かった。が、耳袋の殺害は否定し、アリバイを主張した。そしてそのアリバイが証明された。雷ちゃんは、余りにもアリバイが上手くできていることを不審に感じた。

が、今度はその廣木が死体となって発見された。そして同時に青いレインパーカーやビデオテープが発見された。レインパーカーは豊島が証言した犯人と思われる男のものの特徴と一致していた。また、ビデオテープがさんこうになると思って、それを見たちゃんは犯人を知った。

真犯人は豊島圭子であり、彼女も浮気をネタにして耳袋から脅迫されていたのだった。で、同じ境遇にいる廣木と共謀して耳袋を殺害した。が、今度は廣木が共犯と言うことをネタにして豊島に交際を迫ってきた。ということで、豊島が廣木を殺害したのだった。

結局、この物語に登場した探偵の耳袋は、浮気調査を行い、それをネタにして浮気していた人物を脅迫していたという悪徳探偵であったが、少なくとも自分で調査した結果を基にして行った自らの行動が死を招く結果になった。(まあ、やったことを考えると「天罰が下った」と行っても良いでしょうが...)

007」:「美しき獲物たち」。1985年のシリーズ第14作であって、3代目ボンドの第7作&最後の作品である。DURAN DURANが歌う主題歌がBillboardのシングル・チャート(HOT 100)で1位を獲得したが、これは「007」シリーズの主題歌では初めてのことであった。尚、DURAN DURANは2曲の全米No.1ソングがあるが、2曲目の全米No.1ヒット曲となった。また、イタリアでも1位を獲得していて、イギリスでは2位を記録したのをはじめ、世界中で大ヒットを記録している。

ゾリンの馬が(競馬で)圧倒的な強さを誇っているということで、その調査を始めることになったボンド。が、競馬に明るいチベット卿は、既に探偵に依頼してその調査を開始していた。ということで、ボンドはチベット卿の仲介で、その探偵と会うことになった。

場所はエッフェル塔の中にあるショーが行われているレストランということになり、ボンドは出向いて探偵と会った。探偵は最初に、ここでの支払いはボンド持ちということを確認すると、上機嫌となった。で、これまでに調べたことを少しずつボンドに語り始めた。それを聴いていたボンドは、ゾリンのことを尋ねることにして、任務に役立つ情報を得ようとした。

レストランでは「蝶の舞」のショーが行われていて、黒子がその演出の一環として、釣竿の先に吊した(紙の)蝶を会場内で舞わせていた。が、その黒子が突然他の黒子に襲われて、釣竿の蝶がすり替わった。(が、それに気づいた者はいなかった。)そして釣竿の蝶は、ボンドに話をしている探偵の側を舞った。で、次の瞬間、その蝶が突然探偵の顔に突き刺さった。蝶には釣り針が仕込まれていて、探偵は顔面を釣り針に直撃されてその場で死んでしまった。レストランの中には悲鳴が轟き、ショーの演者も悲鳴をあげて、ショーはその場で停まってしまう。また、ボンドは探偵が調べた情報の全てを得ることが出来なかった。

一方、探偵を殺害した犯人であるすり替わった黒子は、その場から直ぐに逃げていくが、ボンドはその様子を見ていたため、直ぐに逃げて行く黒子の後を追った。そしてエッフェル塔での追いかけっこになる。黒子は塔を上の方に向かって階段を上っていき、ボンドもそれを追って階段を上って行って発砲する。が、黒子には当たらない。黒子は探偵の殺害に使った釣竿をボンドに投げつけると、ボンドに釣り糸が絡む。で、その隙を突いて黒子は更に上方へと逃げて行く。そして階段から離れ、エッフェル塔の本体の鉄骨を進んで行き、地上に向かってダイブした。途中で、黒子は背中にしょっていたパラシュートを開き、滑空するように逃げて行く。それを見たボンドは、直ちに下に向かうエレベーターの屋根に飛び降り、地上に向かった。そして地上に着くと、側にいたタクシーに、パラシュートを追うように言うが、運転手は「休憩中」と言って乗車拒否すると、ボンドは運転手を車から引きずり下ろして突き飛ばすと、タクシーを奪ってパラシュートを追った。

結局、パリの町で派手な追っかけをしたボンドは、黒子に逃げられてしまい、しかも取り押さえられてパリ警察に引き渡されてしまった。で、Mがボンドの身柄を引き取り、派手にやったことを責められたのだった。

共通点は、自分で調査を行って得た調査結果が原因となって殺されたということである。また、良し悪しがあるものの、その調査内容に対してそれを疎ましく思う人物がいたということ、そしてそれが殺される原因となったという所も同じである。(ある意味では「探偵」とは命がけの仕事をしていると言うことにもなりますね。が、「ケータイ刑事」のような探偵のようなあくどいことをしていれば弁解の余地はありませんが...)

相違点は、「ケータイ刑事」では悪徳探偵であって、調査内容を犯罪行為に使っていたが、「007」ではイギリス情報部に情報提供という形で協力しようとしていたこと、また、殺害された時、「ケータイ刑事」では主人公(銭形)は側にいなかったが、「007」ではその時、主人公(ボンド)と共にいたという所である。更に、殺害方法も、「ケータイ刑事」では金属バットによる殴打であるが、「007」では針による刺殺である。

次回はこの連載の200回目ということになるが、特にこれという企画はしないことにして、いつも通りに記していきます。(何せ、「ケータイ刑事」の200回記念が転けただけに...)何が登場するのかはお楽しみに。

 

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