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PAUL JANZ『HIGH STRUNG』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。ソロ・デビューする前はDELIVERANCEというバンドで音楽活動を始め、本国カナダではそれなりのヒットも放っていた。1981年にバンドを解散した後、欧州でキャリアを積み、そしてソロとして新たな船出となったのが本アルバムである。ただ、本国カナダでの活動ということで世界的にはブレイクすることはなかったのだが、カナダ出身のミュージシャンたちも世界的にブレイクした人が何人かいた当時、それに続く可能性を持った存在でもあった。

収録曲は以下の全10曲である。『High Strung』『Don't Cry Tonight』『Close My Eyes』『Solid Ground』『All I Have』『Go To Pieces』『Suggestions Of Love』『Cover To Cover』『Right From The Start』『Waiting』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Go To Pieces』はカナダで最高位29位を記録している。2nd.シングルの『Don't Cry Tonight』はチャートインしていないが、3rd.シングルの『High Strung』はカナダで最高位85位、4th.シングルの『Close My Eyes』はカナダで最高位94位を記録している。(いずれもがカナダでのヒットのみである。)

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Go To Pieces』と、アルバム・タイトル・ナンバーでもあるシングル曲の『High Strung』、同じくシングル曲の『Cover To Cover』、それ以外からは『Close My Eyes』と『Suggestions Of Love』をピックアップしておく。

サウンドの方はA.O.R.と言うことの出来るポップなものであり、とても聴きやすいものである。但し、'80's初頭のA.O.R.ブームの時のA.O.R.よりもポップになっており、'80'sサウンドらしさが色濃くなっている。

ボーカルものがお好きな方であれば、特に拒否反応することなく受け入れられるものであるが、'80's中期という時期のサウンドとしては、バラード・ブームの影響もあって、特にこれと言った特徴が出ずに隠れた存在になっているのが惜しまれるところである。(少なくとも2、3年早ければ...、と感じられる所である。)とは言っても、リリースから四半世紀が流れている現在では、'80'sらしいサウンドということで、じっくりと聴くのも宜しいかと...

 

High Strung

High Strung

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Escape
  • 発売日: 2004/08/23
  • メディア: CD


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