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PEABO BRYSON『STRAIGHT FROM THE HEART』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼の8枚目のスタジオ・アルバムである。前年のROBERTA FLACKとのデュエット・アルバム「BORN TO LOVE」のヒットに続いて発表されたアルバムであるが、本作からエレクトラ・レコードに移籍しており、新たなキャリアに入ってのアルバムである。チャート成績は、Billboardで最高位44位を記録していて、エレクトラ時代に発表した4枚のアルバムの中では最も成績の良かったアルバムである。

収録曲は以下の全8曲である。『Slow Dancin'』『If Ever You're In My Arms Again』『Straight From The Heart』『There's No Getting Over You (La Theme De Sharon)』『I Get Nervous』『Learning The Ways Of Love』『Real Deal』『Love Means Forever』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『If Ever You're In My Arms Again』はBillboardで最高位10位を記録し、1984年の年間シングル・チャートでも47位にランクインしている。また、BillboardのACチャートでは1位を獲得している。2nd.シングルの『Slow Dancin'』はBillboardで最高位82位を記録している。

お薦め曲は、大ヒットとなった『If Ever You're In My Arms Again』、シングル曲の『Slow Dancin'』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Straight From The Heart』、そして『I Get Nervous』と『Love Means Forever』をピックアップとておく。

彼の曲はソウルフルであり、甘く、どこかメロウでありながらもセクシーさを持っているロマンチックなバラードが多く、女性シンガーとのデュエットが似合うものが多い。が、本アルバムではソフト系な路線で、じっくりと聴かせる路線でいて、男性ボーカリストとしての魅力を出すことに注力されている。そのたる、本作では派手さを抑えていて、ボーカルを聴かせるという作りになっているため、ボーカルをじっくりと聴き込むにはもってこいというアルバムになっている。

'70's終盤から'80's初頭にかけて流行したA.O.R.、'80's中盤にブームを起こしたバラードとの過渡期になる時期に発表された本作ではあるが、A.O.R.、バラードのどちらか一方でもお好きな方であれば、特に違和感なく受け入れられる内容となっている。

ということで、ボーカル・ファンだけでなく、大人の魅力をじっくりと聴き込みたいと言う方にも幅広く聴いてもらいたいと思うアルバムである。

 

Straight From the Heart

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • メディア: CD

 

↓翌年発表の9th.アルバムとの「2 in 1」です。

Straight From the Heart: Take No Prisoners

Straight From the Heart: Take No Prisoners

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Collectables
  • 発売日: 2003/06/24
  • メディア: CD


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