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PATTI LABELLE『WINNER IN YOU』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼女の8枚目のソロ・アルバムである。グループとして15年のキャリアがあり、そこからソロとなって10年目に発表された本アルバムは、それまでの7枚のソロ・アルバムで最も成績の良かったアルバムがBillboardで最高位40位で、ゴール時レコードになったのが1枚だけだったのだが、1週だけだったとはいうもののBillboardで1位を獲得したアルバムとなり、彼女のソロ・アルバムの中では最大のヒットとなったアルバムである。(1986年のBillboard年間アルバム・チャートでは32位にランクインしている。)またもイギリスでは最高位30位を記録しているが、彼女のソロ・アルバムの中では唯一のイギリスでチャートインしたアルバムでもある。

収録曲は以下の全10曲である。『Oh, People』『On My Own』『Something Special (Is Gonna Happen Tonight)』『Kiss Away The Pain』『Twisted』『You're Mine Tonight』『Finally We're Back Together』『Beat My Heart Like A Drum』『Sleep With Me Tonight』『There's A Winner In You』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『On My Own』はMICHAEL McDONALDとのデュエットであり、Billboardで3週連続1位に輝き、1986年の年間シングル・チャートでも4位にランクインする大ヒットとなった曲である。また、イギリスでは最高位2位を記録している。(彼女の放った唯一の全米No.1ソングであり、TOP 10入りを果たした曲でもある。)2nd.シングルの『Oh, People』はBillboardでは最高位29位、イギリスでは最高位26位を記録している。3rd.シングルの『Kiss Away The Pain』と4th.シングルの『Something Special (Is Gonna Happen Tonight)』はBillboardのR&Bチャートで前者が13位、後者が50位を記録しているが、BillboardのHOT 100やイギリスのチャートにはランクインしていない。

お薦め曲としては、全米No.1ヒットとなった『On My Own』と、ヒット・シングルの『Oh, People』、シングル曲の『Kiss Away The Pain』、実質的なアルバム・タイトル・ナンバーである『There's A Winner In You』、それ以外からは『You're Mine Tonight』をピックアップしておく。

音楽活動を始めて四半世紀弱というキャリアがある彼女であるが、ソロになってからは伸び悩んでいたが、MICHAEL McDONALDと出会い、大きく変えることになったのが本アルバムである。キャリアの点では既に円熟の領域に達しているだけに、表現力や歌唱力と言うことでは全く問題無く、安心して聴くことが出来る。そんな彼女がM. McDONALDによって変わったということで、これは聴くしかない、と言うアルバムである。

ただ、大人の鑑賞に堪えるアルバムであるのだが、それまでのソウルフルであり、またファンキーな一面を持っていたところがおとなしくなって知るのは残念に感じるところもあるのですが...

 

Winner in You

Winner in You

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca Special Products
  • 発売日: 1995/01/01
  • メディア: CD

Winner in You

Winner in You

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Euro Parrot
  • メディア: CD

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