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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その206) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「舞台会場の後ろから」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・3話」、「007」からは「リビング・デイライツ」です。

ケータイ刑事」:「・3話」。「殺意のリハーサル ~ワンシーンワンカット赤坂ブリッツダンサー殺人事件」という物語。「ケータイ刑事」で3度目のワンシーンワンカットの物語である。結果論であるが、この次の物語(「・4話」)が「ケータイ刑事」シリーズ通算200回ということで記念作品となったが、それが余りにも署母買ったことで、こちらの物語をシリーズ200回にするべきだったという物語であった。(分家も四姉妹ということで完結させるためだった「銭形結」の中では「ケータイ刑事」らしい物語でした。)

赤坂BLITZで、ダンサーのボンバー島貫のファーストライブが行われることになるが、ボンバー島貫に対して脅迫状が届き、ボンバー島貫が狙われているということでちゃんたちが捜査を開始する。会場ではリハーサルが行われていた。ボンバー島貫は脅迫状のことを気にする様子はなかった。

そして、ボンバー島貫が会場後ろの2階部分から舞台に向かって張られたロープを伝って飛ぶ、というリハーサルが行われる。ちゃんたちはそれを見学している。ダンスを始めたボンバー島貫はロープに手をかけて、ハーネスを接続し、舞台に向かって移動を開始しようとした。が、ボンバー島貫はロープを伝って舞台に行くことが出来ず、その場で転落してしまった。リハーサルは直ちに中止となるが、あさみさんがボンバー島貫を調べると、死んでいた。で、あさみさんは事故として片付けようとする。

しかし、ちゃんが状況を調べると、ハーネスのベルトの部分が不自然に切れているということで、これは事故ではなく殺人と断定した。直ちに会場を封鎖して、ちゃんたちは捜査を開始した。

当初は、ハーネスにてを触れることが出来たのはボンバー島貫のマネージャーしかいなかったということで、マネージャーが疑われる。更に、マネージャーは、島貫がまだアマチュアの時のダンス大会(これに優勝したボンバー島貫はメジャー・デビューを果たした。)で、優勝候補だったアクセル・トモヤが転落事故を起こした。一部では島貫がアクセル・トモヤを突き落としたという噂が流れたが、警察師証拠がないとして事故として処理した。マネージャーはそのアクセル・トモヤの妹であり、復讐使用としていたという状況証拠から、マネージャーが犯人とされた。が、マネージャーは頑なに犯行を否定した。

ボンバー島貫のドキュメンタリーを撮影していたカメラマンの宇吊木は、マネージャー逮捕の瞬間をカメラで撮影しようとするが、バッテリー切れということで、ちょっと待って貰うように頼んだ。先ほどもバッテリー交換をしていたのに、またもバッテリー切れということにちゃんは疑問を持ち、「謎は解けたよ、ワトソンくん」

で、真犯人はカメラマンの宇吊木を逮捕した。尚、脅迫状を送ったのはマネージャーだったと言うことで、彼女も事情を聞かれることになった。

007」:「リビング・デイライツ」。1987年のシリーズ第15作であり、かつ、4代目ボンドのデビュー作である。前任者の3代目ボンドが高齢(第14作「美しき獲物たち」の時は58歳だった。)でアクションの点でかなり草臥れていることが感じられた前作であるが、4代目は41歳ということで、若さが前面に出て、好評だった作品である。

ソ連からコスコフ将軍が亡命を求めてきて、ボンドがコスコフ将軍を保護した。が、イギリスに入って数時間後、コスコフ将軍はKGBのトップであるプーシキン将軍が、西側のスパイを全員抹殺しようとしている作戦を進めているということを語り、プーシキン将軍を消してくれるように話した。そんな所にKGBが襲撃(実は、コスコフ将軍の仲間)してきて、コスコフ将軍は奪い去られてしまった。が、これは全てコスコフ将軍の描いた謀略であった。

プーシキン将軍は会議があると言うことで、タンジールに入った。愛人を連れて来ていて、愛人のホテルの部屋を訪ねたが、ボンドが待ち構えていた。コスコフ将軍の話を確認しようとするボンドに、プーシキン将軍は、そんな作戦は過去のものということで一笑に付した。そして、自分の言葉を信じるか、コスコフ将軍の言葉を信じるのか、と言う。ボンドは、コスコフ将軍の言葉を信じないから確かめに来た、と答える。が、プーシキン将軍が生きていたら、コスコフ将軍の企みは続くと語り、ある計画を実行することにした。

プーシキン将軍は会議で演説するために舞台に上がった。そして演説を始める。そんな時、会場後ろの2階部分にボンドは姿を見せると、舞台上のプーシキン将軍を狙撃した。直ちにスポットライトが銃声のした方(=ボンドの方)に向けられたが、ボンドは直ちにライトを撃った。そして、直ぐに会場を後にして逃げる。当然、地元警察がボンドを追うが、それを撒くようにボンドは逃げて行った。

そんな所にボンドは街中でオープンカーに乗った美女の車に乗り、更に逃げようとする。が、その美女は銃をボンドに向けた。そしてそのまま彼女たちに連れて行かれる。車は港に向かい、船に乗るようにボンドは言われる。で、船に乗ると、そこにはCIAのフィリックスがいた。CIAも動いていたのだった。「第三次大戦になる」と言うフィリックスにボンドはプーシキン将軍暗殺計画について語った。それはコスコフ将軍が動きやすいようにするための見せかけの暗殺だった。

実際、会場で担架に乗せられたプーシキン将軍は控え室に運ばれたが、そこで目を覚ました。そして血糊がセットされたジャケットを脱いだのだった。(が、このことは現場に於ける超極秘事項とされたため、表向きにはプーシキン将軍は暗殺されたことになった。)

一方、プーシキン将軍が暗殺されたという知らせは直ちにニュースとして広がり、コスコフ将軍もそれを知った。で、自分がイギリスで話したことをイギリス側は信じたとして、自分の謀略が上手く進んでいるということで、ガッツポーズをして喜んでいた。

共通点は、会場の後ろの部分である2階部分から殺人計画が実行されたということである。しかもそれは見せかけのための工作が行われていたということである。(「ケータイ刑事」では転落事故に見せかけていて、「007」では暗殺・狙撃に見せかけていた。)

相違点は、「ケータイ刑事」では実際に殺人が行われたが、「007」ではそれは芝居であって、(その場では)人は死んでいなかった、ということである。

次回も「銭形結」絡みのネタについて記します。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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