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REO SPEEDWAGON『NINE LIVES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの8枚目のアルバムである。1971年の結成で、'70'sは不遇の時代だった彼らにとって、前年に発表した7枚目のアルバム「YOU CAN TUNE A PIANO BUT YOU CAN'T TUNA FISH」は初めて全米TOP 40を突破したアルバムとなり、ようやくブレイクすることになったが、本アルバムはそれを受けてのアルバムである。結果的には前作ほどのヒットにはならなかったが、翌1980年に発表する次作「HI INFIDELITY」が全米No.1となるだけに、本アルバムの存在は忘れられているのだが、なかなか内容のあるアルバムとなっている。チャート成績はBillboardで最高位33位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Heavy On Your Love』『Drop It (An Old Disguise)』『Only The Strong Survive』『Easy Money』『Rock & Roll Music』『Take Me』『I Need You Tonight』『Meet Me On The Mountain』『Back On The Road Again』。

この中からシングル・カットされたのは『Only The Strong Survive』であるが、特にチャートインすることもなかった。

お薦め曲は、『Heavy On Your Love』『Drop It (An Old Disguise)』『Back On The Road Again』というところと、『Take Me』をピックアップしておく。また、シングル曲の『Only The Strong Survive』も悪く無いのだが、本アルバムのクオリティを考えると、シングル・カットする曲を間違えたという感じがしてしまいます...

サウンドの方は、ハードロックの色が出ているものであって、彼らのアルバムの中では異色の作品ということが言える。とは言っても、キャッチーで聴きやすい曲やポップな曲もあって、聴きやすいサウンドであることに代わりはない。内容的にはハード志向であるが、クオリティは高く、アルバムとしてのトータル的な所としては悪くない。

難点を付け目とすると、収録時間が35分弱であるといった所ですかね...→時間的なことから言えば、前作「YOU CAN TUNE A PIANO BUT YOU CAN'T TUNA FISH」と2 in 1にしてリリースしてくれたらいいのですが...(前作は34分弱であって、2枚で68分を僅かに超えたところである。)

彼らは次作アルバムが全米No.1ヒットとなり、シングルも全米No.1になるだけに、その前作ということで、聴いておいて損のないアルバムである。一度は聴いておきましょう。

 

Nine Lives

Nine Lives

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 1989/04/25
  • メディア: CD


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