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RUPERT HOLMES『GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

表題のベスト盤は2000年にリリースされたものである。'70年代中期からソングライターとして活躍していた彼は、1979年に発表したシングル『Escape (The Pina Colada Song)』の全米No.1ヒットで知られているが、後が続かなかったこともあって一発屋として知られている。(その後はシンガーソングライターとしてよりも、他人に楽曲を提供するソングライターとして主に活動を続けている。)本アルバムは、そんな彼のヒット曲を中心にしたとても聴きやすい楽曲を集めたものである。

収録曲は以下の全18曲である。『Remember When (Theme From "Remember WENN")』『Second Saxophone』『Terminal』『Escape (The Pina Colada Song)』『Him』『The Last Of The Romantics』『The People That You Never Get To Love』『Weekend Lover』『Answering Machine』『Speechless』『I Don't Need You』『Let's Get Crazy Tonight』『Less Is More』『Widescreen』『Studio Musician』『Morning Man』『Talk』『Town Square & The Old School』。

彼の代表曲である『Escape (The Pina Colada Song)』と、それに続いてヒットした『Him』はお薦め曲であるのだが、A/O/R.を含む「ソフトロック」と呼ばれる聴きやすい曲がズラリと並んでいるということで、気軽に聴くことが出来、またじっくりと聴き入ることも出来る構成というのはベスト盤ならではである。また、全米No.1ヒットの『Escape (The Pina Colada Song)』、最高位6位を記録した『Him』、BillboardのHOT 100にランクインしたその他4曲のシングルは当然のことながら抑えられているが、全くヒットしなかった1974年のデビュー・シングルの『Terminal』と隠れた秀曲とされている『Talk』がしっかりと収録されているのも嬉しいところである。尚、彼が発表した全てのシングル曲を収録していないが、チャートに全く顔を見せなかったシングルであるため、これは特に不満点になることはない。

シンガーとしては一発屋扱いされている彼であるが、ソングライターとしても味のある所を見せているだけに、耳を傾けておくのも乙なものである。特にA.O.R.がお好きな方にとっては嬉しい楽曲が集まっているので、ソフトなサウンドがお好きな方には二重丸でお薦めというアルバムである。

 

Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hip-O Records
  • 発売日: 2000/07/25
  • メディア: CD

グレイテスト・ヒッツ

グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2000/07/19
  • メディア: CD

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