ゴーカイジャー #14 [特撮]
「カーーーーレンジャー」のオリキャス・ゲスト回。カーレン流のギャグ回でもあって、浦沢脚本らしい展開で、今回は完全に影が薄くなっていたゴーカイの面々でした。で、何だかんだで恭介とインサーンが完全に喰っていたということで、ゴーカイ・メンバーにしたら息抜き回でもありました。(一応、赤が両手を挙げて横断歩道を渡るというように、ギャグ編に調子を合わせていましたが...)
「交通安全」ということで街中を歩くゴーカイの面々がいくつかの交通指導を行っていたのは「ヒーロー番組は教育番組だ」と言っている初代青であり、最初の追加戦士でもあり、超古代の研究をしている参謀長(是非ともゲストで登場してもらいたいところである。)の言葉を思い出させるところであって、お子様に対するメッセージも忘れていませんでした。
ただ、自転車に対して「駐車違反」と言っていたが、それは「放置自転車」と云うものであって、それに対しては「自転車利用マナー向上戦隊ほっとかナイス」に任せるべきですね。
インサーンが恭介に惚れて、というのは、やはりゾンネットがレッドレーサーに惚れたというのを元ネタにしているのは分かるが、インサーンが着ぐるみ幹部ではなく、顔出しのセクシー姉ちゃんが演じている幹部だったら、朝からの(大きなお友達に対する)サービスになったのに、この点だけが残念なところでした。
登場したパチモン戦隊で、ターボレンジャーは完全にギャグ要員でしかなく、ネタとして使われただけだったが、どうせやるのなら、同じく車をモチーフにしているゴーオンジャーも同様にネタとして、「また間違えた」というのを挟んでから、三度目の正直ということで「カーレンジャー」の登場となったらもっと良くなったのに...(ジュウレンジャーの方は、どうでもいいようで、適当に使ったという印象しかない...)
また、インサーンが勝手に私的なことで動いたということ、バカ殿下がジェラシットをワルノリで巨大化させた、ジェラシットの真剣白羽取りのベタなギャグ、恭介の熱すぎる所、などなど、今回は如何にも「戦隊」らしい展開でした。
その一方で、シェイクスピア(「ハムレット」)の台詞を持ってくるなど、単なるギャグ回としてだけではないのも浦沢脚本の妙な所でもありました。
ところで、恭介は役者になったと言っていたが、ということは、ペガサスは現在は存在していない会社と思って良さそうですね。(倒産したか、他のメーカーに吸収合併されたかは分かりませんが...)で、恭介はリストラされたということですね。(ペガサスが他のメーカーに買収され、テストドライバーの恭介は解雇された、といったところでしょうか...)
尚、最後に鳥が「あんまり役に立たない大いなる力もあるってことかも」「エネルギーの無駄遣いは止めましょう」と言っていたが、それを言うのなら、鳥自身が「あんまり役に立っていない」存在でもあり、鳥の存在自体がエネルギーの無駄遣いだと感じるのですが...(これを深く考えると、実にブラックな自己否定ネタということになる...)
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