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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その209) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「スケートリンク」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・10話」、「007」からは前回に続いて「ユア・アイズ・オンリー」です。

ケータイ刑事」:「・10話」。「さよなら、あさみさん! ~あさみつひこ誘拐殺人事件」という物語であって、「」の最終回となる物語である。(シリーズで初めて、1クールに達しなかったということになった。)当初から全10話という予定だったということであるが、これまでのシリーズでは1クールは13話(「・2nd.」のみ14話となっている。)ということになっていたということ、また、ここまでの物語が内容的に酷いものが多かったこともあって、「打ち切られた」という悪い印象を残すことになってしまった...

事件解決後、結ちゃんはスケートリンクにやってきた。スケート靴を履いて、軽く滑っていた。(スピンまで見せていた。→小さい時、お姉ちゃまたちとよくスケートに行ったと行っていた。)そんな所にあさみさんがやってきた。ここで会う約束をしていたのだった。で、あさみさんは「驚かないで聴いてほしい」と言って、転勤辞令が出たことをちゃんに語った。で、行き先はアイスランドということだった。あさみさんは「警視庁広しと言えども、スケート靴を履いて犯人を逮捕できるのは僕しかいない」と言っていた。

ちゃんは、あさみさんがスケートが上手い、と言っていたことから「イナバウアーを教えて下さい」と言ってその気になった。が、あさみさんは上手いどころか、なかなか上手く滑ることが出来ないで、派手に転倒していた。これに本人は「犯人を油断させることも大切だ」と言っていた。(その間に逃亡されてしまうと思いますが...)

ちゃんは転んだあさみさんの側にやってくると、敬礼をしてこれまでのことのお礼を言い、あさみさんも敬礼を返して感謝の言葉を口にした。で、「お先です」と結ちゃんは言うと、滑って去っていく。これにあさみさんが「銭形くん」と言って呼び止めた。すると、ターンして戻って来たちゃん。すると、リンクの照明が消えた。改めてあさみさんが「一人で大丈夫か?」と言うと、「はい」とちゃん。あさみさんは「シュッポーン」と言ってワインの栓を抜くポーズをした。すると「二十歳になったら、つきあわせて下さい」と言って「シュッポーン」を返したちゃん。で、(屋内リンクのはずなのに、何故か)粉雪が降ってきて、別れとなった。

007」:「ユア・アイズ・オンリー」。1981年のシリーズ第12作であって、3代目ボンドの第5作である。この物語では、サッチャー首相(当時)のそっくりさんが物語のラストの所に登場するというお楽しみがあったというように、生身のアクションを売りに戻したものの、イギリス流のジョークも散りばめられた物語でもあって、色々と楽しめた作品でもあった。

コルティナでクリスタトスと接触したボンドは、その時に、オリンピック候補のフィギュアスケーターのビビ・ダール(この物語のセカンド・ボンドガールである。)を紹介された。クリスタトスはビビのスポンサーとなっていて、コーチのブリンクを雇い、ビビの面倒をみていたが、この時ビビはボンドに一目惚れした。で、練習の後、バイアスロンを見に行くのに、ボンドに案内して欲しいとおねだりし、ボンドは受けることにした。

その後、ビビは、ホテルのボンドの部屋に潜り込み、ボンドを誘惑しようとする。が、ボンドはこれに乗らず、さを安売りしないようにと窘めた。で、バイアスロンを見に行った、

ビビは東ドイツのバイアスロンのチャンピオンであるエリック・クリーグラ(実はKGBの工作員であって、クリスタトスがATACを回収する手助けする任務に就いていた。)に熱を上げていて、エリックに声援を送っていた。流石のボンドも、そんなビビには嫌気を感じていた。

エリックはバイアスロンに出場していたが、邪魔な存在であるボンドを見かけると、コースの途中で消え、ボンドを襲う。そして雪山での追っかけっこが始まる。何だかんだで逃げ延びたボンドは、MI-6の現地担当のフェラーラと合流した。で、ビビとの約束があったアイスリンクに行った。(フェラーラを車内に待たせた。)

スケートリンクではビビがブリンクの指導を受けて練習していた。そこにやってきたボンドに気づいたビビは、ボンドの側に滑っていく。練習時間も終わりということで、コーチはリンクから出ていく。ボンドとビビにエリックのことを尋ね、ビビは知っていることを話した。(東ドイツからの亡命者らしい、ということと、タバコは吸わない、身体によいものしか食べない、女の子とは口を聞かない、ということを話した。)

そんなビビに、コーチは「マッサージの時間」と言い、リンクから去っていく。(入れ替わるように、次のリンクを使用する、アイスホッケーの練習をする3人がリンクに入ってくる。)ビビはボンドに抱きつき、「お別れ」だけど、サヨナラは言わない」と言うと、リンクから出ていった。ボンドはそれをリンク上で見送った。(スポンサーのクリスタトスが他の場所に移るため、それについて行くことになっていたため。)

リンク上を歩いているボンド、アイスホッケーの練習をしている3人。突然リンクの照明が消えた。すると、アイスホッケーの練習をしていた3人が突然ボンドを襲ってきた。実は彼らもクリスタトスの息の掛かった者たちだった。が、ボンドはこの3人をリンク上で片付けていく。(一人ずつ順番に、アイスホッケーのゴールに放り込んでいった。(この時、スコアボードに1点ずつ入って行くという洒落もあった。))

刺客を倒したボンドはリンクを去って、待たせているフェラーラの所にやってきたが、フェラーラは何者かに殺されていた。

共通点は、スケートリンクが主人公(銭形/ボンド)の別れの場になったということ(「ケータイ刑事」では相棒のあさみさんと、「007」では2nd.ボンドガールのビビ(但し、ボンドは手を出していない。)との別れである。)、スケートリンクでは女の方(「ケータイ刑事」ではちゃん、「007」ではビビ)が先にその場にいて、(フィギュア)スケートをしていて、そこに男(「ケータイ刑事」ではあさみさん、「007」ではボンド)がやってくるという展開、更に主人公の相手の方から「別れ」ということを告げたことその後でスケートリンクの照明が消えていること、である。また、その後で男の方(「ケータイ刑事」ではあさみさん、「007」ではボンド)はリンク上で転倒している(「あさみさんはスケートが滑れないことによる転倒、ボンドは刺客に襲われて(体当たりされて)の転倒である。)ということも共通している。(シチュエーションとしての共通点があるだけでなく、展開としても同じ所がある。)

一方、相違点としては、その場には「ケータイ刑事」では主人公と相棒の2人だけしかいなかったが、「007」では主人公とその相手(ビビ)以外に、コーチや3人の刺客もリンク上に登場していること、更に男の方(「ケータイ刑事」ではあさみさん、「007」ではボンド)「ケータイ刑事」ではあさみさんはスケート靴を履いていたが、「007」ではボンドはスケート靴を履いてはおらず、普通の靴でリンクの上を歩いていたということが挙げられる。

次回からは、5年目に突入するということになりますが、まだネタはあるので、この連載は続けていきます。(既に、現時点では「ケータイ刑事」のトータル話数以上になっていますが...)尚、「銭形結」絡みのネタとするのは、一旦ここまでということにします。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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