ROGER DALTREY『DALTREY』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1973年に発表された彼の1st.ソロ・アルバムである。言うまでもなく、彼はTHE WHOのリードボーカリストである。それだけに、別の意味でも期待されたアルバムであるが、THE WHOの人気もあって、イギリスでは最高位6位を記録するヒットとなり、アメリカでも最高位45位を記録するヒットとなった。(アメリカでは後のアルバムの方がチャート上位を記録したが、本国イギリスでは、彼のソロ・アルバムの中ではチャートでは最も成績の良いアルバムとなっている。)
収録曲は以下の全11曲である。『One Man Band』『The Way Of The World』『You Are Yourself』『Thinking』『You And Me』『It's A Hard Life』『Giving It All Away』『The Story So Far』『When The Music Stops』『Reasons』『One Man Band (Reprise)』。また、2005年に再発されたものには『There Is Love』がボーナス・トラックとして追加収録されている。
この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Giving It All Away』はイギリスとオランダでは最高位5位を記録するヒットとなった。(それ以外では、アイルランドで10位、(西)ドイツで43位、アメリカで最高位83位を記録している。)2nd.シングル以降は『Thinking』『It's A Hard Life』『One Man Band』が順にシングル・カットされたが、この3曲はチャートインを果たすことは出来なかった。
お薦め曲としては、ヒット曲である『Giving It All Away』、シングル曲の『It's A Hard Life』と『One Man Band』、それ以外からは『You And Me』と『When The Music Stops』をピックアップしておく。
THE WHOというと、モッズを代表するバンドということで、'60'sのブリティッシュ・ロックを支えたビッグネームであることは誰もが知っていることである。そのTHE WHOのリードボーカルであるロジャーのソロ・アルバムということで、THE WHOとはまた違うサウンドを聴くことが出来るだけに、聴いておくべきアルバムである。じっくりと聴いて、THE WHOも聴いてみると言うことが宜しいかと...
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