ケータイ刑事銭形零16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第16話(2nd.3話)「時限爆弾装置の解除キーを探せ!? ~銭形零探偵団VS怪人六面相事件」の「裏ネタ編」の5回目の増補となる今回は、怪人六面相の第1問に関する事柄から「黒板」について、「1939年」について、「一休さん」について、「行列式」について、「茶室」について、「メンコ」について記します。尚、「黒板」については「泪・4話[裏ネタ編]PART 8」で、「1939年」と「一休さん」については「泪・37話(2nd.24話・AS2話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞり加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/23付です。)
「黒板」:白墨(チョーク)を使って文字や絵を書くこと/消すことが出来る板である。学校や企業の事務所などで広く使用されるものである。
板に油煙済や漆などの塗料が塗布されているため、黒または濃い緑色をしている。(現在では緑色と言うのが一般的である。→それでも「緑板」でなく「黒板」と言う。英語の「Blackboard」の直訳した言葉が定着したためでもある。)
チョークで文字を書き、消すのは黒板消し(「黒板拭き」と言う場合もある。)を使う。これは雑巾のように黒板上に記されたチョーク(の粉)を拭き取るものである。そのため、使用した黒板消しにはチョークの粉が付き、叩いたらそれが飛び散ることになる。(汚れた黒板消しを外で叩いてチョークの粉を落として綺麗にする、ということが一般的に行われるが、掃除機の同じ原理で、クリーナーでチョークの粉を拭き取るクリーナーがある。)で、黒板消しは学校の悪戯の一つとして、古くからあるものである。(教室の扉(→一般的に引き戸ですね。)に挟んでおき、扉を開けた人の頭に落ちるように仕掛けるというもの。)
チョークは粉が残り、また手にもそれが付いて汚れるため、近年では水性ペンを使ったホワイトボードと呼ばれるものに取って代わられるようになっている。(特に企業の事務所ではホワイトボードの方が主流である。)
近年では「電子黒板」と呼ばれるものが登場しているが、これは「ホワイトボード」をより使いやすくしたものであり、正確には「黒板」を電子化したものではない。(ホワイトボードを電子化したもの、と言った方が正しい。)しかし、「電子黒板」が登場した当初は、ホワイトボードもあったものの、一般的には浸透していなかったこともあって、「電子黒板」と呼ばれている。
電子黒板は、盤面上に書いた文字や絵プリントアウトすることが出来るものである。(要するに、移動可能なシートの上に文字や絵を書き、それをスキャニングして、ファックスの原理で紙に印刷する。)近年ではコンピューターと接続して使用するものも登場している。
英語では「Blackboard」、ドイツ語では「Tafel」、フランス語では「Tableau Noir」、イタリア語では「Lavagna」、スペイン語では「Pizarra」、ポルトガル語では「Quadro-Negro」、中国語では「黑板」と言う。
「1939年」:日曜日から始まる平年である。元号を使っている国では何年になるかというと、日本では昭和14年であり、皇紀2599年でもあった。中華民国暦では28年、満州国では康徳6年、朝鮮では檀紀4272年である。また、干支は「己卯」である。
この年に起こった出来事としては、世界史の中でも焦臭い事件が次々と起こった年として有名な都市である。最も大きいのは、ヨーロッパで「第二次大戦」が勃発したということになる。アジアでも同様に、後の太平洋戦争に繋がる事件が多発していて、ノモンハン事件が起こっている。また、独伊軍事同盟の締結、有力国の国際連盟脱退が相次ぎ、ソ連はフィンランドに侵攻し国際連盟を除名になっている。まさに、戦争に突入という暗黒の一年でした。
日本では、米、石油、木炭などの生活必需品が相次いで統制品になって配給制になり、金製品の政府による強制買い上げが行われ、軍部の力が益々強くなり、戦争への準備が着々と進められていった年である。また、大相撲の世界では双葉山が安藝ノ海に敗れて69連勝でストップしたのもこの年である。
この年の内閣は、年明けは第一次近衛内閣であったが、1/5に平沼内閣が成立、8/30には阿部内閣が成立ということで、内閣が年に2回も変わっている。
ちょっと変わった所では、暗黒街の帝王と呼ばれ、アルカトラズ刑務所に収監されていたアル・カポネが釈放されたものこの年である。
また、1月にチリ地震(M8.3)、5月には牡鹿半島地震(M6.6)、12月にはトルコ地震(M8.0)という大きな地震が起こっている。
この年に生まれた有名人をピックアップしておと、俳優では千葉真一、長内美那子、佐久間良子、絵沢萠子、中村玉緒、大方斐紗子、八代万智子、赤木圭一郎、なべおさみ、岸田森、黒部進、水森亜土、夏八木勲、ピーター・フォンダ、テレンス・スタンプ、ジョージ・レイゼンビー、イアン・マッケランがいる。マンガ家ではちばてつや、水島新司、矢口高雄、水野英子。音楽関係者では、かまやつひろし、寺内タケシ、ニール・セダカ、イレアナ・コトルバシュ、ティナ・ターナー、たちがいる。また、その他のどゃんるでも、コシノジュンコ、神田川俊郎、内藤国雄という人たちがこの年の生まれである。尚、この年に生まれた人も既に70歳を超えていて、今年(2011年)には72歳ということで、干支が6周りと言うことになります。
また、この年に亡くなった有名人としては、ローマ教皇のピウス11世、小説家の岡本かの子、岡本綺堂、ヨーゼフ・ロート、泉鏡花、作曲家のジョン・ファウルズ、エンリケ・フェルナンデス・アルボス、学者のスタニスワフ・レシニェフスキ、デイヴィッド・ペック・トッド、精神分析学の創始者のジークムント・フロイト、画家のルイス・ウェイン、アーサー・ラッカム、岡田三郎助、村上華岳、俳優のダグラス・フェアバンクス、という人たちがいる。
「ケータイ刑事」の世界では、この物語で語られているように、「青葉台学園初等部」が創立した年ということなっている。
「一休さん」:室町時代の臨済宗の禅僧・一休宗純のことであり、彼の愛称としてこの名前で知られている。様々な説話を残していることから、江戸時代になって説話が作られて、とんちで有名となった人物でもある。その後、昭和初期には絵本や紙芝居の題材となり、広く知られるようになった。また、1975年から1982年にはアニメも製作されている。特に、「屏風絵の虎退治」「このはし渡るべからず」は余りにも有名である。→室町時代の人物ということでは、ある意味では最も有名な人物と言っても良いですね。
生まれは明徳5年(1394年)京都の生まれで、亡くなったのは文明13年(1481年)である。88歳というのは、当時としてはかなりの長寿であった。(現在でも日本人の平均以上という長寿ですが...)幼名は千菊丸である。6歳で京都・安国寺の像外集鑑に入門、受戒して、周建と名付けられる。17歳で謙翁宗為の弟子となって、戒名を宗純と改める。師の謙翁は応永21年(1414年)に没し、この時、自殺未遂をしている。応永22年(1415年)に京都・大徳寺の高僧・華叟宗曇の弟子となる。文明6年(1474年)には後土御門天皇の勅命によって大徳寺の第47代の住持に任ぜられて、応仁の乱で荒廃した寺の再興に尽力した。
尚、アニメの「一休さん」は彼の少年時代を舞台にした物語であり、安国寺にいた時の物語である。全296話という長寿番組になった。また、AパートとBパートの間のアイキャッチでの「慌てない慌てない。一休み、一休み」と、本編終了後の「はぁ~い。面白かったぁ?じゃぁ~ねぇ~」というのはお馴染みの台詞である。また、とんちを使って考え始めるときのポーズや、考えている最中の木魚の音、閃いたときのチーンという音などは、後に大きな影響を与えることになり、バラエティ番組などでは当たり前のように取り入れられている。
また、このアニメの影響もあって、小坊主のことを「一休さん」ということもある。
「行列式」:数学(線形代数)に出てくるものであって、基本的な指標となるものである。n次の製法行列がある時、角行からそれぞれ異なる列に属する要素を1個ずつとって掛け合わせた積の和のことである。
歴史は以外と古く、中国で13世紀に登場している。当時は二元連立一次方程式の解を記すものとして登場している。西洋では16世紀になって導入されている。
英語では「Determinant」、ドイツ語では「Entscheidend」、フランス語では「Déterminant」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Determinante」(但し、発音は異なる)、中国語では「行列式」と言う。
「茶室」:茶会を行うための部屋のことである。茶事の主催者はここで客人に対して茶を入れてもてなす場である。
古くは「茶湯座敷」「数寄屋」「囲(かこい)」という言い方がされていた。「茶室」と呼ばれるようになったのは江戸時代になってからである。また、独立した小屋として建てられているというイメージがあるが、元々ははなれを利用したものであって、四畳半の部屋が基本となっている。そのご、四畳半よりも狭いものも登場している。一応、四畳半以下の狭いものを「小間」と呼び、四畳半以上のものを「広間」と言う。(四畳半の場合は両方に含まれる。)
現在では、独立したはなれではなく、建物の一室ということで作られることも多くなっている。
尚、茶室のスタイルを確立させたのは、茶の湯で有名な千利休である。
英語では「Tea-ceremony room」、ドイツ語では「Teezeremonie-Zimmer」、フランス語では「Pièce de cérémonie de thé」、イタリア語では「Stanza della tè-cerimonia」、スペイン語では「Cuarto de la ceremonia de té」、ポルトガル語では「Quarto de chá-cerimônia」と言ったが、近年では日本語をローマ字にした「Chashitsu」という言い方が一般的になっている。また、中国語では「茶室」と言う。
「メンコ」:漢字では「面子」と表記する。また、ひらがな表記の「めんこ」も用いられる。
子供(特に男児)の玩具であって、円形または長方形の厚紙の表面(片面)に写真や図柄を施したものである。遊びとしては、多人数で遊ぶことが出来るものであって、参加者がそれぞれ床(地面)にメンコを置き、順番に自分のメンコを使って他の日とのメンコに打ち当て、裏返すことが出来れば勝ちになるというものである。(裏返せなければ、次の人に回していく。)または、競技エリアを予め決めておいて、打ち付けられてそのエリア外に出されてしまえば負けになる、というルールで行われる所もある。(その併用というのもある。)
江戸時代に生まれた遊びであるが、当時は泥で作った「泥めんこ」として生まれたものである。江戸時代の面子と言うと「泥ろんこ」であった。明治になると鉛で作った「鉛めんこ」が後に生まれ、泥めんこに取って代わったが、20世紀になると鉛中毒が社会問題になって、鉛めんこは使用禁止となり、それに代わって紙(厚紙)を使った紙製のものが登場して、これが広く普及することになった。その後、昭和となり、戦後(特に昭和30年代)までは子供の遊びの一つとしてお馴染みのものとなっていた。
英語では「Pogs」、ドイツ語、フランス語、イタリア語では「Pog」、スペイン語、ポルトガル語では「Tazo」、中国語では「翁仔標」と言う。
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