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ケータイ刑事銭形結5話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形結」の第5話「夢を駆ける少女 ~銭形結の悪夢」の「裏ネタ編」の6回目となる今回は、前回に引き続いて劇中でのクイズに関する事柄(今回は第1問の問題に関する事柄)から、「七草粥」について、「なずな」と「ぺんぺん草」について、「三味線」について、「」について、「蝸牛」について、「別名」について記します。尚、「三味線」については「・24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 2」で、「撥」については「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。

七草粥」:正月7日(人日の節句)の朝に食べる粥のことであって、春の七草を入れて炊いた粥である。ちなみに、「春の七草」とは、芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)である。

または、正月15日に食べられる米、粟(あわ)、稗(ひえ)、黍(きび)、小豆などの7種のものを入れて炊いた粥のことを指す。(現在では「小豆粥」と呼ばれている。)

これは、その年の無病息災を願って食べられるものであって、日本の伝統行事となっている。また、正月7日というのは、正月(三箇日など)の祝膳や祝酒などで弱った胃を休めるために、消化のよい粥を食べるということから伝わっているとされている。平安時代の宮中で行われていた風習であるが、時代と共に一般にも広がっていったとされている。

俳句の世界では「新年」の季語であり、英語では「Rice Porridge with Seven Cereals」、ドイツ語では「Reishafergrütze mit dem Sieben Getreide」、フランス語では「Porridge du riz Avec Sept Céréales」、イタリア語では「Crema di Farina e di Latte di Riso Con sette Cereali」、スペイン語では「La Gachas de Arroz con Siete Cereales」、ポルトガル語では「Mingau de Aveia de Arroz com Sete Ccereais」と言うが、近年では日本語をローマ字にした「Nanakusa-Gayu」でも通じるようになっている。また、中国語では「春天的七種菜粥」と言う。

なずな」/「ぺんぺん草」:漢字では「薺」と記す。(難しいことから、平仮名またはカタカナ表記となるのが一般的である。)「ぺんぺん草」というのは別名である。また「三味線草」と言うこともある。「ぺんぺん」というは三味線を弾く擬音語あって、三味線のことを指す場合にも使われる言葉である。この草の花の下に付く果実の形が三味線の撥に似ていることから「三味線草」と呼ばれ、また「三味線」のことを「ぺんぺん」と言うこともあるために「ぺんぺん草」という言い方が出来た。

アブラナ科ナズナ属の越年草であって、田畑をはじめ、道端などにごく自然に自生する草である。日本をはじめ、北半球に広く分布している。日本では春の七草の一つとしても知られている。

高さは30cm~40cm程度まで成長し、春になると白色の小十字の花を総状に付ける。その後に出来る果実は扁平であって三角形をしている。これが三味線で使う撥の形に似ていることから別名が生まれている。

食用にされる草であり、薬草としても利用される。(効能は、利尿作用、解熱作用、止血作用がある。)

俳句の世界では「新年」の季語であり、英語では「Capsella Bursa-Pastoris」または「Shepherd's Purse」、ドイツ語では「Gewöhnliches Hirtentäschel」、フランス語では「Bourse à Pasteur」、イタリア語では「Borsapastore Comune」、スペイン語では「Clasificación Científica」、ポルトガル語では「Bolsa-de-Pastor」、中国語では「薺」と言う。

三味線」:日本の弦楽器(撥弦楽器)であり、中国の三弦が沖縄を経由して堺に16世紀後半に入り、それを元にして改造された弦楽器である。近畿地方では安土桃山時代に普及したが、全国的に普及するのは江戸時代になってからである。

四角い形をした胴に猫、または犬の皮を張り、それに長い棹(1m弱ぐらいの長さというのが一般的である。)が付いている。弦は絹糸を撚り合わせたものを使用していて、全部で3本の弦が張られている。で、演奏を行う場合は、撥(ばち)と呼ばれるものを右手に持って、それで弦を弾くことで音を出す。

棹の太さによって「細棹」「中棹」「太棹」と呼ばれる3つに分類されるが、それらは伴奏する内容によって使い分けられている。「細棹」は長唄、小唄、端唄で、「中棹」は地唄、常磐津、清元、富本で、「太棹」は義太夫、説経で使用される。

日本に入った当初は「蛇皮線」と呼ばれていて、蛇の皮を胴に張っていた。それが猫の皮に変わり、名前も「三味線」に変わった。尚、現在では猫の皮が高価であることから、犬の皮を使ったものの方が多い。(三味線というと猫の皮というイメージが定着しているが、江戸時代は確かに猫皮を使っていたが、現在ではそれも変わっている。→時代と共に変化していくということである。)

また、三味線を楽器の分類に当てはめると、ギターやシタールと同様のリュート属に含まれる。リュート属の楽器は古代エジプトにも見られるように、長い歴史を持っている。三味線の元になった中国の三弦は、秦の時代に中国に原形となるものが生まれ、奚琴となり、中東に伝わってラバーブになり、更にこれがペルシャのセタールとなり、再びこれが中国に入り三弦となった、とされている。→それだけ長い歴史のある楽器である。

尚、江戸時代を舞台とした時代劇では、三味線は最も多く登場する楽器である。また、「必殺シリーズ」においても、三味線の撥を殺しの道具に使う仕事人・おりくや、三味線の弦を殺しの道具に使う三味線屋・勇次がいるが、現代で言うとギターのようなポピュラーな楽器であった。
英語では、以前は「Three Strined Japanese Instrument」と言うように、構成を説明する形で呼ばれていたが、現在では「Shamisen」または「Samisen」で通じるようになっているが、「Sangen」という言い方もある。尚、中国語では「三弦」と言う。

」:「撥(ばち)」とは、琵琶や三味線などの和楽器の弦楽器の弦を弾いて鳴らす道具のことと、太鼓や銅鑼などの打楽器を打ち鳴らして音を出す棒という2つのものを指す。当然、使用する楽器の形が異なっているため、弦楽器で使う撥と、打楽器で使う撥とは根本的に異なる物である。

弦楽器(琵琶や三味線)で使う撥は銀杏の葉の形をしたへら状のものである。(琵琶用と三味線用とでは形に違いがある。)材質は、琵琶の場合は黄楊(拓植)の木を使ったものが一般的であり、三味線の場合は象牙を使った物が標準的で、水牛の角や木を使ったものもある。特に三味線の撥は、三味線が色々と細分化したこともあって、大きさについては細かく別れている。

また、琴を弾くのに使う義甲や、ギターを弾くときに使用するピック、チェンバロの弦を弾くプレクトラムなども広義で言えば「撥」の仲間である。
一方、打楽器で使う「撥」は「枹」または「桴」と表記されることもある。やはり、楽器に合わせて多少の違いがあるが、基本は主に木製の丸い棒である。楽器の種類によっては金属製の棒というものもある。そして、棒の先端部の形状が楽器に応じて変わることもある。また、棒も均一の太さのもの、先端に向かって太さが変わるもの、先端部だけが膨らんでいるもの、等があって、楽器に応じて使い分けられている。

ドラムを叩くのに使用されるスティック、トライアングル用の金属のビーター、銅鑼を叩くのに使うビーター、木琴や鉄琴に使われるマレット、チューブラーベルのためのハンマーなども「撥」(「枹」または「桴」)の仲間である。

英語では、ギターに使われるものは「Plectrum」、太鼓に使われるものは「Drumstick」、ドラムセットに使われるものは「Stick」と言うように、それぞれ名称が異なる。ドイツ語では「Geflügelschlegel」、フランス語では「Baguette」、イタリア語では「Bacchetta」、スペイン語では「Baqueta」、ポルトガル語では「Coxa de ave」、中国語では「鼓槌」と言う。

蝸牛」:マイマイ目に属する陸生有肺類巻貝の総称である。「でんでん虫」「マイマイ」ということもある。但し、「蝸牛」「でんでん虫」「マイマイ」のいずれも生物学的に明確な分類がされおらず、陸貝の一部である。(殻を有していないものを「ナメクジ」、殻を有しているものを「蝸牛」と言う傾向があるぐらい大雑把な言い方である。)

殻は右巻きとなっている種類のものが多いが、左巻きのものもいる。身体は粘液で常時湿った状態であって、軟体である。乾燥してくると、身体を巻貝の中に入れて、殻口に薄い膜を張って、乾燥することを防ぐ。尚、移動速度は実に遅いことでも知られている。

餌は、植物性のものを食べる種類が多いが、雑食性のもの、菌類を食べるもの、分解の進んだ植物遺骸を食べるものなどがいる。

フランスでは「エスカルゴ」という蝸牛料理があるが、食用になる蝸牛は食用蝸牛であるマイマイ科の陸産巻貝であって、全ての蝸牛が食用になっているわけではない。また、食用となるものは、衛生的に管理されて養殖されたものであって、野生のものではない。尚、野生のものは何を食べたか分からないため、調理するには消化器官の中にある物を全て排出させるなど、手間が掛かるため、料理人には敬遠されている。
(特に高級ワインを作る葡萄畑で育てられたものは有名で、大きさの大きいブルゴーニ産のエスカルゴと、小形のサントンジュ産のエスカルゴは世界的にも有名である。)尚、「エスカルゴ(Escargot)」とはフランス語で「蝸牛」のことであるが、食用となる「エスカルゴ」は養殖されたものであることを考えると、「蝸牛」とは別物と思っておいた方がよい。

英語では「Snail」、ドイツ語では「Schnecke」、フランス語では「Escargot」、イタリア語では「Lumaca」、スペイン語、ポルトガル語では「Caracol」、中国語では「蝸牛」と言う。

別名」:「べつめい」と読むのが一般的であるが「べつみょう」と読むこともある。人の場合は本名以外の名前のことを指し、物の場合は別の言い方、異なる名称のことである。「異名」、「俗称」などという言い方もある。

英語では「Another name」、ドイツ語では「weiterer Name」、フランス語では「autre nom」、イタリア語では「altro nome」、スペイン語では「Otro nombre」、ポルトガル語では「Outro nome」、中国語では「別名」と言う。

 

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