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ROLLING STONES『DIRTY WORK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表されたアルバムである。前作から3年ぶりとなるアルバムであるが、本アルバムは彼らのアルバムの中でも少し違ったアルバムである。というのは、ミックではなくてキースが中心となったアルバムということである。(当時のミックはソロ活動に力を入れていて、(何度かあるが)「ストーンズ解散説」が幅を利かせていた時期でもありました。)また、評判も今一つであって、2002年のベスト盤には本アルバムからのみ選曲がされなかったことから、「黒歴史」扱いのアルバムとして有名なアルバムでもある。と言っても、米英では共にアルバム・チャートで最高位4位を記録しているところはやはりストーンズのネームバリューは高いということでもある。(ちなみに、1986年のBillboard年間アルバム・チャートでは70位にランクインしている。)

収録曲は全10曲となっているが、その後に「Hidden Track」としてタイトルが付けられていない曲が収録されているので、実際は全11曲の収録である。収録曲は以下の通りである。『One Hit (To The Body)』『Fight』『Harlem Shuffle』『Hold Back』『Too Rude』『Winning Ugly』『Back To Zero』『Dirty Work』『Had It With You』『Sleep Tonight』『(Hidden Track)』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Harlem Shuffle』はイギリスでは最高位13位、アメリカでは最高位5位を記録している。2nd.シングルの『Winning Ugly』は泣かず飛ばす、3rd.シングルの『One Hit (To The Body)』はイギリスでは80位、アメリカでは28位を記録している。

お薦め曲としてはシングル曲の『Harlem Shuffle』と『One Hit (To The Body)』、それ以外からは『Hold Back』『Too Rude』『Sleep Tonight』そしてアルバム・タイトル・ナンバーである『Dirty Work』をピックアップしておく。

本アルバムについては評判は今一つであるが、逆に高く評価する声もあって、他のアルバムと比べても賛否両論、温度差の激しいアルバムである。確かに、雰囲気が違っているということがあって、キースが一人頑張っているという所も十二分に伝わってくる。(結局、この点に於いて、賛否両論あるということである。)発表当時は否定派が多かったものの、発表から四半世紀が流れた現在では、半世紀に近い長いキャリアのある彼らとしては、こういうアルバムがあってもよいとして、肯定的な意見が増えているのも事実である。

いずれにしても、実際に聴いてから判断するべきであるのは言うまでもない。突出した傑作と呼べる曲はないものの、捨て曲と呼べる曲もなく、佳作が集まっているだけに、もう少し評価されてもよいアルバムと思うのですがね...

 

Dirty Work: 2009 Remaster

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ダーティ・ワーク

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ダーティ・ワーク(紙ジャケット仕様)

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