SHOES『PRESENT TENSE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1979年に発表された彼らのメジャー・デビュー・アルバム(彼らとしては5枚目のアルバムということになる。)である。活動を開始したのは1974年で、自主製作という形で3枚、インディーズ・レーベルから1枚のアルバムを製作していただけに、メジャー・デビュー・アルバムではあるが、クオリティの方もかなり高いアルバムである。そういうこともあって、Billboardでは最高位50位を記録するヒットとなった。
収録曲は、オリジナル版では全12曲であったが、2009年にリマスターされたときに4曲のボーナス・トラックが追加されて、全16曲の収録になっている。収録曲は以下の通りである。『Tomorrow Night』『Too Late』『Hangin' Around With You』『Your Very Eyes』『In My Arms Again』『Somebody Has What I Had』『Now And Then』『Every Girl』『I Don't Miss You』『Cruel You』『Three Times (See Me/Say It/Listen)』『I Don't Wanna Hear It』。(以下、ボーナス・トラック)『Full Bite』『Baby's Gone』『Ever Again』『Karen (Demo)』。
この中からシングル・カットされたのは『Too Late』である。(この曲のみである。)チャート成績の方は、Billboardでは最高位75位を記録している。
お薦め曲としては、シングル曲の『Too Late』、それ以外からは『Tomorrow Night』『Your Very Eyes』『Every Girl』『I Don't Miss You』という所をピックアップしておく。
ロックト言うよりもパワー・ポップと言うことの出来るサウンドであって、親しみやすく、聴きやすいサウンドである。ただ、同じようなサウンドの曲が並んでいることから「金太郎飴」と揶揄されたこともあるのはご愛敬と言ったところですかね。が、これでもか、これでもか、ということで聴かせてくれるパワー・ポップと言うことで、「パワー・ポップの教科書」と言うことの出来るアルバムである。入門者にも分かりやすいアルバムであり、ポップなサウンドがお好きな方は聴いておいてもいいでしょうね。
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