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SOFT CELL『NON-STOP ECSTATIC DANCING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのミニ・アルバムである。前年の1st.アルバムが大ヒットしたことから、今度はダンス・ミュージックをということで製作されたものである。収録曲が6曲ということで、ミニ・アルバムとして扱われているが、普通のアルバムとして扱われて、チャートの方もイギリスでは最高位6位、アメリカでは最高位57位を記録している。

収録曲は、本国イギリス盤とアメリカ盤とでは1曲差し替えが行われている。UK盤の収録曲は以下の全6曲である。『Memorabilia』『Where Did Our Love Go?』『What?』『A Man Could Get Lost』『Chips On My Shoulder』『Sex Dwarf』。

尚、US盤では5曲目が『Insecure...Me? (Extended)』に差し替えられている。また、1998年に再発された時には以下の6曲がボーナス・トラックとして、UK盤の6曲に追加収録されている。『Tainted Love/Where Did Our Love Go? (Extended)』『Memorabilia (Extended)』『What! (Extended)』『....So (Extended)』『Torch (Extended)』『Insecure...Me? (Extended)』。

ちなみに、UKオリジナル盤では28分程度、US盤で32分程度ということで、アルバムとしては時間的には短いものの、ミニ・アルバムとしては十分な時間である。(カントリー系のアルバムであれば、30分というのは(当時は)標準的でしたが...)また、ボーナス・トラックの6曲(いずれもがシングルとしてリリースされた曲である。但し、シングルのB面曲も含んでいる。)は、オリジナル盤の時間の1.5倍を超える約48分ということで、再発盤の収録時間は1時間を越えることになっていて、もはや「ミニ・アルバム」という面影は無くなっている。

この中からシングル・カットされたのは『What?』であって、イギリスでは最高位3位、アイルランドとフランスでは6位を記録しているが、アメリカではBillboardで最高位101位と伸び悩んだ。(このため、アメリカでは『Tainted Love』(邦題:汚れなき愛)の一発屋として知られるようになった。)

お薦め曲としては、UKオリジナル盤の中からは、シングル曲の『What?』、そして『Memorabilia』(1st.アルバムにも収録されていましたけど...)をピックアップしておく。

'80'sのダンス・ミュージックは、大別すると、'70's終盤のディスコ・ブームを受けての'80's初頭のサウンドと、中盤のエレポップを中心としたもの、'80's終盤のユーロ・ビートの流を受けたものとに分けられる。本アルバムのサウンドは言うまでもなく'80's初頭のものである。しかし、いずれの時期であってもヒットするのは、ダンサブルであり、キャッチーなサウンドのものである。本アルバムの収録曲は、いずれもがダンサブルということを意識したミックスになっていて、身体が動き出して止まらないものである。この点ではタイトルにあるように「NON-STOP」ということになる。

'80's初期のサウンドであるが、ダンス・ミュージックを堪能するのであれば、抑えておきたい所である。(言うまでもなく、再発盤がお買い得である。)

 

Non-Stop Ecstatic Dancing

Non-Stop Ecstatic Dancing

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polygram UK
  • 発売日: 1998/07/15
  • メディア: CD


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