「WILD AND WONDERFUL」 [映画(洋画)]
表題の作品は1964年のアメリカ映画「ムッシュ・コニャック」である。昔も今も、ある程度のヒットを記録するのが動物を主役にした作品であるが、本作もそんな作品であって、犬(プードル)を主役にした動物コメディである。
作品データを記しておくと、時間は88分、原作はドロシー・クライダー、監督はマイケル・アンダーソン、脚本はラリー・アークス、マイケル・モリス、ウォルド・ソルトの3人、撮影はジョセフ・ラシェル、音楽はモートン・スティーヴンスである。そして出演は、トニー・カーティス、クリスティーネ・カウフマン、ラリー・ストーチ、マーティ・インゲルス、ジャック・オービュション、ピエール・オラフ、ジュールス・マンシン、クリフ・オズモンド、フィフィ・ドルセイ、たちである。
プードル犬であるコニャックは、パリで、下芸人のポンションとその娘・ジゼルに飼われている犬であり、映画スターとして活躍していた。そしてスター犬であることから豪邸に住んでいた。そんなコニャックには、ジゼルが大好きであって、ジゼルに対して嫉妬すること、酒をやたらと飲むこと、パメラの犬芸一座の牝犬・プーピーにぞっこん惚れていた。ある晩、コニャックはコニャックをたっぷりと飲み、酔っぱらってプーピーのいるナイトクラブに行った。そしてそこで一座のフルート吹き・テリーと出会い、意気投合し、テリーのアパートに行った。そして朝までそこで寝込んでしまった。一方、ポンションは、コニャックがいなくなったということで大騒ぎとなった。そして何だかんだで、テリーの下に行っている事をしり、テリーのアパートに押し掛けた。が、そこでジゼルがテリーに一目惚れをしてしまい、テリーもジゼルのことを気に入ってしまった。で、テリーとジゼルはポンションの反対を押し切って結婚する。すると、コニャックが嫉妬から、テリーとジゼルの後をつけ回し、何かと問題を起こすようになった。コニャックの事に頭を悩めるテリーは、コニャックが自宅でTVに出演する際にプーピーを連れて来た。プーピーに気のあるコニャックはTV出演を滅茶苦茶にしてしまい、お小言を受けてしまう。で、これ以上ジゼルとテリーに迷惑を掛けないと決心して改心した。で、コニャックはプーピーと一緒になり、テリーとジゼルは平和な新婚生活を送れるようになった。
このジャンルの作品は、動物の可愛さが全てであって、物語の方は二の次という作品が多いのも事実である。本作もその範疇に収まってしまう作品の一つであるが、何だかんだでトニー・カーティスが存在感のあるところを見せてくれている。
尚、コメディ作品ということでは、可もなく不可もなしという平凡な作品で終わっているのが残念であるが、動物映画がお好きな方は見ておいても悪く無いでしょう。(と言っても、かつてはLDでリリースされていたものの、現在ではソフトが無い状態ですけど...)
↓本作のソフトが無いので、T・カーティス出演作品を...
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