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THE SMITHS『MEAT IS MURDER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの2nd.アルバムである。前作から1年で発表された本アルバムは政治色の強いメッセージ・アルバムとなり、賛否両論のあるアルバムである。(音楽的には評価されても、メッセージに反感を持たれていて、ボロクソ扱いされることもあるアルバムでもある。)とは言っても、本国イギリスでは1位を獲得する大ヒットとなったが、アメリカでは前作よりもチャート成績は良かったとは言っても最高位110位に留まった。

収録曲は以下の全10曲である。『The Headmaster Ritual』『Rusholme Ruffians』『I Want The One I Can't Have』『What She Said』『That Joke Isn't Funny Anymore』『How Soon Is Now?』『Nowhere Fast』『Well I Wonder』『Barbarism Begins At Home』『Meat Is Murder』。

この中からシングル・カットされたのは『That Joke Isn't Funny Anymore』である。イギリスでは最高位49位を、アイルランドで20位を記録したが、それ以外の国では惨敗ということで、シングルとしては失敗作に終わってしまった。

お薦め曲としては、『The Headmaster Ritual』『Rusholme Ruffians』『Barbarism Begins At Home』『Meat Is Murder』という所をピックアップしておくが、音楽的な面でのチョイスであって、歌詞の内容のことを無視していることをお断りしておく。

歌詞が余りにも過激であるということで、彼らの熱烈な支持者には熱狂的に支持されているが、そうでない人にはボロクソ/ゴミ扱いで、無視されているアルバムでもある。(音楽的には面白い所があるだけに、ゴミ扱いするには勿体ない内容である。)筆者も歌詞に目をやると、反感を持ってしまう曲があるのも事実である。が、音楽的な点ではシンプルなロックをベースにしていて、派手なだけの余計な飾りが無いというのは面白い所でもある。

楽曲はメロディと歌詞の双方があって成り立つものであり、そこにミュージシャンのプレイが加わって評価されることになる。本アルバムの内容は、歌詞の点では余りにも過激であるため、それによって評価の点では大損をしているが、その「歌詞」という部分を除外しても、本アルバムには評価される部分がある。ということで、音楽的な部分では聴き所があるアルバムとして、一度は聴いておくことをお勧めするアルバムである。(歌詞の事では二度と聴きたくないですが...)

 

Meat Is Murder

Meat Is Murder

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros UK
  • 発売日: 1993/11/10
  • メディア: CD

ミート・イズ・マーダー(紙ジャケット仕様)

ミート・イズ・マーダー(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/13
  • メディア: CD

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