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「WHO FRAMED ROGER RABBIT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「ロジャー・ラビット」である。実写とアニメとを合成した作品というのは以外と古くからあるのだが、自然な感じの作品というのは殆ど無かったこともあって、この手の作品は酷評されていたのだが、特撮で次々と新しい技術を開発したILMと、アニメの大御所として知られているディズニーとが組んで、それまでの定評を覆した作品である。

作品データを記しておくと、時間は104分、原作はゲイリー・K・ウルフ、監督はロバート・ゼメキス、脚本はジェフリー・プライスとピーター・S・シーマンの2人、撮影はディーン・カンディ、特撮はILM、音楽はアラン・シルヴェストリである。そして出演は、ボブ・ホスキンス、クリストファー・ロイド、ジョアンナ・キャシディ、スタッビー・ケイ、アラン・ティルヴァーン、たち、声の出演はチャールズ・フライシャー、キャスリーン・ターナー、エイミー・アーヴィング、たちである。

1947年、ロスの東部にはアニメーションの登場人物たちが住む町・トゥーンタウンがあった。この町の人気者であるロジャーは仕事に失敗、更に妻・ジェシカの浮気で、仕事に身が入らなくなっていた。社長のマルーンはそんなロジャーのことを心配し、探偵のエディ・ヴァリアントを雇い、ロジャーのジェシカの事を調べさせる。そして、ジェシカの愛人と噂されているマーヴィン・アクメとジェシカが一緒にいる写真を撮影した。が、マーヴィンが何者かによって殺されてしまったことで事情が変わり、ロジャーが容疑者となってしまった。ロジャーはエディに助けを求め、エディもロジャーを匿わざるを得なくなった。また、エディの恋人・ドロレスもロジャーに力を貸したが、ドゥーム判事の執拗な追求はロジャーを追いつめていく。ロジャーはエディの力を借りて、身の潔白と真犯人を捜し出そうとするが...

ストーリーとしては、巻き込まれ形のサスペンス映画ではよくあるパターンのものであって、しかも主人公がそれなりにピンチとなるが、窮地を脱し、悪を退治するというお馴染みのものであるので、新鮮さは全くないのだが、実写とアニメが全く違和感ない映像は、当時は新鮮であった。(その後、CGの技術革新によって、現在では本作よりも更に発展した実写とアニメ、CGとを合成した映像も珍しくなくなっていますが...)

また、カトゥーンの有名キャラクターとしてミッキー・マウス、プルート、グーフィー、ドナルド・ダックなどのディズニー・キャラクターをはじめ、往年の人気キャラであるバックスバニー、ドルーピー、ベティ・ブープ、ウッドペッカーなども登場しているということで、アメリカ・アニメがお好きな方には実に嬉しいお祭り映画になった。(映画会社の枠を越えての登場というのが「お祭り」でした。)

まあ、映像技術のレベルを知るということで、現在では資料としての価値の方が高くなっている作品であるだけに、とりあえずは見てみるのが宜しいかと...(本作も20年以上前の作品ですし...)

 

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