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ケータイ刑事銭形零17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形零」の第17話(2nd.4話)「おっちょこちょいなミステイク ~放送事故殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目の増補となる今回は、劇中に出てきたドラマ「理想の刑事」の元ネタである「ドラマ『理想の上司』」について、放送された第10話のサブタイトル「劇団ちからわざ殺人事件」にある「劇団ちからわざ」について、放送事故で放送されなかった4話のタイトル「就職戦線異状あり!殺人事件」のネタになっている「映画『就職戦線異状なし』」について、「おかしい」と首をかしげたちゃんが口にした「脚本家」について、五代さんはこう言ったことから「変更」について記します。尚、「ドラマ『理想の上司』」は「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]」で、「劇団ちからわざ」は「・4話[裏ネタ編]PART 1」で、「脚本家」は「・10話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/27付です。)

ドラマ『理想の上司』」:1997/4/13~6/29(日曜日、21時の枠(「東芝日曜劇場」)である。)TBS系で放送されたドラマである。また、全12回数の連続ドラマである。

このドラマのプロデューサは当時はTBSにいた丹羽多聞アンドリウPである。(「丹羽多聞」とクレジットされている。)ドラマ・プロデューサとしての最初の作品である。また、脚本には林誠人の名前がある。(もう1人、「楠本ひろみ」という名前もある。)ということで、セルフ・パロディと言うことになる。また、出演は長塚京三、松雪泰子、石田ゆり子、木村佳乃、沢村一樹、川端竜太、石倉三郎、前田吟、風吹ジュン、たちである。→ここに名前がある人は、「ケータイ刑事」への出演は無いですね...

また、長塚京三が演じた役名が坂本時雄、松雪泰子が演じた役名が白川万里華ということであり、この物語の劇中劇である「理想の刑事」は、主役の役名が「長塚時雄」、夏帆ポンが演じた婦警さんの役名が「松雪万里華」というようにいじっていることがわかる。

尚、最終回の視聴率が19.7%というのは、今回の物語で零ちゃんが劇中に問題として出題したことから知られるようになった。(普通は平均視聴率か、最高視聴率が語られるものであって、最終回の視聴率が語られるというのは少ない。)

内容は、お荷物OLの三人組の白川万里華(松雪泰子)、鶴田笑美子(石田ゆり子)、小林菜乃子(木村佳乃)が何かと問題を起こし、それを上司である坂本時雄(長塚京三)がフォローしていく、という物語である。

劇中劇「理想の刑事」では、上司の坂本と、OLの1人の白川しかパロッていなかったが、人数を増やすのであれば、婦人警官として「石田笑美子」と「木村菜乃子」という名前を出していたことでしょうね。また、柴田太郎さんを登場させるとしたら、沢村雄介(沢村一樹が演じた「是枝雄介」をいじった名前である。)という名前にしていたでしょうね。元ネタの主な登場人物をそのままの形にしないで人数を絞っているところは、やはり低予算のBSらしいところを感じさせてくれるところでもありますね...

劇団ちからわざ」:1996年に旗揚げされた劇団であって、主催するのは「ケータイ刑事」ではお馴染みの佐藤二朗である。1996年から、ほぼ年に1回のペースで公演を行っていて、これまでに10回の公演を行っている。第3回公演までは、佐藤二朗の作と演出であったが、1999年の第4回公演以降は、「作:佐藤二朗、演出:堤泰之」というコンビで行われている。

ちなみに、堤泰之は、1960年生まれ、1991年にプラチナ・ペーパーズという演劇の製作会社を設立する。劇団ちからわざの公演だけでなく、数多くの劇団の公演で演出を手掛けている。また、映画「スリ」や何本かのTVドラマでも脚本を書いていることでも知られている。また、多くの役者に力試しの場を提供しようというオーディションプロジェクト「ラフカット」を行っている。(1995年から)

「劇団ちからわざ」のこれまでの公演は以下の通りである。第1回公演(1996年11月)「ハーフドゥーンな男たち」、第2回公演(1997年8月)「ブリッジ」、第3回公演(1998年6月)「猫は暗闇でも目が見える」、第4回公演(1999年5月)「さきわうためにできること」、第5回公演(2001年1月)「火なら燃えなきゃ~コントはやはり芝居より軽いのか?~」、第6回公演(2002年9月)「アウチ!~死ヌマデ生キル~」、第7回公演(2004年3月)「ポウズ~さきわうためにできること・改訂版~」、第8回公演(2006年9月)「ランプ」、第9回公演(2008年1月)「ムコウカタ」、第10回公演(2009年1月)「はるヲうるひと」。

映画『就職戦線異状なし』」:1991年の日本映画である。当時はバブル景気に湧き、就職も売り手市場と呼ばれていたことで、そういうことを背景にした作品である。が、本作が劇場公開された1991年に就職活動を行っていた世代(1992年4月就職組ということになる。)は、バブル崩壊による急激な求人減となった厳しい年であった。(その後、更に「就職氷河期」と呼ばれる更に厳しい年があるが、当時は売り手市場が続いていただけに、数年ぶりの厳しい年となった。)

内容は、就職活動で奮闘する学生たちの姿を描いた青春ドラマである。バブル期の就職活動をテーマにした作品と言うことになるが、1991年公開ということでは、余りにも浮かれすぎたお気楽映画と捕らえられてしまい、タイミングが悪かったということになってしまった。まあ、バブル期の物語と思えば、こういう作品があっても宜しいかと...

作品データを記しておくと、1991年の東宝作品で、劇場公開は1991年6月、時間は103分、原作は杉本伶一、監督は金子修介、脚本は福田卓郎と金子修介の2人(脚本協力として坂元裕二の名前がある。)撮影は高間賢治、美術は及川一、音楽は小六禮次郎、主題歌は槇原敬之の『どんなときも。』である。そして出演は、織田裕二、仙道敦子、的場浩司、和久井映見、坂上忍、羽田美智子、本田博太郎、伊藤智恵理、鶴田真由、涌沢利香、かとうみゆき、津村鷹志、光石研、米山善吉、佐藤慶、前田吟、鴻上尚史、たちである。

脚本家」:映画、テレビドラマ、ラジオドラマ、演劇、アニメ、ゲームなどの仕組み、舞台装置や俳優の動作、台詞などを記した作品の元になる本(=脚本)を書くことを職業としている人のことである。尚、脚本家でも、演劇の脚本を書く人のことを特に「劇作家」と呼ぶこともあり、テレビは番組の中でもバラエティ番組などの脚本を書く人については「脚本家」と言わずに「放送作家」と呼ぶことがある。また、「脚本」のことを「シナリオ」と言うことから、脚本家のことを「シナリオライター」と言うこともある。

テレビドラマの場合は1本を1人の人で書くのが基本である。連続ドラマの場合は1人の脚本家が全ての物語の脚本を書く場合と、複数の人が何本かずつ分担して書くことがある。(地上の1クールドラマであれば前者が多いが、「ケータイ刑事」は後者である。)一方、映画の場合では、1人で脚本を書く場合と、複数の人がチームを組んで脚本を書くことがある。(黒澤明監督は特に後者の体制で脚本を書いていたことで有名である。)

また、テレビドラマでは監督と脚本は別の人というのが一般的であるが、映画では監督と脚本を同じ人が努めるというのは珍しいことではない。また、原作がある作品のドラマ化や映画化の場合は、原作者が脚本家のチームに加わって、チームとして脚本を書くことも珍しいことではない。

尚、複数の脚本家がチームを組んで脚本を書く場合、その脚本家の中でリーダーとなる人のことをチーフ脚本家と言う。テレビドラマの場合では複数の脚本が連続ドラマの脚本を書く場合では、第1話の脚本を書く人がチーフ脚本家となるのが一般的である。(→「ケータイ刑事」ではこの体制が採用されている。)尚、アニメや特撮番組の場合では「チーフ脚本家」とは呼ばずに「シリーズ構成」と呼ぶのが一般的である。但し、「チーフ脚本家」は脚本家の1人が務めるのが一般的であるが、「シリーズ構成」の場合は脚本家ではなくてプロデューサが務める場合もある。

脚本はその作品の元になるものであるが、全てが脚本通りに制作されるとは限らない。これは監督の演出によって脚本がアレンジされたり、役者のアドリブによって脚本には記されていない台詞や動作が加わることがあるためである。また、撮影時の現場で急に(内容が)変更されることもある。更に、これはテレビドラマの場合に多いことであるが、時間の関係(決まった時間に収めなければならないため)で、撮影したものの、その一部分をカットするということも珍しいことではない。よって、脚本家が完成させた脚本がそのまま映像作品として固まると言うことは無いのが普通である。(何らかの理由で、脚本を大事にする場合もあるにはありますが...)尚、映画の場合は時間的な制約ということは殆どない。

英語では「Scriptwriter」、ドイツ語では「Drehbuchautor」、フランス語では「Scénariste」、イタリア語では「Sceneggiatore」、スペイン語では「Guionista」、ポルトガル語では「Roteirista」、中国語では「劇作家」と言う。

変更」:予定や決定していた事柄を変え改めることを言う。特に、旅行の場合は、交通機関の状況によって、行程を変更せざるを得ない場合がある。(特に、飛行機や船は、悪天候の場合、欠航となることがある。また、飛行機の場合は到着地が変わることもある。)

また、良くある「変更」の例としては、会社などの「組織変更」、携帯電話の「機種変更」など、車で走行中の車線を映る「車線変更」(「進路変更」と言う場合もある。)などがある。尚、車線変更は場合によっては交通違反となることがあるので、注意が必要である。

英語では「Change」、ドイツ語では「Änderung」、フランス語では「Changement」、イタリア語では「Cambio」、スペイン語では「Cambio」、ポルトガル語では「Mudança」、中国語では「変更」と言う。

 

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4話でも「劇団ちからわざ」がネタになっていました。

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